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TOKAI ”THE REBORN”のREBORN?

この記事は2012.05.23 Wednesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
みなさんこんにちは。

先週は自然が造る金環日食や、人間が造るスカイツリー、自然と人間の偉大な作品を次々に見せられました。それなりに感動いたしましたが、ワタクシ日食は横浜にいたので曇りで見られず、スカイツリーは宮地楽器の前の交差点からチラ見するだけ。
両方TVで見るのみですっかりカヤの外でございました。

さて、人間の造ったもので偉大なものといえばトーカイのエレキギターがありますが(なんと強引な)、今回そのトーカイのご案内でございます。

70年代に良質なレスポール・スタイルのギターを追求し、"THE REBORN"と名づけられた名器たち。
その生まれ変わりであり、かつ進化しているという今回ご紹介の特別オーダー品TOKAI HLS-240SFは"REBORN”の生まれ変わりと言われております。
REBORNの生まれ変わり?というともはや輪廻転生のサイクル。占い師に見てもらえば、前世ではLSだったとか、阿頼耶識(アラヤシキ)とか、とても神々しい魂がオーラとして出ているに違いありません。
(落ち着いて考えると、何度でも生まれ変わるのはゾンビやバイオハザードなどオソロシイものばかりなのですが、商品紹介のページではイメージよくないのでこの話はこの辺で。)

tok-hls240-cs-02.jpg

TOKAI HLS-240SF。
TOKAI SUPER SHOP LIMITED MODEL
と名づけられている通り、通常のカタログには掲載されていない
TOKAI SUPER SHOPと呼ばれるディーラー(もちろん宮地楽器も!)のみがオーダー可能な稀少モデルなのですが、ただ「数が少なければ価値がある」とも言えません。
こちらのブログをご覧いただいている方々に十分「これはいいギターだ」と納得していただけるシロモノかどうか、こちらもコダワリの姿勢で詳しく見てゆきます。

tok-hls240-cs-20.jpg


今回の、材にこだわったHLS240の製作に関しては良質な木材の入手(とくにマホガニー1ピース・バック)が必須であり、完全限定で9〜10本程度しか製造できないとのこと。


製作前にトーカイの工場長やヒビキ・コーポレーションさんのお話をよーく伺って、このなんの変哲もなさそうなLPスタイルのギターが実はツボをしっかりとおさえたギターであると理解し、
これはいい音になりそうだということで、4本オーダーした次第でございます。


cut2.gif

さて、まずはHLSシリーズの自慢のスペックであるネックの仕込み角度。「サスティンとキレのよさを考慮し、ネック仕込み角度を3.8度に設定」。
オリジナルのレスポールは3度。通常のトーカイは4.5度で、今回の3.8度はその中間。


ここがどうして音に関係あるのか。
ネックの角度、ボディに対しての仕込み角を変えるということ。それは単に差込角度を変えるだけではありません。それはネックとボディの接合部分、もっと言いますとエスカッションやブリッジなど、弦振動の伝達経路に変更を強いられることになります。



*リアPUのザグリが最小限なため、マホガニー部分がほとんど削られておりません。
しかもこのマホガニーが1ピース・バックなため、豊かなサスティンを得られるのです。



tok-hls240-cs-07.jpg


従来、ネックの仕込み角度を変える場合はボディのピックアップ部のザグリを従来のままのジグでくりぬく方法が主流でしたが、今回の場合はネックの仕込み角にあわせて
ザグリを浅くする工法をとっています。これは結果としてボディ材のくりぬきを最小限に抑えることになり、ボディ部分の木材の体積を残すことになります。つまり、木の鳴りを最大限に活かすことになり、より豊かな楽器の鳴りを実現することになります。


DSC00602.JPG
ネックのジョイントはもちろんディープジョイント。
実際に接着前のギターを画像のように持たせていただきましたが、揺らしてもまったくズレたりしない精度で接合面を合わせております。
このあたりは完成してからは見えない部分ですので造る前にチェックです。ムリを承知で「このまま持ち上げていいですか?」と聞いたのですが、「もちろんいいですよ。」とニコニコしながら工場長即答。さすがは日本製。高い技術力を誇っています。


木材の仕込みに関しては十分に精度が解ったところですが、トップのカーブはオリジナルの59年製から採寸しただけあって、色気と無骨さを兼ね備えた絶妙なもの。
ボディ周りからなめるように見ていって指板のウネリあるマダガスカル・ローズウッドのあたりまで視線を移動してゆくにつれ、価格を超えたクオリティに満足感を得て、このギターに出会った至福を感じるところでございます。


tok-hls240-vf-08.jpg



ボディやネックがオリジナルに近いカーブを描いているとはいえ、ネックグリップは非常に素直なもの。クセを感じさせず、持った瞬間から手に馴染むようなものです。
実際に弾いてみますと、ネックを握る左手でも常に鳴りを感じられ、全体が鳴っているフィーリング。重量バランスもよく、ヘッドが下がったり、ムリな力で抑えつけたりすることがない、ほどよいバランスです。

