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LOUD&PROUDの動画アップしました!

この記事は2012.06.08 Fridayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
皆さんこんにちはiです。

シンコーミュージック刊「THE EFFECTOR BOOK Vol.16 JAPANESE FUZZ特集」も無事に発売され、いよいよこれからが本番となりました。
そんなわけで、こちらのエフェクターを使用する上で、サウンドデザインを一緒に手がけた私の「ここが売り!」的なものを僭越ながら書かせて頂きます。

まずは「THE FUZZ BOX」から行きましょう。



こちらのファズの最大の魅力と申しますか、開発の上でこだわった部分はギタリストの右手のコントロールにいかにエフェクター本体が追従し、しかもGのVOLを絞った時に倍音を伴った綺麗なクリーントーンが再現出来るか、しかもヴィンテージパーツに頼らずにそれが出来ること。その際、音痩せや無駄な低域による音の篭りがないこと。これが一番のこだわりであり、開発の上での難関でもありました。
たとえばロック黄金期のギタリストであるジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジなどは盛んに右手でVOLやTONEのコントロールを行い(ピッキングの強弱も含め)、マーシャルアンプをドライブさせながら多彩で艶のあるトーンを奏でておりますが、まさにそのようなコントロールに対応出来、このファズ一台とアンプのみでプレイヤーが1ステージこなせるほどのクオリティーを持ったファズを目指したつもりでおります。
よってこちらのファズに関しては、超過激だとか、飛び道具だとか、そういったジャンルのものではなく、あくまで王道の歪み(ロック黄金期の)の補助的役割を目指したものであり、正確にはファズブースターと表現するのが正解かもしれません。
またもちろん、肝心なファズサウンドの方も渾身のこだわり方でデザインしており、最終的に何度もダメだしをしたのはそのサウンド部分でした。よって、基本的にはギターにレンジを合わせ、たとえばレスポールのフロント時にブーミーにならない様な音色を選ぶことにより、本体のゲインをMAX近くにすれば、クリーンに設定したアンプでも太く過激でサスティーンに富んだサウンドを得ることが出来ました。

今回試奏いただいた坂本夏樹くん曰く、そのサウンドを「グレてる」と表現していましたが、これは開発者といたしましてはとても嬉しい一言でした。また、「ニール・ヤングのデラックスアンプのギリギリのブリブリ感と同様な音がする」ともおっしゃっていただきました。
人により感じる印象は違うとも思いますが、私にとっては意図する方向、つまりロック(真面目<本気/マジ>な不良)の匂いを嗅ぎ取ってくれて、本当に嬉しく感じた次第です。


では次にブースターである「THE CRUNGE BOX」について語らせて下さい。



こちらは以前、当店オリジナルブースターとして発売しておりました、宮地楽器とLOUD&PROUDとの初のコラボレートエフェクター「LOVE STAR DRIVE“THE CRUNGE BOX”」をあらためましてLOUD&PROUDブランドで発売したものです。よって中身は全く同じです。
実はこちらの開発秘話ですが、元々これは当店(LOUD&PROUD)がモディファイし、販売していたヴォリュームペダル・ブースター「ANNA CRUNGE」(KORG XVP-1にブースターを搭載したもの)があまり売れなく(苦笑)、販売中止にした時に、ブースターのサウンド・クオリティーの高さに私的に超未練があり、あらためてブースター単体として試行錯誤の結果生まれたものでした。
こちらを発売した時はすでに名器と呼ばれる様な様々なブランドのブースターを当店では販売しており、その市場に参入することの無茶さも、身の程知らずさも重々承知の上でしたが(笑)、販売するにあたってはどうしても譲れない何か?が私とLOUD&PROUDのS氏の中にあったのは確かでして、こちらも長い時間をかけ改良に改良を重ね発売に至ったわけです。
ですので、THE EFFECTOR BOOKでもリポートされております様に、いわゆるシンプルな回路を持ったブースターとは全く違います。当然のことながら、右手のコントロールに対するレスポンスのこだわりはもちろんですが、こちらの一番の売りはチューブアンプがクリップする寸前の絶妙なミッド感とその音圧の再現にあります。
何はともあれ私なんかの理屈より、そのサウンドを聴いていただいた方が早いと思いますので、是非以下の動画をご覧いただきたいのですが、ちなみにこちらのブースターを音が気に入ったということで最初に購入していただいたのがこの坂本夏樹くんでした。
最初は自分のバンドの為といい買われましたが、最終的には仕事でも使用していた様です。
いや〜〜ホントいろいろありがとうございます。

そんなわけで、こちらの魅力を十分にお伝えしたい為、ファズ、ブースターともに10分弱という長さの画像になっております。ごゆっくりそのサウンドをご確認下さいます様、ヨロシクお願いいたします。
ではまたー!

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She Her Her Hers official web site
チリヌルヲワカ official web site

THE FUZZ BOXサンプル動画
http://www.youtube.com/watch?v=env14L7jvvw&feature=player_embedded

THE CRUNGE BOXサンプル動画
http://www.youtube.com/watch?v=4O08GKJCe-A&feature=player_embedded


LOUD&PROUD商品ページはコチラ
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モデリング・ギターもう一丁!

この記事は2012.05.30 Wednesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

みなさんこんにちは。


今週はやや暑い日が続き、夏の訪れを確実に感じる陽気となりましたがみなさまお元気でしょうか?


