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たかださん奮闘記「赤ちょうちん」が弾けるまで パート2(最終回)

この記事は2009.11.17 Tuesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)


 ずいぶんと長いブランクが空いてしまいましたコチラのコーナーですが(苦笑)、実はトライアスロン・フェスタの「小川町フォークジャンボリー」を行っている最中にお客様から“どうせなら本当に小川町フォークジャンボリーを当店2FのZIPPAL HALL(ライブスペース)でやればいいのに”というご提案がありました。

そしてあれから5ヶ月の歳月が流れ、遂にっ、念願がかなって開催いたしますー!!「小川町フォークジャンボリー」!!!!オーイヤー
しかもっ、有名ゲストありの豪華版です。詳しくはコチラをご覧頂くとして、このイベントの主旨を簡潔に申し上げますと“お客様参加型のフォークイベント”であるということ。

たとえば、どこかのライブバーでお酒を飲みながら音楽を聴くというのはよくあることだと思いますが、今回の場合はそれもありつつ、皆自由に参加出来ないか?つまり自分もギターを弾いて歌ってしまえればこれ以上楽しいものはないわけで、しかもっ!そんな方々が何人も集まれば素晴らしい出会いもあるかもしれないっ。
もちろんご自慢のギター持参で参加するもよし、こちらでご用意したギターを使って完全飛び入りで曲を演奏して頂いて構いません(フォークの歌本はこちらでもご用意します)。そして上手下手は関係なしですので、ただその場の雰囲気に酔って頂き、その気になったらステージに立ち、他の参加者の方々と音楽そのもの、場そのものを共有して頂きたい。フリーで楽しい70年代的なイベントにしようではないかっといったそんな企画です(ちなみにゲスト以外、ステージはマイクと裸電球だけの楽しい専用サブステージをご用意)。

途中、3名のプロの方々にそれぞれ計3回ミニコンサートを開いて頂き、その素晴らしい音にも酔いしれて頂けますので、男性女性問わずお子様連れから若い方まで、またご家族でのご参加もお待ちいたしております。そして当方宮地楽器MUSIC JOYの生徒さんとスタジオ会員の皆様はもちろん、たとえば学生時代のサークル仲間やバンド仲間で楽しいひと時をみたいな感じもオーケイです。もちろん本職の方のご参加も受け付けておりますので是非2009年11月21日(土)宮地楽器 神田店2F ZIPPAL HALLまでお越し頂きます様、ヨロシクお願いいたします。

ご予約はコチラ↓で受付けております。
TEL 03-3255-2755


そんなわけで、たかださんが課題として練習を始めた「赤ちょうちん」ですが、3日坊主ならぬ、1日坊主で終わってしまった為、コチラのコーナーもチャンチャンという感じなのですがっ(苦笑)、それではあまりにあまりにもだろうということで、4フィンガーによる「22才の別れ」系のアルペジオを現在練習中であります(コチラの方がテンポが遅いため)。
そしてコチラのお披露目は11月21日(土)午後4時より開催される「小川町フォークジャンボリー」におきまして、宮地楽器神田店有志によりますところの3人組ユニット“鼻ちょうちん”にてご披露いたします。
この日、我々はオープニングアクトを勤めさせて頂きますー!!!パチパチ
ちなみに「22歳の別れ」ならぬ「52歳の別れ」という熟年離婚をテーマにした曲として演奏いたしますので、ご興味のある方は是非おいで下さいます様お願いいたします。

ではではー


デジタルが向かう先とアナログが行き着く先 3

この記事は2009.11.09 Mondayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 10/22日の「Eleven Rack セミナーイベント第一弾」はたくさんの皆様にご来場頂き、スタッフも含めまして大変盛り上がりましたことを、この場を借りまして御礼申し上げます。

さて、先日のセミナーは私も客として(?)あくまで頭をフラットにして司会進行役のデジデザインのM氏の説明を耳をダンボにして聞いておりましたが、Eleven Rack の概要に関してはコチラのコーナーの2回目で私が語ったこと、たとえばギタリストが開発に携わっているのではないか?とか、あえてアナログサウンドをマニアックに究極に突き詰めているのではないか??等、私が実際に弾いてみて感じたあらゆることは、デジデザインという会社自体がガレージメーカーの時代からギタリスト&ミュージシャンが深く製品開発に関わっており、このようにマニアックなこだわり製品を作るなんてのはお手の物であるというM氏の説明とほぼ同様でしたので、「やはりなー」というのと、なるほどと胸をなで降ろした次第です(笑)。

しかし、そのデジデザイン・スタッフの開発秘話の中でも私も想像しなかったのが、実はこのEleven Rack というのはアンプやエフェクターそのものであったという事実です。簡単にご説明すると通常のマルチ・エフェクターは出音をあくまでシミュレートするのに対して、Eleven Rack はというとたとえばフェンダーのヴィンテージ・ベースマンを壊して、回路やパーツの乗数を一つづつ調べ上げて、コンピュータの中でそれらを構築するらしいのです。つまりシミュレートと言うよりコンピュータ(デジタル)の中でアンプ一台、エフェクター一台それぞれ作っているわけです(苦笑)。
これには驚きと同時に感動すらおぼえました。どおりでただのマルチ・エフェクターとはサウンド的にかけ離れ過ぎているはずです。いやあ、ある意味恐ろしい時代ですね(笑)。


そんなわけでこのコーナーも3回目を迎えましたので、いよいよサウンドに関するインプレに入りますが、上記した様に今までのいわゆる宅録器材やマルチエフェクターと呼ばれているものの常識や範疇を超えてしまっている製品(?)の為、ここが良いとか素晴らしいを連呼しても、あまりにスペースが足りません。
ですので、こちらではあえて、大胆にもEleven Rack のダメな部分、要するに「いくらデジタル技術が進んだとは言え、アナログと比較するにはまだちょっとイマイチかなー??」と思われる部分をむしろ逆に探って行った方が、かえってEleven Rack の実体が判りやすいのでは?と独断と偏見で判断し、早速進めてみたいと思います。
ということで私が気になった点は大きく以下の3つでした。