アンプを通したサウンドは、ネック角度を変えたことによりフロントピックアップを1mmほどブリッジ側に寄せていることから、フロントの音がややトレブリーなのでしょうか、フロント・ミックス・リアとシームレスなトーン感覚がします。
このモデルに採用されているスプラグ・オレンジ・ドロップ・コンデンサーの相性もよく、トーン・コントロールはもちろん、ヴォリュームでもサウンドのニュアンスを変化させることが出来る、実にレスポンスのよい、コントローラブルなギターです。

ピックアップはトーカイのオリジナル「The fifty nine」。
tok-hls240-cs-12.jpg


実際弾いた印象ではミドル・ハイのあたりに盛り上がりがくるものの、クセはあまりなくスイートな音色。近年ありがちなパワー重視の歪みっぱなしなハムバッカーということはなく、良質材が作り出すレスポンスのよさやピッキング・ニュアンスをしっかり
出力します。

サウンド・クオリティでのライバルはヒストリックあたりですが、価格を考えるとこちらに軍配があがるような気がします。

良質なLPをお探しの方でギブソン・ブランドに拘らない方、ぜひお試し下さい。

カラーは2色。
CSはコチラを、VFはコチラをご覧ください。



ではまた。
  by Moda



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  • 2012.05.23 Wednesday
  • -

そりゃあ、ホンモノのほうがいいに決まってますが....。

この記事は2012.04.29 Sundayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

みなさんこんにちは。

いよいよGWに突入し、好天にも恵まれワタクシの通勤電車は行楽ムードいっぱい(泣)。どこか遠くへ行かれるのでしょうか、電車に乗り慣れない人たちが駅で「切符を買っている」姿は実に新鮮です。

でも楽器演奏者にとっては「GW=行楽地」とは必ずしも結びつかないようで、毎年この時期にしかいらっしゃれないお客様も多数いらっしゃいます。通常通り営業させていただいておりますのでぜひお立ち寄り下さい。

さて、今日ご紹介いたしますのは、LINE6社から発売されたモデリング・ギター

「 JAMES TYLER VARIAX JTV-59」
l6-jtv59-cs-01.jpg

見た目いかがでしょう?
きれいなトラ目メイプルトップ、2ハム、ノブは4つ。ローズウッド指板。今までの経験から推察するとこのギターは「立ち上がりが早く、ミドルとボトムがしっかりついてくるレスポールタイプ。良質コンポーネント・ギターで売価が25万円前後かな?」といったところでしょうか。気になるお値段はコチラでチェック

しかし、なんとこのギターは29種類ものギターサウンドが出せる「モデリングギター」なのです。
jpeg.jpg一見VOLノブに見えるコントロール部にこのサウンド・ヴァリエーション・セレクターがあり、これをクルクルと回すだけで、アラ不思議。今レスポールを弾いていたかと思うと今度はテレキャスターに、はたまた12弦ギターのサウンドにと次から次に変化します。


これらのモデリングはLINE6さんが言うには、18種の「VINTAGEサウンド」とのことですので、VINTAGEギターを扱う楽器店としてはどこまで似ているのか大いに気になるところ。


jpegtuning_knob.jpgしかも、もうひとつのノブはチューニングを瞬時にモデリングしてしまうコントローラー。これは6弦だけをドロップDにしたりオープンチューニングにしたり、ギタリストの時間短縮に大いに役立つところではないでしょうか。


実際に弾いてみます。

1.T-MODEL(3種類)
これはテレキャスターのモデリング。よくありがちな「ハイが出ていればテレキャスだ」といった乱暴なモデリングではなく、あまり目立たない低音弦部のラフさやドライブ感も出ており、よく造りこまれている印象がします。もちろん、こちらのブログをシリーズでお読みになっている方に、心から「ホンモノと同じ」とは言えません。しかしながら軽くドライブさせてレコーディングしたら、モンモノと聞き分ける100%の自信はない。そんなところでご推察ください。

2.SPANK(2種類)
これはストラトキャスター。可もなく不可もないごく標準的なVINTAGEストラトのサウンド。VINTAGEストラトは年代によって個体差が激しく、どこをモデリングすれば標準と言えるのかわかりませんが、まあ、ざっくりVINTAGEっぽい音と言えばこういうところなのでしょう。納得感ある扱いやすいサウンドです。まあ、このサウンドのみがお望みならばモデリングギターではなくレリックなどのストラト買ったほうがいいです。

3.LESTER(3種類)
レスポール。52年とか58年、61年のサウンドをベースにしたものがモデリングされています。これは本当にレスポールに近い、というよりもこのシェイプ(JTV59)を試奏している演奏者にとってもっとも自然なアウトプットです。弾いているボディの振動、ネックでの左手の感触など、このギターがふつうにピックアップから出している音に近いからでしょうか。

4.R-BILLY,CHIME,SEMI,JAZZBOX(全部で8種類)
ここからはハコもの。前出のソリッドと違い、ハコの鳴りもピッキングのあとついてきます。すべてそこそこいい線行っていますが、CHIMEに入っているリッケン12弦サウンドはいいですね。さすがにこれ一本だけで聞けばモデリングとわかりますがバンド・アンサンブルにまぎれたら聞き分けられないのではないでしょうか。リッケンの12弦はお持ちのかたはお分かりいただけると思いますが、チューニングは非常に面倒。これ一本でそこそこの音が出るのなら、他人に頼まれて一曲だけビートルズをやるようなライブならキマリです。