つい先日こちらのブログでモデリングギター「LINE6 JAMES TYLER VARIAX」についてご案内差し上げましたが、今回はまた別のアプローチを行ったモデリングギター
「ROLAND VG STRATOCASTER G-5」をご紹介します。

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商品ページはコチラ→GO


さて、先日のVARIAXはLINE6とJAMES TYLER のタッグ。今回はROLANDとFENDERのタッグ。ブランドを超えた組み合わせは、まるで「武藤・小橋組 vs 秋山・大森」の豪華版プロレスを見ているかのようです。両社リングインした宮地楽器神田店より実況させていただきたく存じます。

VARIAXについては先日のブログでお伝えしました通りでございますので、再度お読みいただくといたしまして、今回はVGストラトの実力を探ってみたいと思います。

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ギターシンセやCOSM、VGなどのサウンド・シミュレーション技術をほぼ一社で切り開いていった感のあるROLANDですが、その熟成度がどんな具合にギターに投入されているのでしょうか。見てゆきましょう。




サウンドの核となる技術はROLAND社が永年かけて熟成してきたCOSM(Composite Object Sound Modeling)という、原振動(音の元)が、人間の耳に達するまでの過程にかかわる物体の構造、素材、電気系、電子系、磁気系などのオブジェクトを最先端のDSP技術で再構築する技術です。つまり出音の音ツラだけをサンプリングするのではなく、音源から耳に到達するまでのファクターをDSP技術でシミュレートしているのです。
すでに我々ギター弾きには数年前からBOSSのアンプやFBM-1 Bassman/ FDR-1 Deluxe Reverbなどのエフェクターでその技術の恩恵を受け、耳にしています。ここまで先進技術を使われていますと、いい音に聞こえてくるものなのですが、それはプラシーボ効果。先入観をできるだけ排して冷静に弾いてみます。

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ギターの種類としては「ノーマル・ストラトキャスター」,「モデリング・ストラトキャスター」、「テレキャスター」、「ハムバッキング」、「アコースティック・ギター」の5種類のモードを搭載。5ウェイ・スイッチにより、どのモードでもピックアップの組み合わせによる音色変化が楽しめます。しかも、アコースティック・ギターのモードでは、ジャズ・ギターやシタールの音色。


ひとつづつ弾いてみます。
1.「ノーマル・ストラトキャスター」
このモードはシミュレーションではなく、このギターの木材と電気的ピックアップが拾う、素のサウンドです。もっとも基本となるアルダーボディのストラトとしてのポテンシャルが試されます。ノーマルというだけあって、この音色はあたりまえながらふつうなストラトの音。アメリカン・スタンダードに代表されるクセのない、しかしながらエフェクトのノリがよさそうな素直なサウンドはさすが。


2.「モデリング・ストラトキャスター」
COSMでモデリングされたサウンドということですが、こちらもノーマルに近い自然なストラトサウンドがします。ややピックアップを交換したようなミッドがシフトしたような音色ですが、ノーマルストラトと比較して劇的な変化は見受けられません。しかし、改めてこのサウンドがシミュレーションでつくられているものと思うと楽器としての懐の深さを感じます。1.のギターとは違う、他のストラトの個体を弾いているような感覚。この若干な違いが欲しくて大枚をはたいて楽器店を探しまわり、やっと見つけたらネックグリップがしっくりこない。というようなギター探しの経験を思い出しながら、「なるほど、これは一本で済むのか。こりゃ便利。」とうなづくワタクシでございました。


3.「テレキャスター」
テレキャスターをかき鳴らすということは、「板と棒切れが作り出す弦振動を左手や腹に受けながらカッコよく」やりたいものとワタクシは考えておりますので聴感のみではテレキャスター演奏のヨロコビは語れないと常々思いっております。が、このポジションでのテレキャスターサウンドはコンテンポラリーで品のあるもの。サウンドの似ている、似ていないを語る以前に、非常に扱いやすく、エフェクトのノリなども良い心地よいものです。アンプからの出音はややトレブルを抑えたものの、テレキャスターらしいソリッドな音色が楽しめます。


4.「ハムバッキング」
どちらかというとレスポールなどの音圧あるハムバッキングというよりは、70SのFENDERセス・ラバー・ハムバッカーなどのブライトなイメージです。マホガニーボディのギブソン系のサウンドというよりはストラトのピックアップをシングルサイズのハムに変えたようなサウンドという印象です。あくまでもこのあたりはストラトの、フェンダーのハムバッキングの域を出ないお約束のもと、ヴァリエーションを増やしたもの、といえます。


5.「アコースティック・ギター」

ここはモデリングをするメーカーのウデの見せ所となるところでしょう。正直申し上げますと、ここ数年でかなりアコースティックに近いものができあがりつつあると思います。以前までのアコースティック・シミュレーションですと、弾いた演奏者に対しての生音は実感がないものの、ライブや録音するとまあまあに聞こえる。といったレベルであり、決してプレイヤーに弾くヨロコビをもたらすものではないという印象でした。ところが、今回このモードを試すにあたり、演奏者がストラトシェイプのスチール弦を聞いているにもかかわらず、ピッキングをした右手の下にあたかも木製のブリッジやブレイシングがあるかのような心地よいナチュラルなコンプ感。そしてギラつきをおさえたアコースティック感覚は演奏者に弾く楽しみやよろこびを与えるまでに至っていると実感いたしました。
アコースティックに関してはまだまだ本物と同じサウンドにするのは改善の余地があると思いますが、ライブなどで代用するには十分なレベルと言えます。
BOSSのAC3やヤマハのサイレント・ギターなどでライブを行っている方には十分満足のいくレベルです。ワタクシとしては、モロに本物そっくりなアコースティックなサウンドが出てくるよりも少しニュアンスが違ったこちらのサウンドのほうが個性を感じられ、何か新しいアイデアが生まれそうな気がしています。