1.全体的なサウンドにヴィンテージや高級ブティックアンプ&エフェクターのみが持つ艶と奥行がない。

2.デジタルアンプなので他の歪みと混ぜた時に(アナログアンプの様に)溶け込み切れず、サウンドがギクシャクする傾向は残っている。

3.出音が最終的にキレイ過ぎる傾向がある。


では1からご説明いたしますと、デジタル製品にアナログの艶や奥行を求めること自体間違っています(笑)。しかし、あえてヴィンテージアンプのシミュレートを謳っている以上、贅沢過ぎる要求であってもこの点は非常に残念!というか今後のデジデザインの課題でしょうか(苦笑)。
ただし、一点だけ言えますのは、たとえデスクトップ上でそう感じても(モニターの質も問題)、エフェクターとプリアンプ以外スルーして、チューブギターアンプのパワーアンプ・インに突っ込めば、かなり本物のアンプっぽくなるのは確かです。いや、「ぽく」は語弊がありますね。本物のアンプになります(笑)。
これはチューブ・パワーアンプ自体がサウンドに艶や奥行を与える役目を果たしているわけですが、それよりもプリアンプとしての実力そのものが決して悪くない…いやむしろデジタルだと考えたら、何度も言うようですが前例にないくらいリアルなサウンドであり、ウソっ!?と思わず口にしたくなります。
もしコチラをプリアンプ、あるいはエフェクターとしてお使いになりたい方は是非、店頭にて当スタッフに「チューブのギターパワーアンプで鳴らしたいんだけど」と一言おっしゃって下さい。デスクトップ上のそれとはまったく違った世界を体験出来ますので。

ということでプリアンプとしての私のオススメと言いますか、是非お試し頂きたいのが、まずはプレキシ(60年代後半から70年代前半のマーシャル)です。これはElevenがプラグインだった頃から良い音だと感じてました。
次にVOXクリーン(クランチ?)モードのトレモロサウンドはかなりリアルでサイコーです(笑)。
またブラック・フェイスのクリーンモードはファンク系のカッティングに、80年代的なクールな感じでしたらデジデザイン・オリジナルアンプのクリーンはオススメです。
ソルダーノのリードモードも中々ニュアンスはよく出ていると思われ、ハイゲイン系は選択肢が結構あるので使い易いでしょう。
ツイード系は後述しますが、若干キビシイです(苦笑)。しかしながらデラックス・アンプのモードではブルースハープを突っ込みたくなる、いわゆる「そのカンジ」は再現されておりますので、いずれにせよ、工夫次第ではかなりハイレベルなバーチャル・ギターアンプになることだけは確かです。


さて次に2です。これはデジタルの宿命と言っていいですね。特に感じるのがフェンダーのブラック・フェイスやツイードを選択してクランチにアンプを設定して、前述しましたTSことJRCオーバードライブをブースターとして使用した際、顕著に現れます。
まるでデジタルいじめと言ってよいのですが(苦笑)、要するにSRVに代表されるブルージーなサウンドを作りたいわけですが、確かに良質なアナログのクランチ感は残念ながら再現されません。それをTSでブーストしたとしてもやはりギクシャク感は感じてしまいます。通常アナログですとナチュラル・コンプレッションが掛かったり、歪み成分がエフェクターとアンプで溶け込むのですが、そこはデジタル!さすがにそこまでは時代が進化してないのは仕方のないところでしょう。

しかしながら、これもデジタルに対しての非常に高度な要求なわけでして(苦笑)、もしこれでSRVの様なサウンドが本当に飛び出したら、それこそアナログアンプもエフェクターもこの世から必要なくなります。ただし、アンプ自体のサウンドは非常に良いので、ここでひとつ落ち着いてギターのVOLを若干絞ってソフトなタッチで弾いてみると、アンプのサウンドがそれに対応するかの様にクリーンでクリーミーでシャリンと倍音を含んだ音がします。タッチ&レスポンスもなんらアナログと変わりません。これは本物のチューブアンプのニュアンスを本当によく再現していると思いますね。

そして最後に3ですが、コチラも仕方がないと言ったらそれまでですが、アナログの良い意味の突拍子のなさはなく、全てにおいて計算され洗練されている印象は受けます。特にアナログだけが持ちえるプレイの100%を120%まで持ち上げる未知のマジック感というのは残念ながら持ち合わせていません(しかしアグレッシブなプレイに対応するキャパシティーは当然持ち合わせています)。


以上のことからデジタルの弱点は完全克服されてはいないものの、このくらいしか私には不満もストレスも感じなかったということです。それより逆に言えば、弾いていてデジタルであることをすっかり忘れてしまう為、上記のことを感じて、ふと我に帰ることが何度かありました。
また不満というのもかなり高度な要求に対しての不満です。それよりもこれらの実に本物っぽい多彩なアンプ&エフェクト群のサウンドに内側から燃えてくると言いましょうか(笑)、ある意味酔いしれられるので、しばらく弾きまくっていたのも事実です。

前回も触れました様に、たとえばエレハモのBIGMUFFならば78年以降のオペアンプ仕様でなく、トランジスタ仕様でしかもラムズヘッドでもない、トライアングル・ノブのデジタル・リメイクですから本当にマニアックであり、サウンドの方も柔らかくて甘くもあるブーミーさがそのまま再現されていたり、オリジナル独特の必要ないアクまで残っています(笑)。
RATも高域がキャンキャンする感じがシミュレートされており(もちろんフィルターは実物通りに効きます)、TSに関しては実物通り歪みません(爆)。といいますか、逆に嫌味なミッドとコンプレッションが抑えられてむしろ使い易いオーバードライブになっています。JRCは前にも触れました通り、たぶんジョークかと(笑)。
その他エフェクトに関しまして印象に残った点はテープエコーのワウフラッターを修正出来るSWが画面上にあり、実際可変出来るのには参りました(苦笑)。ここまでくるともう「おバカさん!」と愛情を込めて言いたくなります。そして最後にこれも印象に残ったユニ・ヴァイブのサウンドですが、このエフェクターの実物は個体差が激しすぎますので、本物と言ってもジミヘンと同じサウンドが出るとは限りませんが、こちらはいい感じで掛かります。
と、長々書きましたが、なんと言いましても何度も申し上げております様に、ギターのVOL操作あるいはピッキングの強弱に機敏に反応するところが絶対の売りですね。このあたりはデジデザインの新技術が導入されている様ですので、詳細は是非Eleven Rack のページまでお願いします。