5.アコースティック(5種類)
answer_08.gif
世の中に多くあるアコースティックギター・シミュレーターは「アコギの音がする」と思って弾くと、一番ガッカリするところなのですが、近年そのガッカリ感の程度は日テレ風に表現すると、「がっかりす」から「まあまあすっきりす」のレベルまで上がってきており、このモードもバンドの中のアコギ的エッセンスであれば十分に通用するレベルです。


6.エクレティック(5種類)
ここではドブロ、シタール、バンジョーのサウンドが出てきます。ロックなステージではこちらは一曲を通してそればっかり鳴っている場面は少ないと思われますので、アクセント的に使うには十分なレベルです。特にチューニングがノブ一つで瞬時に変えられるVARIAXの場合このような飛び道具的な音色に一番恩恵があるように思います。

さて、全部コトバでご説明いたしましたが、アマチュア・ギタリストがライブを行う際、超便利なのではないでしょうか。
昔の友人と久しぶりの飲み会を兼ねた40分くらいのライブ。

曲は、
ブラウン・シュガー、ホテル・カリフォルニア、ブラック・ウオーター、愛という名の欲望、ハード・デイズ・ナイト...。
少なくとも4本のギターを持って行って、チューニングの時間をヴォーカルの奴につないでもらい、曲間はギターを持ち換える....。忙しい、忙しい。
あとの打ち上げも大変。高いギターを4本も居酒屋に持ち込み、座布団一枚分が自分のギター置き場。車で来るから酒も飲めず....。

l6-jtv59-cs-09.jpg
そんなときはこれ一本持っていけばいいじゃないですか。
ホンモノVINTAGEでキメるときは、また別にキメましょうよ。


・・・ちなみにモデリングは18種類がVINTAGEサウンド、10種類がアコースティックなど。
ん?18+10=19? 1コ足りませんがこれはモデリングしていない、ふつうの2ハムのギターとしてのリアルサウンドでした。こちらも良質です。

ギターのサウンドに対してすごくコダワリのある方ほど、ホンモノとのいろいろ違いを指摘したり、違和感を感じたりは当然のご反応をいただいておりますが、自分が経験してきた様々なギターサウンドを一本で入手でき、いろんな楽しみ方ができる。まるでギターの遊園地で遊んでいる感じ。なんだかんだ言っても一本でこんなに楽しめるギターはありません。


ぜひお試し下さい。


ではまた。
                                                                                                 by Moda


追記:な、な、なんと!
LINE6社が宮地楽器ZIPPAL HALL開催
「ミヤジ・オヤジ・コピーバンド・フェスタ MOCF」

協賛が決定!
優秀バンドにはこちらのギターをプレゼント!
詳しくはコチラからどうぞ。

LINE6さんのサイトでもご覧いただけます。
コチラからどうぞ。

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  • 2012.04.29 Sunday
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ついに!? 動画で店内ご紹介

この記事は2012.04.25 Wednesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
みなさんこんにちは。

ギタリスト斎藤英夫さんがやっているU-STREAMのプログラムで「中屋美彩紀プロデュース・セッション」というのを宮地楽器から中継を行っているのですが、ご覧いただいた方はいらっしゃるでしょうか?

こちらのプログラムは中屋美彩紀さんのデモをレコーディングする風景をリアルタイムで配信しているのですが、ちょっとキャラがツボります。
ワタクシも今回は店内を案内するというのでちょっとだけ出演しております。ぜひご覧になって下さい。



全編見ると3時間になりますので、お時間たっぷりご用意を!

ではまた。


by Moda
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  • 2012.04.25 Wednesday
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FENDER JAPANはエライ!2

この記事は2012.04.19 Thursdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 みなさんこんにちは

すっかり暖かくなりました。
さて、先日こちらのブログではFENDER JAPANはエライ!と称してカタログ外の商品をご紹介いたしましたが本日またスンゴいギターが入荷してまいりました。

fj-jm58-982-01.jpg


FENDER JAPAN JM66G USB/M
商品ページはコチラ。

なんと、あるまじきことか、メイプルネック!
そして、それだけでなく、ゴールドパーツ!
さらに、アッシュボディ!