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<変則チューニング>

「ドロップD」「オープンG」「DADGAD」「バリトン・チューニング」
「ギターを持ち替えることなくストリング・テンションもそのままで、さまざまな変則チューニングに瞬時に切り替えできます。 さらに、12弦ギターのモードも装備。アコースティック・ギターまたはエレクトリック・ギター、どちらでも設定可能です。」とカタログにありますが、この変則チューニング機能はこのギターのあらゆる長所のなかでも突出して素晴らしいです。

ギーギーいいながら機械的にペグを回す某社のチューニング機構よりも数段ノンストレスです。実際にこのノブを回すだけて変則チューニングにできるものは以前から出ておりましたが、非常に追従性が高いです。各弦の信号を個別に出力するディバイデッド・ピックアップのおかげでしょうか。各弦のピッチや音ツラを取り込んで瞬時に演算処理を済ませ、音程を変えて...などという工程を微塵にも感じさせないレスポンスのよさ。チューニングを変えることでは何一つストレスを感じることはありません。きわめて自然に演奏に入り込むことができます。

まとめますと、V-5はストラトキャスターを軸足に置きながらストラトの可能性を広げたモデルと言えます。モデリングギターでありながら、レスポールやセミアコ、フルアコなどには手を出さず、フェンダーのラインアップのなかでの代用をフルにカバーしている印象です。

一方、VARIAXは巾広くさまざまなギターをモデリングしており、多彩なサウンドはイマジネーションを刺激します。

個人的にはレコーディング使用にはVARIAX、ライブ使用にはV-5というのがこれらモデリング・ギター二機種の真骨頂ではないかと思います。

いずれにいたしましても、エレキギターの進化がこの二機種によってまた一歩新しいページが開かれています。ギターを演奏される貴兄におかれましては、ここで一度ギターの進化を目の当りにしていただきたく存じます。

ぜひ店頭で試奏して下さい。お待ちしております。


ではまた。

by Moda  

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  • 2012.05.30 Wednesday
  • -

撮影完了!

この記事は2012.05.29 Tuesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)




皆さんこんにちはiです。

実は今月5/31(木)に発売されますシンコーミュージックさんのムック本“THE EFFECTOR BOOK Vol.16”に宮地楽器とLOUD&PROUDがコラボレートした「THE FUZZ BOX」が取り上げられることになりました!

今回の特集がジャパニーズ・ファズということで、数ある国産ファズの中からこうして話題に上げてもらうこと自体非常に光栄なことなんですが、そんな中、以前から申し上げてきました通り、遠方のお客様でもそのサウンドをご確認して頂ける様、試聴動画をUPする為に一昨日は当方2F ZIPPAL HALLにて動画の収録を行いました!

この収録にお手伝い頂いたのは、近年売り出し中の若手プロギタリスト、坂本夏樹くんです。彼は普段からこのTHE FUZZ BOXを仕事でもバンドでもメインで使用しており、また同ブランドのTHE CRUNGE BOXも発売当初から使用しているという、まさにLOUD&PROUDの申し子と申しますか、これらの製品を開発者よりも熟知した(?)数少ないギタリストであります。

そんなわけで、只今編集中のこの動画ですが、かなり満足いく内容で撮り終えました。
是非楽しみにお待ち下さい!また、シンコーミュージック「THE EFFECTOR BOOK Vol.16」の方も是非チェックの程、宜しくお願いいたします。


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LOUD&PROUD “THE FUZZ BOX”のページは→コチラ
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TOKAI ”THE REBORN”のREBORN?

この記事は2012.05.23 Wednesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
みなさんこんにちは。

先週は自然が造る金環日食や、人間が造るスカイツリー、自然と人間の偉大な作品を次々に見せられました。それなりに感動いたしましたが、ワタクシ日食は横浜にいたので曇りで見られず、スカイツリーは宮地楽器の前の交差点からチラ見するだけ。
両方TVで見るのみですっかりカヤの外でございました。

さて、人間の造ったもので偉大なものといえばトーカイのエレキギターがありますが(なんと強引な)、今回そのトーカイのご案内でございます。

70年代に良質なレスポール・スタイルのギターを追求し、"THE REBORN"と名づけられた名器たち。
その生まれ変わりであり、かつ進化しているという今回ご紹介の特別オーダー品TOKAI HLS-240SFは"REBORN”の生まれ変わりと言われております。
REBORNの生まれ変わり?というともはや輪廻転生のサイクル。占い師に見てもらえば、前世ではLSだったとか、阿頼耶識(アラヤシキ)とか、とても神々しい魂がオーラとして出ているに違いありません。
(落ち着いて考えると、何度でも生まれ変わるのはゾンビやバイオハザードなどオソロシイものばかりなのですが、商品紹介のページではイメージよくないのでこの話はこの辺で。)

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TOKAI HLS-240SF。
TOKAI SUPER SHOP LIMITED MODEL
と名づけられている通り、通常のカタログには掲載されていない
TOKAI SUPER SHOPと呼ばれるディーラー(もちろん宮地楽器も!)のみがオーダー可能な稀少モデルなのですが、ただ「数が少なければ価値がある」とも言えません。
こちらのブログをご覧いただいている方々に十分「これはいいギターだ」と納得していただけるシロモノかどうか、こちらもコダワリの姿勢で詳しく見てゆきます。