さあ、そろそろまとめと行きましょう。
実はこのアンプやエフェクターにはガリがありません。当たり前ですね(爆)。レコーディング時にチューブがカラカラ音を立てるとか、キャビがガサガサ音を立てることもありません(苦笑)。ステージで盛り上がったところで煙を吹いてそのままお陀仏ということもなく(苦笑)、使用する室内、あるいは野外温度にもちろん左右されません。いつでも同じ条件で同じサウンドを得られるところが最大の長所と言えるでしょう。チューブアンプに付き物のランニングコストはないに等しく、むしろそのお金をアップグレードに使えるわけです。

そして最後にちょっと話はズレますが、このEleven Rack にはREAMPというモードがあり、これはレコーディング時において、ギターの素の音を録音さえしておけば、アンプやエフェクターを後掛け出来たり、素の音を本物のアンプで鳴らしてそれをマイクで同時録音することが出来るというもの。
これはプロの現場ではよくやることですが、その場合のマイクの入力端子まで付いています(コンデンサーマイク対応なのでもちろん歌の録音も可能です!)。まさにギタリストにとってはいたれり尽くせりなわけですがさらにっ!!
全世界共通の音楽制作ソフト、PRO TOOLS 8.0.1まで付属していること。そしてEleven Rack はオーディオ・インターフェイスも内蔵しているので、要するにコレ1台とそれなりなコンピューターがあれば、即プロレベルのレコーディングまで出来てしまうというスグレモノなわけです。
以上のことから最初に申し上げた通り、これは「音楽をクリエイトするためのギタリストの道具」であることに間違いはなく、しかもギタリストにとって素晴らしく実戦的な製品であるというのは間違いないでしょう。


さあ、貴方もこのツールで音楽をクリエイトしてみませんか???




デジタルが向かう先とアナログが行き着く先 2

この記事は2009.10.18 Sundayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
皆さんこんにちは。当店ベテランスタッフです(笑)。

では早速Digidesign Elevenrackの音質についてインプレッションさせて頂きたいのですが、その前にElevenrackの主な概要をお話させて頂きます。
カタログを開くと初めに書いてあることが、「ギタリストがスタジオやステージで直面する問題を解決するようデザインされた」とありますが、たぶんこの言葉が全てを表しているような気がします。
言い換えればこれはマルチエフェクターでもアンプシミュレーターでもない、独自のコンセプトの元に開発されたギタリストの為の道具と申しますか、ある意味、音楽を創造(つまり聴き手を感動させたり、高揚させたり)することを目的とした道具であるということです。

ですので、たとえばヴィンテージ・アンプやエフェクターを嗜好品としてお持ちになられている方が、それらを横に並べてElevenrackとどちらのサウンドが最高であるかと比べた場合、もちろんそれら(あくまでも状態の良い本物)にElevenrackのサウンドが匹敵するかと言えば私はNO!と答えます。たとえば高級アンプのリッチ感(艶や奥行、温かみ等)は無論本物だけが持ち得るのであって、その素材の良さは決してシミュレートで出せるものではないでしょう。

ただ、それ以上に感じることは、もし自分が音楽をクリエイト、すなわち創造する立場なら、様々な状況下で使用するわけですし、そのようなデリケートな楽器をいつでも持ち歩けるとは限りません。
しかもどのような状況に於いてもある程度のサウンドクオリティーを常に維持しなければならない場合は道具としてのサウンドの良さ、機能性の良さ、そしてその発展性は非常に重要なファクターであると考えられます。
このElevenrackのサウンドが現時点で発売されている他の機種のどれよりもそのような使用方法に於いて特化したモノであるかは、そのサウンドを実際に体験しないと判らないことであり、そのサウンドを一度でも体験すれば「ギタリストがスタジオやステージで直面する問題を解決するようデザインされた」ツールであることは容易に理解出来ます。よって、私自身もその“道具としてのサウンド”に感動したわけであり、そのことを頭の片隅に入れた上でこれから先をお読み頂けると、誤解もなく幸いと考えます。


さて、折角コチラのブログで取り上げるわけですから、デスクトップ・ミュージックのツールとしての使用方法はひとまず置いておき、あくまでプリアンプ&エフェクター単体としての性能に重点を置いてサウンドを探っていきます。
私がコチラの製品を初めて試した時、まず驚いたのが、エフェクターの種類とそのネーミングでした。

「むっ、こ、これはよくある、ただのマルチエフェクターという類のものではないぞ!」

と申しますのもモニターに映し出される歪み系の中のオーバードライブの色が、緑でツマミが3つ、そして名前がなんと、「JRC OVER DRIVE」となっていたからです。エフェクターに詳しい方ならもうこれだけでお判りになるでしょう(笑)。
つまり、キング・オブ・オーバードライブとして90年代以来、君臨しているIbanezのTS-808/TS-9を確実に意識しているのはアリとしても、さらにオペアンプまで「JRC4558D」のTSであるといった主張です(笑)。ここで思わずニンマリしてしまうわけですね。外人特有の一種のジョークであることは感じるのですが、「このツールをナメるなよ」といった、相当ギタリストをよく判っている、あるいはギタリスト自身が開発に携わっていることがこの「JRC」という文字で垣間見えるわけですね(笑)。

さらに歪み系はこの他には潔く2つしかありません。ひとつは黒くてツマミが3つの正方形、もうお判りでしょうがPROCOのRAT、そして銀色のラージボディーにツマミがトライアングルで3つ、そうです、E/HのBIG MUFF、と以上の3種類だけ。単純にオーバードライブ、ディストーション、ファズが入ってるだけなのですが、それらの特色が良い部分も悪い部分も(ここが重要!)リアルに再現されているあたりがいわゆる派手さと奇抜さと多機能重視のそんじょそこいらのマルチエフェクターと一線を引くものであるわけです。これらのサウンドの詳細は後述いたします。

さらにもっと言えば、コンプは近年様々なブティック・エフェクターメーカーのリメイク母体となっているROSSのコンプレッサー、フェイザーはMXR PHASE90、コーラスはBOSS CE-1はお決まりとしても、エコープレックス、E/H デラックス・メモリーマン(アナログディレイ)、ユニヴァイブ、そしてワウはJENとVOXの切り換えが可能、等アナログストンプBOX&ヴィンテージ名器のオンパレード!!であり、しかもそのどれもが良い意味でも悪い意味でもそれっぽい。一言、よく研究されています。
また、何と言ってもスゴイのが、このElevenrackにはデジタル系のエフェクター群、たとえばデジタル・ディレイやピッチ・シフター等が入っていません。デジタルなのにですっ!!(笑)センド・リターン端子が付いており、LOOPは好きな順番(位置)にかませられるので、そういうのはそっちで勝手にやってくれっ!!といったアナログサウンドへの追求、こだわり様はむしろ痛快過ぎるとも言えます。