FENDER USA CUSTOM SHOPじゃあるまいし、こんなハイスペックなギターが限定とはいえこの価格帯で製作できるとはFENDER JAPANの底力を感じずにはいられません。
通常のジャズマスターはご存じのようにローズ指板でアルダーBODYですから、指板とボディ材が違うことでサウンドがかなり変わることはこちらのブログをお読みいただいている貴殿にはお分かりいただけるものと思います。また、VINTAGEにご興味がおありの方はアノダイズドピックガードが作り出す、音の立ち上がりのよさ、トレブリーなヌケのよさを体験されていることと思います。

fj-jm58-982-14.jpgそのようなことを考えながらこちらのギターの画像をご覧いただきますと、ご自身の体験から、サウンドを想像される方も多いと思います。永年のお客様とのお付き合いの中で "FENDER JAPANだからこれくらいの鳴り" というモノサシをお持ちの方も多いことも理解しておりますが、そんな懐疑を払しょくして余りあるほどコレ本当によくできています。


fj-jm58-982-05.jpg
サウンドはメイプル指板が作り出す立ち上がりのよさが売り。その立ち上がりのよいサウンドをアノダイズドPGがそのまま硬質なサウンドを維持したままサスティンを伸ばし、そこまではテレキャスターのようなベルサウンドでありながら、アッシュBODYがしっかりとボトム部のサウンドをささえ、全体の音像をメリハリのあるものにしています。


30本限定ですから貴重です。売り切れていたらごめんなさい。
(とか言って、売れたらまた作るんじゃないの?などと安心していたらダメですよ。ゴールドパーツのどれが欠けても生産できませんから今回はこれっきり。)

やっぱり30周年ということで、気合い入ってます。
FENDER JAPAN。本当にエラい!

ではまた

                                                                                   by MODA
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  • 2012.04.19 Thursday
  • -

FENDER JAPANはエライ!

この記事は2012.04.07 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

みなさんこんにちは。


4月になりました。
昨年までの2〜3年はこの時期に桜が散り始め、入学式シーズンにはすっかり葉桜になっていた記憶があり、地球温暖化を感じておりました。
しかし今年はうってかわってまだ肌寒い日々。桜もやっと咲きはじめた程度。
先日などはニュースで砕氷船が北極だったか南極だったか忘れましたが氷が厚すぎて先に進めず帰ってきたとか。
こんどは地球が、日本が、実は冷え始めているのではないかとゲスな勘ぐりをしてしまうこのごろでございます。

そんな2012年の春。
30th.jpg


気がつけば、
フェンダー・ジャパンが
なんと30周年!

おめでとうございます。
フェンダー・ジャパンのHPでももちろん記載がありますが、控えめですねえー。
もう少しみんなで盛り上げましょう。
これをご覧になった音楽雑誌各誌編集長様、特集記事組んでくださいよ!書き下ろしのムックもいきましょうよ!この場をお借りしてお願いいたします。

さて、思えばフェンダーというブランドはエントリーモデルのSQUIERからマスタービルダーのカスタム・ショップまで、幅広くギターユーザーの夢をかなえてくれるギタリストのオアシス。
その中でもフェンダー・ジャパンは、フェンダーである誇りを商品化した完成度高きヴィンテージ・レプリカものや、ブランドイメージから軸足を外さない独自性を持ったオリジナル・モデルなど、我々を楽しませてくれています。

レオ・フェンダーがFENDERブランドを発足するときに持っていた企業理念のひとつに、良質なギターをユーザーに手が届く価格で提供することがありましたが、この意志を継承しているブランドこそフェンダー・ジャパンといっていいと思います。レオ・フェンダーが1952年にギターを世に出してから30年で1982年フェンダー・ジャパン発足。
そのフェンダー・ジャパンが2012年で30周年。
日本のギター製作技術をレベルアップさせ、世界中に認めさせるレベルに上げって行った歴史。海外に工場が流出していくブランドが多い中、揺らぐことなく国内生産を継続している苦労。
しかもその困難を乗り越えながら新しいアイデアを盛り込んだ魅力的な新製品の開発などで常に前進し、我々を楽しませ続けるその実績。
この場を借りて感謝の意を表します。ありがとうございます。

そんなフェンダー・ジャパンですが、神田商会という会社がディストリビューションしています。当店も神田店というだけあり、徒歩10分程度。昔からとてもとてもお世話になっております。
そんなご縁でこのたび当店ギター担当者セレクトでカタログ掲載外の神田オリジナル・フェンダー・ジャパンを厳選しました。
どれもデザイン、クオリティともに納得のギター&ベースたち。
普段は流通しないモデルですので、この機会にせひどうぞ。

全部カッコいいですよ。

詳細はコチラからどうぞ。

ではまた。

                                                                                                 by Moda

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  • 2012.04.07 Saturday
  • -

1ピックアップギターの深遠

この記事は2012.03.23 Fridayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 




こんにちはiです。

しかし前回の店長の記事、CHARIZUMAの話題は内輪ながら中々興味をそそられました。
特にピックアップのポールピースに関しては私も少しだけ弾かせていただきましたが、全く気付きませんでしたね(苦笑)。確かにあの辺のチャーさんのこだわり方は突拍子もない方向から飛んでくる消える魔球(?)の様です。右脳的と申しますか、セオリーとか先入観にぜんぜんこだわらないんだろうなあたぶん…。
で、チャーさんに憧れて、かの大崎高校に入学しようとしていたという店長の話も、私共の世代の東京人ならわかる人にはわかるという超ローカルな話題でして(苦笑)、裏の八百屋の兄ちゃんとか、戸越銀座の何チャラがとか、そんな話ばかりよく耳にします(笑)。実はこういう私の従兄弟も戸越台中学というか。あ、話がそれて申し訳ありません(笑)。