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今回の、材にこだわったHLS240の製作に関しては良質な木材の入手(とくにマホガニー1ピース・バック)が必須であり、完全限定で9〜10本程度しか製造できないとのこと。


製作前にトーカイの工場長やヒビキ・コーポレーションさんのお話をよーく伺って、このなんの変哲もなさそうなLPスタイルのギターが実はツボをしっかりとおさえたギターであると理解し、
これはいい音になりそうだということで、4本オーダーした次第でございます。


cut2.gif

さて、まずはHLSシリーズの自慢のスペックであるネックの仕込み角度。「サスティンとキレのよさを考慮し、ネック仕込み角度を3.8度に設定」。
オリジナルのレスポールは3度。通常のトーカイは4.5度で、今回の3.8度はその中間。


ここがどうして音に関係あるのか。
ネックの角度、ボディに対しての仕込み角を変えるということ。それは単に差込角度を変えるだけではありません。それはネックとボディの接合部分、もっと言いますとエスカッションやブリッジなど、弦振動の伝達経路に変更を強いられることになります。



*リアPUのザグリが最小限なため、マホガニー部分がほとんど削られておりません。
しかもこのマホガニーが1ピース・バックなため、豊かなサスティンを得られるのです。



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従来、ネックの仕込み角度を変える場合はボディのピックアップ部のザグリを従来のままのジグでくりぬく方法が主流でしたが、今回の場合はネックの仕込み角にあわせて
ザグリを浅くする工法をとっています。これは結果としてボディ材のくりぬきを最小限に抑えることになり、ボディ部分の木材の体積を残すことになります。つまり、木の鳴りを最大限に活かすことになり、より豊かな楽器の鳴りを実現することになります。


DSC00602.JPG
ネックのジョイントはもちろんディープジョイント。
実際に接着前のギターを画像のように持たせていただきましたが、揺らしてもまったくズレたりしない精度で接合面を合わせております。
このあたりは完成してからは見えない部分ですので造る前にチェックです。ムリを承知で「このまま持ち上げていいですか?」と聞いたのですが、「もちろんいいですよ。」とニコニコしながら工場長即答。さすがは日本製。高い技術力を誇っています。


木材の仕込みに関しては十分に精度が解ったところですが、トップのカーブはオリジナルの59年製から採寸しただけあって、色気と無骨さを兼ね備えた絶妙なもの。
ボディ周りからなめるように見ていって指板のウネリあるマダガスカル・ローズウッドのあたりまで視線を移動してゆくにつれ、価格を超えたクオリティに満足感を得て、このギターに出会った至福を感じるところでございます。


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ボディやネックがオリジナルに近いカーブを描いているとはいえ、ネックグリップは非常に素直なもの。クセを感じさせず、持った瞬間から手に馴染むようなものです。
実際に弾いてみますと、ネックを握る左手でも常に鳴りを感じられ、全体が鳴っているフィーリング。重量バランスもよく、ヘッドが下がったり、ムリな力で抑えつけたりすることがない、ほどよいバランスです。

アンプを通したサウンドは、ネック角度を変えたことによりフロントピックアップを1mmほどブリッジ側に寄せていることから、フロントの音がややトレブリーなのでしょうか、フロント・ミックス・リアとシームレスなトーン感覚がします。
このモデルに採用されているスプラグ・オレンジ・ドロップ・コンデンサーの相性もよく、トーン・コントロールはもちろん、ヴォリュームでもサウンドのニュアンスを変化させることが出来る、実にレスポンスのよい、コントローラブルなギターです。

ピックアップはトーカイのオリジナル「The fifty nine」。
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実際弾いた印象ではミドル・ハイのあたりに盛り上がりがくるものの、クセはあまりなくスイートな音色。近年ありがちなパワー重視の歪みっぱなしなハムバッカーということはなく、良質材が作り出すレスポンスのよさやピッキング・ニュアンスをしっかり
出力します。

サウンド・クオリティでのライバルはヒストリックあたりですが、価格を考えるとこちらに軍配があがるような気がします。

良質なLPをお探しの方でギブソン・ブランドに拘らない方、ぜひお試し下さい。

カラーは2色。
CSはコチラを、VFはコチラをご覧ください。



ではまた。
  by Moda



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  • 2012.05.23 Wednesday
  • -

そりゃあ、ホンモノのほうがいいに決まってますが....。

この記事は2012.04.29 Sundayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

みなさんこんにちは。

いよいよGWに突入し、好天にも恵まれワタクシの通勤電車は行楽ムードいっぱい(泣)。どこか遠くへ行かれるのでしょうか、電車に乗り慣れない人たちが駅で「切符を買っている」姿は実に新鮮です。

でも楽器演奏者にとっては「GW=行楽地」とは必ずしも結びつかないようで、毎年この時期にしかいらっしゃれないお客様も多数いらっしゃいます。通常通り営業させていただいておりますのでぜひお立ち寄り下さい。

さて、今日ご紹介いたしますのは、LINE6社から発売されたモデリング・ギター

「 JAMES TYLER VARIAX JTV-59」
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見た目いかがでしょう?
きれいなトラ目メイプルトップ、2ハム、ノブは4つ。ローズウッド指板。今までの経験から推察するとこのギターは「立ち上がりが早く、ミドルとボトムがしっかりついてくるレスポールタイプ。良質コンポーネント・ギターで売価が25万円前後かな?」といったところでしょうか。気になるお値段はコチラでチェック