確かに現在の音楽状況では、ギタリストのアナログ器材回帰は当たり前のものであり、それは内外問わないわけですからこうした時代のニーズに沿ったレイアウトは必然であっても、今までのデジタル・マルチエフェクターであれば「うわべ的にそれっぽいサウンドを作る」に終始していたものが、それを本当に使用している錯覚に陥らせてもらえるあたりにシンプルでありながらも斬新さを感じるわけですね。


そして忘れてならないと言いますか、むしろメインと言えるのがアンプ、つまり「プリアンプ」です。
コレの接続順も好きな場所に持っていけるのですが、より本物のアンプの使用方法に近づける為には最後に持ってくるのがよりそれらしいでしょう。
マーシャル、フェンダー、VOX、メサ・ブギー、ソルダーノといった大スタンダードのサウンドは当然レイアウトされているものの、特筆すべきはサウンド自体の奥の深さとタッチ&レスポンスでしょうか??まさかっ?と思うのですが、ギター側のVOL操作に対応してくれるのです。弱くクリーンに弾けばクリーンに、しかも高域のキラキラした倍音が残ってくれます。これはプレキシをイメージしたプリアンプに顕著に現れます。
しかも、たとえばマーシャルならあのクセのあるJCM800のサウンドや、フェンダーならばブラック・フェイスの他、デラックス系のツイードタイプのサウンドを数種シミュレートしてあり、そのどれもが「それっぽさ」という点で格段に今まで発売されたどの製品をも上回っています。
スピーカーキャビネットも当然選べるわけですが、私が感動したのはレアであるグリーンバックと言われるマーシャル・キャビネットが再現されていた点。
これは技術者が理屈で作った製品というより、ギタリスト自身が直接開発に携わって、耳で作っている、つまりジャンルや方法は違っても、ブティック・アンプ&エフェクター・ビルダーたちの音作り、つまり製品作りの工程とさほど感覚的に違わないのでは??というのが率直な感想です。


以上のことから、次回はElevenrackの各音質についてのインプレを独自の視点からしてみます。あと一回お付き合い下さいます様お願いいたします(笑)。




<Eleven Rack セミナーイベント第1弾!!>

関東に初上陸!
Eleven Rack がやってきた!ヤア!ヤア!ヤア!!

日程:10月22日(木) 16:00〜/19:00〜
場所:宮地楽器神田店 2Fライブホール「Zippal Hall」
参加費:無料

詳しくはコチラをご覧下さい。

デジタルが向かう先とアナログが行き着く先 1

この記事は2009.09.29 Tuesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 ここ数年、家電品や携帯、また仕事で使うPC等、いわゆる生活必需品と呼ばれるものに関しては便利で多機能になり、めまぐるしく進歩しているようです。
当然そこにはデジタル技術というものが存在し、いよいよTVもアナログからデジタルへと放送方法まで変わりつつある現在、デジタル技術の進化イコール生活便利性の向上と言えなくはないでしょう。また数年前なら数万したようなモノが今は数千円で買える…そんな急進歩時代であるのも確かです。

さて、では音楽の世界ではどうなのか??特にレコーディング器材に関して言えば10数年前からデジデザインのプロツールズがレコーディング機器としてグローバルスタンダードとなり、現在はそれを生業とするプロからコンシューマーまで、幅広い層の支持に支えられ、音楽制作の現場にはなくてはならない存在にまでなった様です。
何故そこまでになったかと言えば、圧倒的なコストパフォーマンス性でしょう。
たとえば、ひと昔前の様にSSLやNEVEのコンソールがあるスタジオを作ったとします。当然予算は数千万から億単位。とても素人や個人が手を出せる代物ではありませんでした。
ところがプロツールズの場合は4〜5百万でそれ相応のレコーディング環境が出来てしまう為、アーティスト自身が自宅にそれらを常備しクリエイトに励む様になりました。プリプロ(デモ)というよりも本番録音もそこで出来てしまう為、当然莫大な経費の削減にもなりますし、そこからデータだけを持ち出して同じプロツールズの入ったレコーディングスタジオにおいてサウンド作りをすることも可能です。
あるいは、別のミュージシャンにあるデータを送り、録音してもらってデータを返してもらうといった時間がなく忙しいミュージシャンにとって、貴重な時間を有効に使える手段も活用されだし、そのコンパクト性からライブ録音のツール等、幅広く使用され始めたわけです。
まさに時代を席巻したプロのツールと言えるでしょう(笑)。


今回何故このようなお話からスタートさせていただいたかと言えば、私ども宮地楽器神田店ではこの10数年、上記したようなプロツールズ等のレコーディング器材と、それとは全く正反対と言えなくもない、ヴィンテージ・ギター及びヴィンテージ・アンプ&エフェクター等の販売をさせて頂いております。
当然、お客様の層が違うのはいたしかたないことのようにも思えますが、実は水と油とか、そういった類のものではありません。
音楽をクリエイトすなわち創造するに当たりましては、どちらも究極な器材(道具)と言えるのも確かであり、世界中の多くのミュージシャンがヴィンテージ・サウンドをこよなく愛し、ギター等に限らず、レコーディング機器に於いてもヴィンテージ・コンプやマイクプリアンプ等はいまだに目指すサウンドの中心になっているわけです。それはプロツールズのプラグインにヴィンテージ・エフェクトのサウンドがシミュレートされていることでも容易にわかることであり、すなわち、時代に流されない普遍的に良いサウンドというのは絶対的に存在するのであり、それは逆に言えばシミュレートでは再現不可能なそのものでしか出せない「究極の味」というのが存在し、それを求めているからこその現状ということでしょう。

つまり今現在に於いて、デジタルVSアナログといった観点でモノを考えたり、アナログよりデジタルが優秀といった考え方は単に生活必需品においての便利性だけであって、何かをクリエイトする場合にはむしろ時代遅れなのかもしれません。
デジタルとアナログのそれぞれの良い点で結ばれた融点の高い製品作りが現在の主流であり、デジタルはよりアナログなサウンドを追い求め、アナログはいかにしてより高音質を求め保ちながら、それと並行してデジタルの便利性と融合するかが時代の潮流に思えてなりません。


そんなわけで前置きが非常に長くなりましたが(苦笑)、今回ご紹介させて頂く商品は以下です。

Digidesign Eleven Rack

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これをあくまでアナログの観点、つまりヴィンテージ・ギター、ヴィンテージ・アンプ、そしてエフェクターと本物を実際に扱ってきた我々スタッフがインプレッションするとどうなのか??どういう感想を持つのか???
メーカーサイドではないので辛口な意見も出るでしょうがそれがお客様にとって多少でもお役に立てばと考えまして、次回はインプレに本格的にチャレンジしたいと思います。


つづく。

9/29までのブティック・エフェクター特別プライスダウン・キャンペーンスタート!!