さて、突拍子も無いといえば、上の写真の4本のギターです。

1ピックアップギター…。

これほどシンプル且つ深遠な良い意味で突拍子も無い雰囲気を持つものはないですねー。

深遠=[名・形動]奥深くて容易に理解が及ばないこと。またそのさま。


1ピックアップというのは、シンプルなだけにギタリストの技量が問われると申しますか、右手と左手のニュアンス&VOLとTONEコントロールのみで全てを表現する為、強者(つわもの)ギタリストのギアーといったイメージはかなりあります。決してハイテク系ギタリストのギアーではありませんね(笑)。

例えば例をあげるなら、コチラの写真にはないですが、私の中ではレスポールジュニアが一番の代表機種の様な気もします。マウンテンのレズリー・ウエストやキース・リチャーズなんかが有名どころでしょうか。
写真はクラプトンがクリームの頃に使用していたファイヤーバード1ですがこれもカッコE!シビレマスねえー
まあとにかく、1ピックアップのギターほどロケンローな雰囲気を醸し出すものはありません。そういえばEVHもデビュー時は1ハムでした。他にもジョーン・ジェットやゲイリー・ムーアが使用していたメロディーメーカー、プリプリの加奈ちゃんが使用していたSGジュニア(統一性がなくてすみません、汗)等はヴィジュアル的にも一度観たら忘れられないインパクトが印象的でした。

そしてギブソンだけでなくフェンダーの場合忘れてならないのが、上の写真にもありますエスクワイヤーです。エスクワイヤーと言えばヤードバーズ時代のジェフ・ベックを思い浮かべますが、その他にもデュオソニック、ミュージックマスターやブロンコといったスチューデントモデルは大体1ピックアップでした。

つまり50〜60年代ギブソンのES(エレクトリックスパニッシュ)シリーズにはフロント1ピックアップものが相当数あるのですが、それらESシリーズを除けば、ギブソンもフェンダーもスチューデント&ビギナーズモデルやシリーズで言えば低価格帯のものに1ピックアップ仕様が多かった。
即ちそれらはコスト削減と共に、入門者用のシェアを狙った営業戦略的なモデルだったわけであり、決して安かろう悪かろうといったものではなく、フェンダーのブロンコなどはこのモデルの為に専用のトレモロアーム・ユニットまで作っているのですから、メーカーとしては非常にマーケットを大切にした熱が入ったモデル…というのがこの1ピックアップ仕様と言えるのではないでしょうか。


というわけで、能書きはこのくらいにして先に進みます。
何度もこちらで取り上げております、当店オリジナルのレゲエマスターですが、そもそもレゲエマスターが誕生した80年代初頭にはコチラと同じ1ピックアップ仕様しか存在しなかったんです。
違う言い方をすれば、本来レゲエマスターというのは1ピックアップ仕様だったんですねー。
しかも、その当時と同様の回路がこちらの2本には搭載されてます。
トーンノブを引っ張ると出力がパワーダウンされて(しかもハイパス的な回路なので音がこもりません)出てくるといういたってシンプルなものですが、アウトが大きめのリア用P-90を搭載した場合、ノブをPULLすることにより、よりナチュラルなP-90サウンドに瞬時に切り換えられるというわけです。これは実際に弾いてみるとその使い易さがよくわかりますね。
実はチェリーの方のレゲエマスターにはリンディーフレーリン(ブリッジ用)を載せてあり、こちらのトーン回路との相性はバッチリでした。


まあとにかく、こうして遊べる感じなのも1ピックアップの良いところでして、車で言うならセカンドカーと申しますか、低排気量だけども足を固めてエンジンをチューンナップした遊び心溢れる車という感じですか?
そしてあくまでロケンローな香りをしのばせて、しかも誰も持っていないとなれば、かなり魅力的ではあると思うのですが(笑)。
作りももちろんヴィンテージ・ギブソン&フェンダーの1ピックアップモデル同様、全くの手抜きなし!!

使い込むほどに味の出るまさに深遠なこちらのモデル、いかがでしょうか?

商品ページはコチラ→GO!!


ということで今回はここまで。ではまたー!


i

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CHARIZMA登場!

この記事は2012.03.17 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

みなさんこんにちは。


週末東京は雨。ひと雨ごとに暖かくなってゆく例年のこの時期ですが、まだまだ冬のジャケットなど着なければ耐えられません。季節の変わり目。体調などお崩しにならないようお気をつけください。

さて、暖かくなる日を待つまでもなく、それを通り越してアツいギターが入って来ましたので、弾いてみます。

なんと、お待たせCHAR_1.jpg




FENDER CUSTOM SHOP CHAR SIGNATURE
 "CHARIZMA"。





「チャーイズマ?」いいえ「カリズマ」です。
「カリスマ(CHARISMA)」ですとウィキペディアでは「特定の個人、身分、社会組織、象徴、事物などに、他とは異なる超自然的、超人間的、非日常的な力や性質がそなわっていると認識される場合に、それらのもつ特質をカリスマという」とあります。