しかし、なんとこのギターは29種類ものギターサウンドが出せる「モデリングギター」なのです。
jpeg.jpg一見VOLノブに見えるコントロール部にこのサウンド・ヴァリエーション・セレクターがあり、これをクルクルと回すだけで、アラ不思議。今レスポールを弾いていたかと思うと今度はテレキャスターに、はたまた12弦ギターのサウンドにと次から次に変化します。


これらのモデリングはLINE6さんが言うには、18種の「VINTAGEサウンド」とのことですので、VINTAGEギターを扱う楽器店としてはどこまで似ているのか大いに気になるところ。


jpegtuning_knob.jpgしかも、もうひとつのノブはチューニングを瞬時にモデリングしてしまうコントローラー。これは6弦だけをドロップDにしたりオープンチューニングにしたり、ギタリストの時間短縮に大いに役立つところではないでしょうか。


実際に弾いてみます。

1.T-MODEL(3種類)
これはテレキャスターのモデリング。よくありがちな「ハイが出ていればテレキャスだ」といった乱暴なモデリングではなく、あまり目立たない低音弦部のラフさやドライブ感も出ており、よく造りこまれている印象がします。もちろん、こちらのブログをシリーズでお読みになっている方に、心から「ホンモノと同じ」とは言えません。しかしながら軽くドライブさせてレコーディングしたら、モンモノと聞き分ける100%の自信はない。そんなところでご推察ください。

2.SPANK(2種類)
これはストラトキャスター。可もなく不可もないごく標準的なVINTAGEストラトのサウンド。VINTAGEストラトは年代によって個体差が激しく、どこをモデリングすれば標準と言えるのかわかりませんが、まあ、ざっくりVINTAGEっぽい音と言えばこういうところなのでしょう。納得感ある扱いやすいサウンドです。まあ、このサウンドのみがお望みならばモデリングギターではなくレリックなどのストラト買ったほうがいいです。

3.LESTER(3種類)
レスポール。52年とか58年、61年のサウンドをベースにしたものがモデリングされています。これは本当にレスポールに近い、というよりもこのシェイプ(JTV59)を試奏している演奏者にとってもっとも自然なアウトプットです。弾いているボディの振動、ネックでの左手の感触など、このギターがふつうにピックアップから出している音に近いからでしょうか。

4.R-BILLY,CHIME,SEMI,JAZZBOX(全部で8種類)
ここからはハコもの。前出のソリッドと違い、ハコの鳴りもピッキングのあとついてきます。すべてそこそこいい線行っていますが、CHIMEに入っているリッケン12弦サウンドはいいですね。さすがにこれ一本だけで聞けばモデリングとわかりますがバンド・アンサンブルにまぎれたら聞き分けられないのではないでしょうか。リッケンの12弦はお持ちのかたはお分かりいただけると思いますが、チューニングは非常に面倒。これ一本でそこそこの音が出るのなら、他人に頼まれて一曲だけビートルズをやるようなライブならキマリです。

5.アコースティック(5種類)
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世の中に多くあるアコースティックギター・シミュレーターは「アコギの音がする」と思って弾くと、一番ガッカリするところなのですが、近年そのガッカリ感の程度は日テレ風に表現すると、「がっかりす」から「まあまあすっきりす」のレベルまで上がってきており、このモードもバンドの中のアコギ的エッセンスであれば十分に通用するレベルです。


6.エクレティック(5種類)
ここではドブロ、シタール、バンジョーのサウンドが出てきます。ロックなステージではこちらは一曲を通してそればっかり鳴っている場面は少ないと思われますので、アクセント的に使うには十分なレベルです。特にチューニングがノブ一つで瞬時に変えられるVARIAXの場合このような飛び道具的な音色に一番恩恵があるように思います。

さて、全部コトバでご説明いたしましたが、アマチュア・ギタリストがライブを行う際、超便利なのではないでしょうか。
昔の友人と久しぶりの飲み会を兼ねた40分くらいのライブ。

曲は、
ブラウン・シュガー、ホテル・カリフォルニア、ブラック・ウオーター、愛という名の欲望、ハード・デイズ・ナイト...。
少なくとも4本のギターを持って行って、チューニングの時間をヴォーカルの奴につないでもらい、曲間はギターを持ち換える....。忙しい、忙しい。
あとの打ち上げも大変。高いギターを4本も居酒屋に持ち込み、座布団一枚分が自分のギター置き場。車で来るから酒も飲めず....。

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そんなときはこれ一本持っていけばいいじゃないですか。
ホンモノVINTAGEでキメるときは、また別にキメましょうよ。


・・・ちなみにモデリングは18種類がVINTAGEサウンド、10種類がアコースティックなど。
ん?18+10=19? 1コ足りませんがこれはモデリングしていない、ふつうの2ハムのギターとしてのリアルサウンドでした。こちらも良質です。

ギターのサウンドに対してすごくコダワリのある方ほど、ホンモノとのいろいろ違いを指摘したり、違和感を感じたりは当然のご反応をいただいておりますが、自分が経験してきた様々なギターサウンドを一本で入手でき、いろんな楽しみ方ができる。まるでギターの遊園地で遊んでいる感じ。なんだかんだ言っても一本でこんなに楽しめるギターはありません。


ぜひお試し下さい。


ではまた。
                                                                                                 by Moda


追記:な、な、なんと!
LINE6社が宮地楽器ZIPPAL HALL開催
「ミヤジ・オヤジ・コピーバンド・フェスタ MOCF」

協賛が決定!
優秀バンドにはこちらのギターをプレゼント!
詳しくはコチラからどうぞ。

LINE6さんのサイトでもご覧いただけます。
コチラからどうぞ。

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  • 2012.04.29 Sunday
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ついに!? 動画で店内ご紹介

この記事は2012.04.25 Wednesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
みなさんこんにちは。

ギタリスト斎藤英夫さんがやっているU-STREAMのプログラムで「中屋美彩紀プロデュース・セッション」というのを宮地楽器から中継を行っているのですが、ご覧いただいた方はいらっしゃるでしょうか?