この記事は2009.09.19 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 まずはコチラからっ。

DLS Uitra Chorus

ウォームでスゥイートなステレオコーラスサウンドがウルトラ・ロー・ノイズで飛び出します。フルデジタル仕様ですが、それを感じさせないほどの暖かく太いサウンド!2台のコーラスを備えており、それぞれのチャンネルをプリセット出来るデュアル構造。そしてドライ音はあくまでもアナログ信号を保ちつづける設計になってます。
特筆すべきは内部トリマー5種類による微妙な調整が可能であること、JCのようにドライ&ウエットのコーラスでなく、ウエット&ウエットのステレオコーラスであること、また直流仕様の9V DCアダプターであれば極性を問わず使用出来る点です。
何か良いコーラスをお探しという方に、オススメです!!!

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次はコチラっ。

DLS Roto SIM


DLSのロータリーSPシュミレーターです。機能を簡潔に申し上げますとSLOW、FASTのスピード調整が可能で足元で切り換えが出来、エフェクト音の高域、低域のレベル調整が出来ます。そして高域(ツイーターホーン)、低域(ドラムホーン)それぞれの回転に合わせLEDが点灯。右側上のピンSWは内蔵のオーバードライブ回路のON/OFF、その上がオーバードライブのゲインコントロールになります。
2イン2アウトでエクスプレッションペダル(別売)によりスピードコントロールも可能です。
肝心の音の方はハイクオリティ-アナログ回路と16ビットデジタル回路の融合で、クリアーかつローノイズ!コーラスっぽい音ですので薄く掛けても心地よい広がり感が得られます。

商品ページへGO
コチラ

9/29まで抜き打ちでゲリラ的(?)にお安くご提供いたしますので、今後当店HP TOPのNEWSは要・チェゲバラでなく、チェキラっでお願いいたします。


琥珀と豊潤の狭間で VINTAGE GUITARS IMPRESSION Vol.3

この記事は2009.08.11 Tuesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

Vol.3 Fender MUSTANG BLUE 1966

      


1964年、デュオ・ソニックに当時の最新式トレモロ・アーム・ユニット“ダイナミック・ヴィブラート”を搭載し、FENDER社がビギナー向けに「高級機種JAZZ MASTERのトレモロ・アーム感覚を」と力を注いで開発したモデル“MUSTANG”…。この日本人には馴染みが深い“じゃじゃ馬”を3回目に取り上げてみたいと思います。

やはりムスタングと言えばコチラ、ダイナミック・ヴィブラートです。基本原理は確かにジャズ・マスター(ジャガー)と同じで、弦を止めているテールピース側を作動させてブリッジ本体が前後に揺れる構造です。しかもジャズマスター(ジャガー)ではふたつに分かれていたユニット・パーツがひとつにまとめられていて、ブリッジ本体はジャズマスター(ジャガー)と互換性があるものが使われているあたり、この合理性と機能性を併せ持った設計はまさに「天才!」としか言い様がありません。恐るべしレオ・フェンダー!!

さて、これが横から写した画像です。ダイナミック・ヴィブラートも年式によってテンション感が違ってくるのですが、コチラの年代(66年頃まで)が一番テンションが固く、ゆえにテールピースが後ろにふんぞり返ったセッティングになります(010や009から始まるゲージを張ると)。もともと70年代最初までのFENDERギターには3弦巻弦の太い弦が新品状態で張ってあったわけですが、それはムスタングも例外でなかったわけで、そう考えるとこのバネの強さは納得出来ますね。

そしてテールピースのスタッドに掛かるバネの強さはその位置で2段階に設定が可能になっています。写真の指を指している場所にご注目下さい。
そんなわけですので、この時期のダイナミック・ヴィブラートはアーミングした時の音程の可変幅も60年代後半からのそれより大きくなります。まさにアーミングをしている姿がダイナミックとなるわけですねー(笑)。


そういえば話は飛びますが、カート・コバーンの有名なエピソードで、ムスタングの弦高を上げ下げするのにいちいちブリッジ本体をギターからはずして、裏から弦高調整用の芋ネジを手で回していたというのがありますね。すごい根性です(汗)。正解はサドル両脇の膨らんでるところに小さな穴が開いているのですが、そこに6角レンチを差し込んで調整するです。
カート・コバーンのやり方は左写真をご参照下さい(笑)。

ちなみにサイド・ポジション・マークは69年までのローズとメイプルの間にパーロイドが埋め込まれたタイプ。ラッカー塗装とも相まってこのあたりにヴィンテージらしさというものが醸し出されているわけです。

次はヘッドです。
コチラのギターの場合、65年DATEのネック&ポットに66年DATEのピックアップが載っている為、66年出荷と判断して66年製と言っておりますが、この年代に多いのがコチラもそうですがスラブネックです。ストラトの場合ですとスラブなだけで「有難い」気持ちになりますが(苦笑)、ムスタングの場合にはラウンドとスラブで相場価格が変わるものではありません。
ただ多少サウンドに影響するのは確かでしょう。
でも何故スラブが存在したのか??このあたりの事情にお詳しい方がいらっしゃったら教えて頂きたいです。

また、“MUSTANG”という文字が走っているのが特徴的で、これは字体が変わりつつ、70年代中盤まで続く仕様ですね。野生馬、じゃじゃ馬、ボーイズレーサー??ミラージュ・ターボ???(古過ぎっ!!苦笑)
形容はいろいろありますが、要するにフロイドローズ搭載のストラトやソロイスト系ギターが大排気量のF1系スポーツカーだとしたら、こちらは小排気量のラリー車的と申しますか、草原のワインディング・ロードを小気味よくドリフトさせながら曲がる感じが想像出来、その辺の感覚が現在の若者をも虜にする魅力かと思われます。
カワカッコイイ…。偉そうでないけど速い。みたいな…。違う???(汗)