CHAR_2.jpgスペルの"S" を "Z"に変え "CHARIZMA"としたのにはBEETLE の"E"を"A"に変えBEATLESとしたようなロックな洒落ゴコロを感じますが、このギターはその名の通り超自然的、非日常的なのでしょうか?さっそく試してみます。(*本来は店頭在庫をご紹介するのですが、今回は売約済のものをお客様に特別に許可をいただき試奏させていただいております。W様ご協力ありがとうございます。)


昨年夏から待ちに待ったCHARシグネイチャーです。
思えばワタクシ幼少の時代から東京は城南地区に生まれ育ち、ウラの八百屋のお兄ちゃんがCHARさんと同級生だったり、CHARさんにあこがれて自分も大崎高校に入ろうとしたり、ワタクシにとっても人生に少なからず影響を与えるカリスマ的存在でありました。
こちらのブログ「ロック弦な日々」でよくお目見えするベテランスタッフIにとりましてもそれは同じこと、若き日々に魂を投げ打ったCHARさんですから、今回のFENDERからの発表には心からスタッフ一同興奮いたしました。

さて、実機です。カラーは銀煤竹(ぎんすすだけ)。第一印象はWEBや雑誌で見ているものより、濃い目な印象です。多くのギターファンはご経験があることと思いますが、レイクプラシッド・ブルーやバーガンディ・ミスト、アイスブルーなどの中間色は写真で表現するのが非常に困難で、WEBや雑誌で見たものを実際に楽器店で見ると色あいが違ったりします。ご多聞に漏れず、こちらのカラーも中間色ですので文章で表現するのがとても難しいものです。実機を前にしましても光の加減で色味が変化していますので、何枚かある画像でご想像していただければ幸いです。多くの画像は薄目のバーガンディ・ミストっぽい明るいカラーで映っていますが実機は茶色に近いです。西洋イメージのエレキギターのカラーとしては地味ですが、和のテイストで理解すると上品で文化的な奥行きを感じることができます。(ますますわからなくなりましたね?失礼いたしました。)


CHAR_5.jpgさて実際に構えてみますとまず感じるのはネックのフィーリングがきわめてスムーズであることです。こちらは59年スタイルのCシェイプということですが、指板表面のエッジ部をごくわずかにスキャロップさせており、グリップ感がしっくりくるCシェイプをよりスムーズなものにしています。フレットのファイリングもヴィンテージ・タイプのものとは違い、トップ部分はわずかにカマボコ型に加工、弦との接点部分面積を小さくしてサスティンを通常のストラトとは異なものにしています。

このネック周りの設計はこのギターの音色をある程度決定つけていると見え、出荷時にはフローティングさせているブリッジ部とともに生音を個性的なものにしています。
CHAR_3.jpg
実際のサウンドは通常のヴィンテージ・ライクなストラトとは一線を画し、枯れたような味付けはなし。特にサウンドにクセは感じられませんが、全体的にデッドなどなくローからハイまでよく出ます。印象的には ”元気な"ものです。


ボディはアルダーです。オペイクなため、目がどのようにとられているかわかりませんが、セレクテッド・アルダー材は2ピーズでネックとの重量バランスを重要視しているとのこと、さすがに全体の持った感じはよいものです。
CHAR_4.jpgピックアップはすこしパワーがあると感じたのですが、よーく見るとポールピースの高さが普通のフェンダーと違います。
2弦のポールピースが普通のものと違い、少し高くしてあります。これはフェンダーギターの歴史のなかでは革命的なことです。1弦から6弦までデッドなく抜けてゆく爽快さはこのあたりがツボなのでしょうか、このピックアップは市販してもいいのではないかと思います。

「ギターはよくわからない」などとうそぶいていられるCHAR様ですが、当人の名前を冠したシグネイチャーは目立たないところで細部にまで今までなかった仕様が盛り込まれ、現場で使える「最高の仕事の道具」として製作されています。
数十年もギタービジネスの第一線にいらっしゃる方のノウハウが投入されたこちらのギター、カリスマのように非日常的に魅力があるわけですが、細部まで作りこめたのはCHARさんの、「なさそうでいて、ありすぎるギターに対するコダワリ」の具現化といえます。

うーん。いいギターです。


ではまた。


by MODA


*入荷の予定などは直接お問い合わせ下さい。



現在決算セールは中古WEEK突入中。
201203kessan_title.jpg

リストはこちらからチェックしてください。

 


 


 

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  • 2012.03.17 Saturday
  • -

BOOST MANIA開催中

この記事は2012.03.10 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 皆さんこんにちはiです。

今回決算セールに伴いましてBOOST MANIAというクリーンブースターからファズブースターまでよりどりみどりなブースターを集め、展示販売(3/3〜3/30)をいたしておりますが、早速こちらのブログでもテーマにしてみたいと思います。