こちらのプログラムは中屋美彩紀さんのデモをレコーディングする風景をリアルタイムで配信しているのですが、ちょっとキャラがツボります。
ワタクシも今回は店内を案内するというのでちょっとだけ出演しております。ぜひご覧になって下さい。



全編見ると3時間になりますので、お時間たっぷりご用意を!

ではまた。


by Moda
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  • 2012.04.25 Wednesday
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FENDER JAPANはエライ!2

この記事は2012.04.19 Thursdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 みなさんこんにちは

すっかり暖かくなりました。
さて、先日こちらのブログではFENDER JAPANはエライ!と称してカタログ外の商品をご紹介いたしましたが本日またスンゴいギターが入荷してまいりました。

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FENDER JAPAN JM66G USB/M
商品ページはコチラ。

なんと、あるまじきことか、メイプルネック!
そして、それだけでなく、ゴールドパーツ!
さらに、アッシュボディ!

FENDER USA CUSTOM SHOPじゃあるまいし、こんなハイスペックなギターが限定とはいえこの価格帯で製作できるとはFENDER JAPANの底力を感じずにはいられません。
通常のジャズマスターはご存じのようにローズ指板でアルダーBODYですから、指板とボディ材が違うことでサウンドがかなり変わることはこちらのブログをお読みいただいている貴殿にはお分かりいただけるものと思います。また、VINTAGEにご興味がおありの方はアノダイズドピックガードが作り出す、音の立ち上がりのよさ、トレブリーなヌケのよさを体験されていることと思います。

fj-jm58-982-14.jpgそのようなことを考えながらこちらのギターの画像をご覧いただきますと、ご自身の体験から、サウンドを想像される方も多いと思います。永年のお客様とのお付き合いの中で "FENDER JAPANだからこれくらいの鳴り" というモノサシをお持ちの方も多いことも理解しておりますが、そんな懐疑を払しょくして余りあるほどコレ本当によくできています。


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サウンドはメイプル指板が作り出す立ち上がりのよさが売り。その立ち上がりのよいサウンドをアノダイズドPGがそのまま硬質なサウンドを維持したままサスティンを伸ばし、そこまではテレキャスターのようなベルサウンドでありながら、アッシュBODYがしっかりとボトム部のサウンドをささえ、全体の音像をメリハリのあるものにしています。


30本限定ですから貴重です。売り切れていたらごめんなさい。
(とか言って、売れたらまた作るんじゃないの?などと安心していたらダメですよ。ゴールドパーツのどれが欠けても生産できませんから今回はこれっきり。)

やっぱり30周年ということで、気合い入ってます。
FENDER JAPAN。本当にエラい!

ではまた

                                                                                   by MODA
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  • 2012.04.19 Thursday
  • -

FENDER JAPANはエライ!

この記事は2012.04.07 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

みなさんこんにちは。


4月になりました。
昨年までの2〜3年はこの時期に桜が散り始め、入学式シーズンにはすっかり葉桜になっていた記憶があり、地球温暖化を感じておりました。
しかし今年はうってかわってまだ肌寒い日々。桜もやっと咲きはじめた程度。
先日などはニュースで砕氷船が北極だったか南極だったか忘れましたが氷が厚すぎて先に進めず帰ってきたとか。
こんどは地球が、日本が、実は冷え始めているのではないかとゲスな勘ぐりをしてしまうこのごろでございます。

そんな2012年の春。
30th.jpg


気がつけば、
フェンダー・ジャパンが
なんと30周年!

おめでとうございます。
フェンダー・ジャパンのHPでももちろん記載がありますが、控えめですねえー。
もう少しみんなで盛り上げましょう。
これをご覧になった音楽雑誌各誌編集長様、特集記事組んでくださいよ!書き下ろしのムックもいきましょうよ!この場をお借りしてお願いいたします。

さて、思えばフェンダーというブランドはエントリーモデルのSQUIERからマスタービルダーのカスタム・ショップまで、幅広くギターユーザーの夢をかなえてくれるギタリストのオアシス。
その中でもフェンダー・ジャパンは、フェンダーである誇りを商品化した完成度高きヴィンテージ・レプリカものや、ブランドイメージから軸足を外さない独自性を持ったオリジナル・モデルなど、我々を楽しませてくれています。

レオ・フェンダーがFENDERブランドを発足するときに持っていた企業理念のひとつに、良質なギターをユーザーに手が届く価格で提供することがありましたが、この意志を継承しているブランドこそフェンダー・ジャパンといっていいと思います。レオ・フェンダーが1952年にギターを世に出してから30年で1982年フェンダー・ジャパン発足。
そのフェンダー・ジャパンが2012年で30周年。
日本のギター製作技術をレベルアップさせ、世界中に認めさせるレベルに上げって行った歴史。海外に工場が流出していくブランドが多い中、揺らぐことなく国内生産を継続している苦労。
しかもその困難を乗り越えながら新しいアイデアを盛り込んだ魅力的な新製品の開発などで常に前進し、我々を楽しませ続けるその実績。
この場を借りて感謝の意を表します。ありがとうございます。