そして細かいことですがヘッドには“OFF SET CONTOUR BODY”のデカールもまだ貼ってあります。この後の年代になると入れられなくなるのですが、あった方がヘッドが締まる気がするのは私だけ??まあ、サウンドには全く関係ない話なんですが(苦笑)。
そしてニッケルメッキの“F-KEY”と呼ばれるペグですが、この頃はクルーソン製のF-KEYプラペグが付いております(70年途中からシャーラー製、クロームメッキ)。このプラも“MUSTANG”の雰囲気作りにいい味を出してるわけですね。

ネックの話が出たところでご覧頂きましょう。コチラ、もう以前ストラトのお話をさせて頂いた時に触れましたネックDATEです。左からモデルナンバー、月、年、ネックシェイプとなり、コチラはスタンダートのBネックです。
そういえばムスタング使いで有名であるチャーさんが以前、ムスタングには雄と雌がいると何かでおっしゃっておられましたが、ネックシェイプのことを指しておられたのでしょうか??気になるところではあります(笑)。

そしてネックポケットです。この頃のFENDER MUSTANG純正の厚いシムが入っています。このシムによってネックに角度を付け、ブリッジの高さを上げているわけですが、ギターの体に悪そうなのは言うまでもありません(汗)。

実はこのあたりの調整というのが、ムスタングというギターを活かしたり殺したりしてしまう肝心な部分です。
それにしても、当時はこれくらい作りがラフなものだったんですねー。

だって所詮エレキ・ギターですから。しかもビギナー用の(苦笑)。

ヴォリュームとトーンのノブは70年代中盤までコチラのジャズべタイプが付いており、途中からストラトタイプの黒に変わります。やはりジャズベタイプの方が質感的にGOODではあります。
そしてPOTですが、コンデンサー&ジャック共にオリジナルであると判断できました。実は66年製のPOTは以降のFENDER製品にはよく付いています。66年にたぶんモノを大量に仕入れてその後工場でずっと流用していたというのが定説です。なので70年代のギター&ベースに66年製のPOTが付いていてもそれはアリなんですね。
当時はこれらのギター&ベースが数十年経過して価値が上がるなんてことはFENDER社の誰もが想像すら出来なかったでしょうから。この間からこればかり言ってます(苦笑)。

さあ、話も佳境となりましたが、コチラがピックアップです。フロントとリアと配線材の色が違うのがこの頃の特徴であり、巻数を変えて出力的なバランスをとっているわけですね。
ちなみにコチラのギターではないのですが、以前測定したときに黄色いワイヤーの方が6.21kΩで白いワイヤーの方が5.55kΩという結果でした。いずれにせよ出力があるピックアップではないです。
ただこのあたりの発想は後のリプレイスメント・ピックアップのフロント、ミドル、リア用といった考え方のさきがけといった感じでオモシロイです。
PUキャビティーのシールドも高級機種、ジャガーやジャズマスターと同様に金属のシールド盤が貼られており、決してビギナー向けとか、スチューデントモデルだからといって手を抜いていないところにFENDER社がマーケティング的にこのギターに賭けていた気合を感じますっ

まとめ
70年代後半、FENDER社に「日本では何でこんなにムスタングが売れるのだ??」と不思議がられたFENDER MUSTANGであるのですが、理由はシニアの方ならお解かりの様に日本の某大御所ギタリストが広めたわけですね。私なんかも実は当時買ってしまった人間です
それはそうと、逆に今現在も某大人気アニメーションでジャパン製のムスタングが使われていたり、また別の映画で主人公が使用したりと、日本人には何故か縁が深い“MUSTANG”!!

この夏、絶対に来てますっ(笑)。


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また当店のFENDER/JAPAN MUSTANG モディファイブログ
コチラです!!


モーダのギター十番勝負(番外編)

この記事は2009.08.01 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
先日、うれしいバンドスコアが入荷しました。
LED ZEPPELIN。

score_zep


ギターを始めて、ある程度弾けるようになったころ、エレキギターでいろいろなミュージシャンにあこがれては、見よう見まねでコピーをしていたワタクシ。
でも、いざ自分のフェイバリットであるジミー・ペイジを耳コピするとなると、壁が立ちはだかっておりました。
高校生のころ、レギュラーチューニングしか知らないワタクシにとってジミー・ペイジのフレーズをコピーして行くと、人間の手では到底届かないところに音が行く。
日本人ではこのフレーズを弾くのはムリなのか、いや、人間ではムリなのか。
ああ、やはりジミー・ペイジは人間ではないのか、神様なのか!

...などと、弾けない悔しさから勝手にジミー・ペイジを神格化し、神と崇めきってしまう。
そんなふうにどんどんジミー・ペイジへの妄想が大きくなっていってしばらくたったころ、やっと変則チューニングを知る。

DADGAD?

なーるほど。弾ける弾ける。運指も特に難しいところはない。

さて、何回かこんなドラマを生みつつ、再発売されては廃版になるZEPのスコアが今回リニューアルされてLED ZEPPELIN ~犬泙任完全バンドスコアとして発売されたのです。
ジミー・ペイジのフレーズのみならず、ボンゾも採譜されているので、ドラマーにも朗報といえるでしょう。
DADGADの半音下げチューニングなんて、

買わなきゃわからないよっ!