ところで、実はこちらのブログのアクセスキーワードで数年トップに君臨しておりますのが“クリーンブースター”であり、いまだにそうであるのは、ひとえにここにいらして頂いている方々がブースターにご関心があると考え、今回こちらのフェアを思いついたわけです。
が、すでに何度もブースターに関しましてはこちらで触れてきており、何か新しい話題をご提供するとしたら手前味噌で申し訳ありませんが、当店イチオシのブースター“LOUD&PROUD THE CRUNGE BOX”の装いも新たに新発売!という話題と昨年12月に発売いたしましたファズ(ブースター)LOUD&PROUD THE FUZZ BOXとなるわけであり、あまりにも手前味噌過ぎてくどいかな?などと考えるわけです(笑)。

ですので、今回は以前に私が書きましたブースターに関します過去記事を僭越ながらリンクさせていただきました。
随分前に書いた記事もございますので、話題が重複して若干くどかったり、読みづらかったり、そして取り上げた機種以外でも近年様々な製品が発売されております。
こちらは皆さんの充実したミュージックライフの為の僅かなご参考になればという、独断と偏見の意見であるのはこの際ご容赦下さいます様お願いいたします。

そして年月順に並べてありますので、よろしければ最初から、ご興味ある方は是非お読み下さいます様重ねて宜しくお願いいたします(今回は固いな少し、汗)。


クリーンブースター

自分に合った歪み系エフェクターを探す その7。

自分に合った歪み系エフェクターを探す その8。

自分に合った歪み系エフェクターを探す その9。

自分に合った歪み系エフェクターを探す その10。

自分に合った歪み系エフェクターを探す 最終回。

新年早々ブースターのお話です

やはりこの秋もブースターが来てます


尚、自分に合った歪み系エフェクターを探す 最終回で取り上げておりますのが、今回LOUD&PROUDブランドで新たに発売となった“THE CRANGE BOX”です。

そんなわけで、BOOST MANIA絶賛開催中です。


ご来店お待ちしております。


 

201203_booster.jpg 


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決算セールはじめました。

この記事は2012.03.04 Sundayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
みなさんこんにちは。
 
さて、「まだまだ寒いですね。」と書くと暖かくなり、「暖かくなりましたね」と書くと寒くなる。事項のあいさつムズカシイ季節でございますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?この時期の気候は「三寒四温」といわれますが、今年は寒い日が多いように感じます。
半期に一度の決算セールはじめました。
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特価品がぞくぞくアップされてゆきますのでチェックしてみてくださいね。
そして、ギタープレイヤーの方に昨今特に興味津々と思われるのが、クリーン・ブースター。
今回はグーンとお買い得なモノに加えて、OD系ブースターやファズ系ブースターをも集めてスタッフが厳選した
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暖かい日にお散歩がてら弾き倒しにいらっしゃいませんか?

ではまた。

by MODA
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  • 2012.03.04 Sunday
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アンプラグドの前と後 その2

この記事は2012.02.25 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 皆さんこんにちはiです。

ではでは前回からの続きです。
いわゆる本来のアコギを拡声させるアイテムがハイランダーPU登場あたりから性能が飛躍的に向上し、それがタイミングとしてMTVアンプラグドブームの前後ではないか?と申し上げてこの間は終わりました。

それではその頃他にどのようなピックアップが登場したのかと申しますと、まずはフィッシュマンのアクティブピエゾタイプがあげられます。これはハイランダーと同様のアンダーサドル・ピエゾタイプのアクティブピックアップでアウトプットジャックの内側(ボディー内部)にプリアンプが内蔵されたもので、97年にはギブソンのアコエレニューモデルCLシリーズに装着されました。
ちなみに写真は最近のギルドですが、こちらにもフィッシュマンのアコースティック・マトリックスが搭載されております。
※GUILDのページはコチラへ!

そしてフィッシュマンと言えばレアアースというマグネットピックアップの登場もかなり衝撃的でしたね。マグネットPUなのにプリアンプ搭載で水銀電池で駆動する、しかも、アコギ独特の高域(チリチリ感)も出て、レンジが広くクリアーなわけです。こちらのPUも当店では随分お客様にオススメし、販売してまいりました。あのエリック御大も一時使用していたのでだいぶそれも影響したのでしょうが。


さて、それとだいたい時を同じくしてLRバッグスのアコースティックプリアンプDIが登場し人気を博すわけです。
どのような製品かと言えば、通常PAミキサーにアコギのライン信号を送る際はダイレクトボックスというものを使用し、信号のインピーダンスを変えるわけですが、そのダイレクトボックス(DI)にプリアンプ、つまりアコギ用のイコライザーやらハウリングを防止するためある周波数をカットする機能やらを付けたものですね。こちらの登場は革新的で当時の高性能ピックアップがより活かされました。
その後同じような製品が国内大手エフェクターブランドからも出ましたが、いまだにこのLRバッグス“PARA ACOUSTIC DI”は定番として人気があります。
LRバッグスもその成功に乗じてか?その後はピックアップ本体も販売、人気に繋がります。そんなピックアップの代表選手がエレメント・アクティブでしょうか?これはハイランダーより癖がなくナチュラルということで、愛好者も多く、後にギブソンのギターにも搭載されていくわけです。