そんなフェンダー・ジャパンですが、神田商会という会社がディストリビューションしています。当店も神田店というだけあり、徒歩10分程度。昔からとてもとてもお世話になっております。
そんなご縁でこのたび当店ギター担当者セレクトでカタログ掲載外の神田オリジナル・フェンダー・ジャパンを厳選しました。
どれもデザイン、クオリティともに納得のギター&ベースたち。
普段は流通しないモデルですので、この機会にせひどうぞ。

全部カッコいいですよ。

詳細はコチラからどうぞ。

ではまた。

                                                                                                 by Moda

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  • 2012.04.07 Saturday
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1ピックアップギターの深遠

この記事は2012.03.23 Fridayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 




こんにちはiです。

しかし前回の店長の記事、CHARIZUMAの話題は内輪ながら中々興味をそそられました。
特にピックアップのポールピースに関しては私も少しだけ弾かせていただきましたが、全く気付きませんでしたね(苦笑)。確かにあの辺のチャーさんのこだわり方は突拍子もない方向から飛んでくる消える魔球(?)の様です。右脳的と申しますか、セオリーとか先入観にぜんぜんこだわらないんだろうなあたぶん…。
で、チャーさんに憧れて、かの大崎高校に入学しようとしていたという店長の話も、私共の世代の東京人ならわかる人にはわかるという超ローカルな話題でして(苦笑)、裏の八百屋の兄ちゃんとか、戸越銀座の何チャラがとか、そんな話ばかりよく耳にします(笑)。実はこういう私の従兄弟も戸越台中学というか。あ、話がそれて申し訳ありません(笑)。

さて、突拍子も無いといえば、上の写真の4本のギターです。

1ピックアップギター…。

これほどシンプル且つ深遠な良い意味で突拍子も無い雰囲気を持つものはないですねー。

深遠=[名・形動]奥深くて容易に理解が及ばないこと。またそのさま。


1ピックアップというのは、シンプルなだけにギタリストの技量が問われると申しますか、右手と左手のニュアンス&VOLとTONEコントロールのみで全てを表現する為、強者(つわもの)ギタリストのギアーといったイメージはかなりあります。決してハイテク系ギタリストのギアーではありませんね(笑)。

例えば例をあげるなら、コチラの写真にはないですが、私の中ではレスポールジュニアが一番の代表機種の様な気もします。マウンテンのレズリー・ウエストやキース・リチャーズなんかが有名どころでしょうか。
写真はクラプトンがクリームの頃に使用していたファイヤーバード1ですがこれもカッコE!シビレマスねえー
まあとにかく、1ピックアップのギターほどロケンローな雰囲気を醸し出すものはありません。そういえばEVHもデビュー時は1ハムでした。他にもジョーン・ジェットやゲイリー・ムーアが使用していたメロディーメーカー、プリプリの加奈ちゃんが使用していたSGジュニア(統一性がなくてすみません、汗)等はヴィジュアル的にも一度観たら忘れられないインパクトが印象的でした。

そしてギブソンだけでなくフェンダーの場合忘れてならないのが、上の写真にもありますエスクワイヤーです。エスクワイヤーと言えばヤードバーズ時代のジェフ・ベックを思い浮かべますが、その他にもデュオソニック、ミュージックマスターやブロンコといったスチューデントモデルは大体1ピックアップでした。

つまり50〜60年代ギブソンのES(エレクトリックスパニッシュ)シリーズにはフロント1ピックアップものが相当数あるのですが、それらESシリーズを除けば、ギブソンもフェンダーもスチューデント&ビギナーズモデルやシリーズで言えば低価格帯のものに1ピックアップ仕様が多かった。
即ちそれらはコスト削減と共に、入門者用のシェアを狙った営業戦略的なモデルだったわけであり、決して安かろう悪かろうといったものではなく、フェンダーのブロンコなどはこのモデルの為に専用のトレモロアーム・ユニットまで作っているのですから、メーカーとしては非常にマーケットを大切にした熱が入ったモデル…というのがこの1ピックアップ仕様と言えるのではないでしょうか。


というわけで、能書きはこのくらいにして先に進みます。
何度もこちらで取り上げております、当店オリジナルのレゲエマスターですが、そもそもレゲエマスターが誕生した80年代初頭にはコチラと同じ1ピックアップ仕様しか存在しなかったんです。
違う言い方をすれば、本来レゲエマスターというのは1ピックアップ仕様だったんですねー。
しかも、その当時と同様の回路がこちらの2本には搭載されてます。
トーンノブを引っ張ると出力がパワーダウンされて(しかもハイパス的な回路なので音がこもりません)出てくるといういたってシンプルなものですが、アウトが大きめのリア用P-90を搭載した場合、ノブをPULLすることにより、よりナチュラルなP-90サウンドに瞬時に切り換えられるというわけです。これは実際に弾いてみるとその使い易さがよくわかりますね。
実はチェリーの方のレゲエマスターにはリンディーフレーリン(ブリッジ用)を載せてあり、こちらのトーン回路との相性はバッチリでした。


まあとにかく、こうして遊べる感じなのも1ピックアップの良いところでして、車で言うならセカンドカーと申しますか、低排気量だけども足を固めてエンジンをチューンナップした遊び心溢れる車という感じですか?
そしてあくまでロケンローな香りをしのばせて、しかも誰も持っていないとなれば、かなり魅力的ではあると思うのですが(笑)。
作りももちろんヴィンテージ・ギブソン&フェンダーの1ピックアップモデル同様、全くの手抜きなし!!