一冊¥4,725(税込)で好評発売中です。中身濃いです。

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  • 2009.08.01 Saturday
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琥珀と豊潤の狭間で VINTAGE GUITARS IMPRESSION Vol.2

この記事は2009.07.25 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

Vol.2 Fender STRATOCASTER SB/R 1966


もう何の説明もいらないエレキギター史上、不動の名器であること間違いの無い“FENDER STRATOCASTER”。1954年の発売以来、マイナーチェンジを繰り返しながら現在でも進化し続ける、他に類を見ないデザインとその機能性は、発表以来いつの時代もミュージシャンたちのかけがえのない道具として選ばれ、使用されてきました。しかしながら、不遇の時代というのも経験してきているのがこのSTRATOCASTERです。60年代半ばから後半にかけてこのギターはFENDER社カタログの奥隅に追いやられました。そしてそれを救ったのが言うまでもないJIMI HENDRIXでした。ジミヘンがこのギターの潜在能力の全てを引き出したと言っても過言ではないでしょう。そのジミヘンがエクスペリエンス時代によく使用していた当時の新品がこの1966年製STRATOCASTERでした。まさにロックを、ブルーズを、ギタープレイそのものを、そして時代までをも変えたギターを2回目に取り上げます。

レオフェンダーがFENDER社をCBSに売り渡したのが65年と言われており、その後のFENDERのことをCBS FENDERと呼んでいます。CBS FENDERイコール大量生産のイメージが強いのですが、66年は売り渡された直後であり、よってプリCBS時代の工法がまだ生きていた最後の年代と言ってもいいでしょう。その象徴がオールラッカー塗装と言えます(67年途中からポリ塗装)。

そして66年からはこのようなラージヘッドが採用されるようになるわけですが、ヘッドの厚みがプリCBSより厚いのがこの年代の特徴です。写真でおわかりの様に、クルーソンのストリングポストが全て露出していません。このヘッドの厚みがやはりサウンドに影響しているのは否定出来なそうです。

ネックデイトの読み方ですが、左の13が機種名(年代によって数字が変わります)、次が製造月これは4月ですね。そして、最後のBはネックシェイプとなり、これはBシェイプ(スタンダード/ナット幅1.5/8インチ)ということになります。
このスタンプの書体にときめく方もずいぶんとおられるかと思います(笑)。

次にネックジョイントの仕込みですが、この隙間です。確かにきっちりとはまっている方が弦振動の伝達率は良いに決まっていますが、ヴィンテージのストラトに関してはこのくらいの隙間はざらにあります。それでも生きている様に鳴ってくれるところがヴィンテージのヴィンテージたる所以であり、マジックなんですね。
結局この時代、まさか40数年後にこのギターにこんな価値が付くとはFENDER社の誰もが想像もしなかったでしょう。

次にピックアップですが、これがグレーボビンのオリジナルです。ブラックボビンよりエッジがあるサウンドが特徴的で、よりロック向きとも言われていますが、66年製に関しては先ほども触れました通り、どこかプリCBSを思わせるギリギリの年代65年製と68年以降の攻撃的なサウンドとの中間と申しますか、繊細さとワイルドさを併せ持ってる感じです。

ボディー内部のザクリにはヴィンテージ好きの方には御馴染みの“S”文字がハッキリとあります。
ピックガードに隠れて見えない部分をよく見ると赤の塗装痕がまだ残っています。本来ならば赤がもっと強めにボディー内部の方まで吹かれていて、それが褪色してこのような味わい深い3トーンサンバーストに経年変化していることが確認出来るわけです。コチラはポット、キャパシター、SW共にオリジナルでした。

そんなわけで今回も計ってしまいました。
写真左上が66年製に付いていたオリジナル・シンクロナイズド・トレモロユニット、右下が最近のVINST用です。イナーシャブロックの重さは同じで、サドル及びプレートが最近のモノは若干重いようです。ただしこれは単に重さが同じであれば良いという問題ではなく、金属素材そのものの質で鳴りというのは変わると思われますので、やはりヴィンテージにはヴィンテージのユニットを付けるのが最適でしょう。ただし、経年劣化は避けられませんので、多少の音の犠牲は覚悟で使用する場合のみサドルを今モノに交換したりはありと考えられます。

装着するとこんな具合となります。
何とも形容しがたい風格ですね。今モノのレリックには絶対に出せない何かがあります。
塩ビピックガードの色具合、ピックアップ&ピックアップカバーの微妙な削れ具合、そしてノブの微妙なカタチと色…。
熟成されています(笑)。
そういえば“PAT.PEND”と書いてあるこちらのサドルも、ヴィンテージパーツの単体売りでは最近ほとんど出なくなりました。貴重ですので所有されている方は大切になされた方がよろしいです。

最後にどの写真にしようか迷いましたが、通常あまり見ることがないであろうスプリングをはずした状態の裏側の写真です。こちらの66年製の場合はバックル傷もなく、かなり良い状態というのがお解かり頂けると思います。





ついでですのでもう1枚。ネックジョイント部の写真です。奥に見えますボディー側ジョイント部に入っている“シム”ももちろんオリジナルです。


まとめ

一体何本のストラトをジミヘンが弾き潰した(?)のかわかりませんが、後期のバンド・オブ・ジプシーズで使用していた貼りメイプルの白黒があまりにも有名で、そのイメージが強烈に印象的ではありますが、生涯特にレコーディングにおいて気に入って使用していたといわれているのが、67年製だそうでそれだけは壊さなかったと言われています。
ストラトというとどうしてもクローシャン・ヘッドのプリCBS期か、あるいは70年代初期のラージ・ヘッドに人気が集中しがちですが、いわゆる過渡期と言われるこの時期の不遇だった頃のストラトも独特な個性を持ち、本物のサウンドを持つギターとして燦然と輝いていると言えるのではないでしょうか。


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スタッフたかだのおすすめの逸品 其の五

この記事は2009.07.19 Sundayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

 PRS SIGNATURE “BONNIE PINK” 



1986年から製作が開始されたPRS最初期のハイエンド・モデル“SIGNATURE”。
中でも、最も希少とされるレア・カラーの“BONNIE PINK”が奇跡の入荷。

SIGNATUREとは、非常にハイレベルに厳選されるPRSのマテリアルの中でも、ポール・リード・スミス本人がさらに高品質で希少だと認めたマテリアルの入荷したときのみ、本人の手により、1000本を作製して生産打ち切りになったモデルです。
通常のシリアル・ナンバーとは別に、何本目のシグネイチャーかを表わすシグネイチャー・シリアルがつけられ、ヘッドストックに、ポール・リード・スミス本人の手書きの“SIGNATURE”の文字が書き込まれております。
本機は、ゼネラル・シリアルが、#1 9634、シグネイチャー・シリアルが、#787となっています。
そんな初期PRSの精鋭の中でも、ひときわ個性的で希少なモデルが、この“BONNY PINK”です。

トップのAAAA級のキルトトップの美しさや、厳選された、ブラジリアン・ローズウッド・フィンガーボードのすばらしさもさることながら、最も目を奪われるのは、明るく鮮やかで上品なピンクに塗られたボディ・バックとヘッドストックです。
こんなフィニッシュのモデルは、絶対に他のモデルでは見られません。
元々は、従業員を家族のように大事にするポールが、日頃の感謝を込めて彼らの誕生日にプレゼントしたという自らが造り上げるハンドメイドギター、“EmpolyeeGuitar”の中で、1988年に造られた当時の従業員、“BonnieLloyd”に贈られたものがオリジナルで、SIGNATUREの中で、ほんの数本造られたうちの一本です。