またその後はLRバッグスもアクティブのマグネットPUを発売し、現在においてはピエゾとマグネットのミクスチャーやらピエゾとエアーマイクのミクスチャー(こちらはハイランダーが先行発売しましたね)、またはマグネットとエアーマイクのミクスチャーやらほんとに多種多様、現時点ではどのメーカーのどのピックアップも性能的には甲乙つけがたい、つまり好みで決める!といった状況になっております。


そこでっ、当店でご提案いたしますのがこれらのいわゆるメインストリームなブランドはひとまず置いておき、どこか特化したピックアップはないものかと考えていたところに思いついたのが以下の2機種でした。

1.MiSi acoustic trio

2.EMG ACS

ではこれらのピックアップの魅力からまずは入ります。
MiSi(マイサイ)に関してはピエゾタイプのPUですが、そのサウンドが特にナチュラルでクリアーであるのが魅力です。某K商会のSさんという伝説のリペアマンの折り紙つきなので、私の言うことに説得力がないと思われる方の為に一応申し上げておきます(笑)。
ただし、私の印象からするとフィンガー奏法に向いている気がいたします。フラットピックで派手にやると多少ブーミーと申しますか、若干腰がないかなと。つまり非常に繊細なサウンドのするピックアップでして、取付けも実は繊細なのです。ですのでこちらのPUに関しては現在メーカーにて取付けを行なっております。
あとMiSiの強力な魅力というのが、9V電池や水銀電池駆動でないことです。充電式なんですねー!専用のACアダプターで充電するのですが(ナナナント、60秒の充電で16時間使用可能!!)、これは電池代の節約には非常に良いです。
以上がこちらの魅力。他のどのピックアップより特化しているところです。

では次にEMG ACSです。こちら見た目サンライズみたいですが、ちょっと違いますね。サンライズはとても素晴らしいピックアップであり、現在もマグネットPUの金字塔として君臨していますが、サンライズの魅力を100%出すには専用のプリアンプが必要です。こちらと本体を同時に購入した場合、金額的には相当な額になってしまいます。ですので、どちらかと言えばプロユースなピックアップと言えますね。

で、EMG ACSに関してサンライズと似てるのは見た目だけなのですが、EMGというのはアクティブピックアップメーカーの大御所、ハシリのようなブランドでして、エレキギターはもとよりエレキベースのピックアップも様々なプレイヤーに評価されてきた老舗です。
なのでこちらのアコギ用マグネットPUももちろんアクティブで、EMGの音がします。フィッシュマンやLRバッグスがより生ギター的な音の拡声アプローチをしているとしたら、こちらは少し違って本来のEMG的(?)バタ臭さがありますね。これを独断と偏見で一言で言うならば、シングルノートのアプローチに非常に向いたピックアップと言えます。
よって使用しているミュージシャンもジャズフュージョン畑の方が若干多く感じるのは私だけでしょうか?つまり生ギターのサウンドの中でシングルノートでより立つ音を求めるのであれば一度お試し下さい。このサウンドに関しては当店店長が弾いている画像のサウンドをご参考いただければと思います。→コチラ
エフェクト乗りが非常に良いのも確認出来ますね。こちらもある意味で特化したピックアップだと言えるのではないでしょうか?


そんな感じでまるで対極的なふたつのピックアップをアンチメインストリームとして(別にアンチではありせんが、笑)オススメしているのはこのような理由からです。


さて、というわけで前回書かせていただいた
「では実際自分にはどんなピックアップが合うのか?」
「マグネットとピエゾではどちらが良いのか?」
ということですが、またまた長くなってしまいましたのでまたの機会に持ち越します…というのもまずいので(汗)、取り急ぎ簡単に申し上げますと、

出来る限り自分のギターに傷を付けたくない、あるいは生音を絶対に変えたくない方は間違いなくマグネットです。
あと、バンド(ドラムやベースがいる)の中で音を立たせたいという方はなるべく倍音の少ないたとえばオベーションの様にブリブリ原音が来るものが良いのですが、それではなんだかなあ〜の方にはやはりマグネット系はオススメかもしれません。なぜならばエレキのピックアップ方式と同じだからで原音が太いというのとアンプやエフェクターと相性が良いからです。ピエゾはどうしても振動を拾っている為倍音が多く、結果他のパートに消されてしまう傾向はあるかと。(ちなみにオベーションはピエゾですが、おそらくボディーの構造上倍音を少なくしている模様)
そして逆によりアコースティックなサウンドアンサンブルに於いて使用される方はマグネットでもピエゾでもどちらでも良いかと思いますが、ご自身のプレイスタイルは非常に大切です。
フィンガーか、フラットピックか、シングルノートを弾いた時に立たせたいか、邪魔でないバッキングサウンドを求めているのか、あるいはダイナミクス優先かなどなど、ご自身のプレイスタイルとピックアップとの相性、それらを複合的に考えた選択が重要になります。

今回私共はMiSiとEMGに限ってオススメしてまいりましたが、アコギのアコエレ化のご要請は随時受け付けております。是非ご来店、またお問い合わせいただきたく宜しくお願いいたします。

ではまたー!


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  • 2012.02.25 Saturday
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