使い込むほどに味の出るまさに深遠なこちらのモデル、いかがでしょうか?

商品ページはコチラ→GO!!


ということで今回はここまで。ではまたー!


i

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CHARIZMA登場!

この記事は2012.03.17 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

みなさんこんにちは。


週末東京は雨。ひと雨ごとに暖かくなってゆく例年のこの時期ですが、まだまだ冬のジャケットなど着なければ耐えられません。季節の変わり目。体調などお崩しにならないようお気をつけください。

さて、暖かくなる日を待つまでもなく、それを通り越してアツいギターが入って来ましたので、弾いてみます。

なんと、お待たせCHAR_1.jpg




FENDER CUSTOM SHOP CHAR SIGNATURE
 "CHARIZMA"。





「チャーイズマ?」いいえ「カリズマ」です。
「カリスマ(CHARISMA)」ですとウィキペディアでは「特定の個人、身分、社会組織、象徴、事物などに、他とは異なる超自然的、超人間的、非日常的な力や性質がそなわっていると認識される場合に、それらのもつ特質をカリスマという」とあります。

CHAR_2.jpgスペルの"S" を "Z"に変え "CHARIZMA"としたのにはBEETLE の"E"を"A"に変えBEATLESとしたようなロックな洒落ゴコロを感じますが、このギターはその名の通り超自然的、非日常的なのでしょうか?さっそく試してみます。(*本来は店頭在庫をご紹介するのですが、今回は売約済のものをお客様に特別に許可をいただき試奏させていただいております。W様ご協力ありがとうございます。)


昨年夏から待ちに待ったCHARシグネイチャーです。
思えばワタクシ幼少の時代から東京は城南地区に生まれ育ち、ウラの八百屋のお兄ちゃんがCHARさんと同級生だったり、CHARさんにあこがれて自分も大崎高校に入ろうとしたり、ワタクシにとっても人生に少なからず影響を与えるカリスマ的存在でありました。
こちらのブログ「ロック弦な日々」でよくお目見えするベテランスタッフIにとりましてもそれは同じこと、若き日々に魂を投げ打ったCHARさんですから、今回のFENDERからの発表には心からスタッフ一同興奮いたしました。

さて、実機です。カラーは銀煤竹(ぎんすすだけ)。第一印象はWEBや雑誌で見ているものより、濃い目な印象です。多くのギターファンはご経験があることと思いますが、レイクプラシッド・ブルーやバーガンディ・ミスト、アイスブルーなどの中間色は写真で表現するのが非常に困難で、WEBや雑誌で見たものを実際に楽器店で見ると色あいが違ったりします。ご多聞に漏れず、こちらのカラーも中間色ですので文章で表現するのがとても難しいものです。実機を前にしましても光の加減で色味が変化していますので、何枚かある画像でご想像していただければ幸いです。多くの画像は薄目のバーガンディ・ミストっぽい明るいカラーで映っていますが実機は茶色に近いです。西洋イメージのエレキギターのカラーとしては地味ですが、和のテイストで理解すると上品で文化的な奥行きを感じることができます。(ますますわからなくなりましたね?失礼いたしました。)


CHAR_5.jpgさて実際に構えてみますとまず感じるのはネックのフィーリングがきわめてスムーズであることです。こちらは59年スタイルのCシェイプということですが、指板表面のエッジ部をごくわずかにスキャロップさせており、グリップ感がしっくりくるCシェイプをよりスムーズなものにしています。フレットのファイリングもヴィンテージ・タイプのものとは違い、トップ部分はわずかにカマボコ型に加工、弦との接点部分面積を小さくしてサスティンを通常のストラトとは異なものにしています。

このネック周りの設計はこのギターの音色をある程度決定つけていると見え、出荷時にはフローティングさせているブリッジ部とともに生音を個性的なものにしています。
CHAR_3.jpg
実際のサウンドは通常のヴィンテージ・ライクなストラトとは一線を画し、枯れたような味付けはなし。特にサウンドにクセは感じられませんが、全体的にデッドなどなくローからハイまでよく出ます。印象的には ”元気な"ものです。


ボディはアルダーです。オペイクなため、目がどのようにとられているかわかりませんが、セレクテッド・アルダー材は2ピーズでネックとの重量バランスを重要視しているとのこと、さすがに全体の持った感じはよいものです。
CHAR_4.jpgピックアップはすこしパワーがあると感じたのですが、よーく見るとポールピースの高さが普通のフェンダーと違います。
2弦のポールピースが普通のものと違い、少し高くしてあります。これはフェンダーギターの歴史のなかでは革命的なことです。1弦から6弦までデッドなく抜けてゆく爽快さはこのあたりがツボなのでしょうか、このピックアップは市販してもいいのではないかと思います。

「ギターはよくわからない」などとうそぶいていられるCHAR様ですが、当人の名前を冠したシグネイチャーは目立たないところで細部にまで今までなかった仕様が盛り込まれ、現場で使える「最高の仕事の道具」として製作されています。
数十年もギタービジネスの第一線にいらっしゃる方のノウハウが投入されたこちらのギター、カリスマのように非日常的に魅力があるわけですが、細部まで作りこめたのはCHARさんの、「なさそうでいて、ありすぎるギターに対するコダワリ」の具現化といえます。

うーん。いいギターです。


ではまた。


by MODA


*入荷の予定などは直接お問い合わせ下さい。



現在決算セールは中古WEEK突入中。
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  • 2012.03.17 Saturday
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