PRS OFFICIAL SITEの中のトップレア・アイテムばかり集めた“PRS Museum”のページの1990’Sの中にシグネイチャーシリアルからいって、このギターにかなり製作時期が近いと思われるギターが、紹介されています。(http://www.prsguitars.jp/club/museum/1990_5.html

シリアルからいうと、このモデルの方が、ほんの少し古いですが、、、(笑い)。近年でもPRIVATE STOCKでこのカラーが極少数、作られているようですが、最初期の最高級モル、“SIGNATURE”の音の“深み”と“風格”は他の追従を許しません。

二度と入荷はないと思われるULTRA RARE ITEMです。マニアの方は、是非一度、おためしください!!


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  • 2009.07.19 Sunday
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フリーダム・カスタム・ギター・ビルドアップ・ミーティング後記

この記事は2009.07.12 Sundayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)

フリーダム・カスタム・ギター・ビルドアップ・ミーティング


去る7月5日(日)、当店2FのA-STUDIOに於いて、日本が世界に誇るギター・ビルドアップの魔術師、フリーダム・カスタム・ギター・リサーチ代表の深野真氏を迎えて “フリーダム・カスタムギター・ビルドアップ・ミーティング”と銘打ったセミナーが行われました。
前回のセミナーでは、深野氏の“トルク・マネージメント”によるサウンド・メイキング(自分も本当にビックリというか、感動すら覚えました)を皆さんにご紹介させていただきました。今回は、当店がオーダーした5本のギターを紹介することにより、フリーダム・ギターの魅力を皆さんに余すところなくお伝えしようという企画です。セミナー冒頭に、今回のオーダーは全て深野氏自身が手がけたということが明らかにされ、それ故にそれぞれのギターに対する愛情が伝わってくるこれ以上ないという紹介になりました。


まず、1本目は、ブラインド・フェイス時代のエリック・クラプトンのストラトヘッドのカスタム・テレ “BLIND FAITH SuperCustom” 当時のクラプトンの“レス・ポールにマーシャル”が意識の中にあり、説明の途中、ストラトとテレのボディの違い、つまりシングル・カッタウェイとダブル・カッタウェイの鳴り方の違いの説明もくわえながら結果、非常に“腰のある骨太なサウンドに仕上がった。とのことです。
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2本目は、当店店長の望陀の拘り”ツバ出しではない22フレット“や、今回唯一の”ステンレス・セミ・ジャンボフレット“(他の4本は全てニッケル・フレット)が特徴の “EL HEAD22” 汎用性の高いギターで、且つ最高の造りのギターを、という店長のオーダーの内容紹介があり、通常はここまでしっかり造り込むと、遊びがなくなって”固い音“になりがちだが、このギターに関してはガッチリしていながら”しなやかさ“を併せ持ったフリーダム・グレードのオールマイティーモデルに仕上がったこと。
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3本目は、私、高田のオーダーで、前回、完成して納品された直後に売れてしまった”REAL SRV NO.1“の第2弾 ”REAL SRV Custom“ ブラジリアン・ローズウッドをフィンガーボードを使用した前作に対して、インディアン・ローズで前作に負けないハカランダの音を、というハチャメチャな私のオーダーに、深野氏、自らの手でワイヤリングされたオリジナル・ピックアップと組み上げのテクニックにより、前作と同じではないにしろ、全く遜色のない”あの音“には、自分でお願いしておきながらビックリでした。このギターが一番、時間がかかったとのことでした。(ホントに無理言ってすみませんでした。)
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4本目は、MIYAJI流、ジミヘン・トリビュートの”KISS THE SKY”シリーズの第4弾 “VooDooChile” 今までは、全てLindy FralinのWoodStock69を使用していたのに対し、今回は希少なVooDooの“60’s Black Lefty”が手に入ったため、それを採用。それに合わせて、“バイト感が強く太すぎない、よりストラトらしいワイルドでアグレッシブなギターが出来上がったとのことです。
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最後の5本目は、当店なりの60’sのストラト・サウンドと60’sの”アメ車をモチーフとしたカラーをコンセプトとした、 ”RealSoundSpec“ の第2弾のシボレー・レッド。深野氏は、このギターの”鳴り“に、最も心を動かされたとのことです。深野氏が感じたのは、このギターが非常に”アコースティカル“な鳴りを持っているということで、シンガーがアコギをエレキに持ち替えるときに、是非、選んで欲しいとのことです。イメージとしては”ボブ・ディランに弾いて欲しいストラト。アームも使えるし(笑)“だそうで、なんと3弦が巻弦の”12〜52“の極太のゲージがはられております。(これは当店のオーダーでなく、フリーダムの感性ですが、サウンドを聞いて納得!)実際、参加者の方々の興味を、最も惹きつけていたのはこのギターでした。
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以上、5本のギターの紹介のあと、参加者の方からの質問コーナーや、フリーダムが何故、VOODOO PICKUPを輸入し、自社のギターに搭載するのか?から、ピックアップの磁束とサウンドの関係、ボディやネックの振動特性や剛性のコントロール(この話にトルク・マネージメントの説明は、かかせませんが、、、)の話や、ボディとネックをマッチングさせ、馴染ませながらのシーズニングなど、また製作中のエピソードなどを交えながら、製作者ならではの、いや、深野氏ならではの、詳しく的確でありながら、熱い説明に参加者の皆さんにもフリーダム・ギターの素晴らしさが充分に伝わったのではないかと思います。
当日、会場に展示したギターのほか、フリーダムのオリジナル”PEPPERシリーズ“や”ANTIQUEシリーズ“など、フリーダムのギターを多数、展示しておりますので、興味はあったのだが、当日に参加出来なかった方も、お時間がありましたら是非一度ご来店いただき、フリーダム・ギターの素晴らしさを体感していただけますよう、お願いいたします。

最後に、参加者の皆様、お忙しい中、足を運んでいただき、ありがとうございました!そして、深野さん、後藤さん、ご苦労様でした、そして、本当にありがとうございました!

高田
  • 2009.07.12 Sunday
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