この記事は2014.12.26 Fridayに書かれたものです。
中でも最も気合いの入った1本がこちら
G6120-1959LQ SP FSR Chet Atkins Hollow Body
Gretschファン垂涎の1959年6120を出来る限り再現した1本です。
エレキギターにおいて59年製といえば、まず “Gibson Les Paul Standard” が浮かびますが
Gretsch 6120においても59年はファンにとって「黄金スペック」とされる1本。
その代表的なユーザーであり、現在のGretsch人気の立役者と言えばもちろん
「ブライアン・セッツァー」ということに異論は無いでしょう。
彼の歴代愛器が1959年製の6120と言う事もあり、ヴィンテージ市場の人気も価格もグッと上がります。
'59年製6120が何故特別なのか?
6120 Chet Atkins Hollow Bodyの歴史は1954年の登場に始まります。
ギブソンにレス・ポール氏がいるように、グレッチにはチェット・アトキンスが共同開発のパートナーとして存在しました。
偉大な彼のシグネイチャーモデルとして登場したそのオレンジカラーはブランドを象徴するモデルとして現在も愛されているわけです。
チェット以外にもエディー・コクラン(55年製)やデュアン・エディー(57年製)らも愛用した初期モデルにはダイナソニック(ディアルモンド) シングルP.Uが搭載、ボディー内は完全なフルアコ(空洞)構造。
分かりづらいですが、、、
54年製のボディー内部、支柱も無くフルアコースティック構造
そして、57年後半からレイ・バッツがデザインした傑作P.U「フィルタートロン」が搭載されます。
Gibsonのハムバッキングほどファットでもなく、Fenderのシングルほど非力でもないこのP.Uは、ホロー構造にベストマッチしGretschサウンドを大きく特徴づける物になりました。
また1957年〜1958年製にはブロック、ブレーシングの強化がほどこされます。
その結果ボディーの振動を打ち消し、ソリッド感の強いサウンドとされています。
(もちろん個体差もありますが‥‥)
1959年頃からバック側のブレーシングが除かれた俗に言う「ライト・ブレーシング」
仕様になり、ホロー・ボディーの鳴りを取り戻します。(ブロックは有り)
こちらはヴィンテージ 59年製6120のボディー内部
こちらは今回の復刻モデル。
ヴィンテージ同様の3枚のラミネートトップ(現行の他のモデルは5プライ)
59年スタイルのトレッスル・ブレーシングも忠実に再現されています。
またボディー厚ですが59年製の前期が厚さ6,8ミリのディープボディ、
(ブライアンの初代6120)
59年後期からはボディ厚が6,3ミリのミディアムボディと呼ばれるサイズがありますが
(ブライアンの現在のメイン)今回はミディアム・ボディーで復刻されています。
その後60年から年を経るごとにボディーは薄くなり、62年にはダブル・カッタウェイが採用される等、サウンドはまたソリッドにシフトしていきます。当時のグレッチが試行錯誤(以外と適当?)していた事がよくわかりますが、
「50年代前半ほどアコースティックではなく、58年や60年以降ほどソリッドでない」
結果的にこの59年代スペックのみがオンリーワンなサウンドを得られる事となったのです。
そんな1959年の復刻モデル是非手に取ってみて下さい。
在庫、詳細はこちら
山田
G6120-1959LQ SP FSR Chet Atkins Hollow Body
Gretschファン垂涎の1959年6120を出来る限り再現した1本です。
エレキギターにおいて59年製といえば、まず “Gibson Les Paul Standard” が浮かびますが
Gretsch 6120においても59年はファンにとって「黄金スペック」とされる1本。
その代表的なユーザーであり、現在のGretsch人気の立役者と言えばもちろん
「ブライアン・セッツァー」ということに異論は無いでしょう。
彼の歴代愛器が1959年製の6120と言う事もあり、ヴィンテージ市場の人気も価格もグッと上がります。
'59年製6120が何故特別なのか?
6120 Chet Atkins Hollow Bodyの歴史は1954年の登場に始まります。
ギブソンにレス・ポール氏がいるように、グレッチにはチェット・アトキンスが共同開発のパートナーとして存在しました。
偉大な彼のシグネイチャーモデルとして登場したそのオレンジカラーはブランドを象徴するモデルとして現在も愛されているわけです。
チェット以外にもエディー・コクラン(55年製)やデュアン・エディー(57年製)らも愛用した初期モデルにはダイナソニック(ディアルモンド) シングルP.Uが搭載、ボディー内は完全なフルアコ(空洞)構造。
分かりづらいですが、、、
54年製のボディー内部、支柱も無くフルアコースティック構造
そして、57年後半からレイ・バッツがデザインした傑作P.U「フィルタートロン」が搭載されます。
Gibsonのハムバッキングほどファットでもなく、Fenderのシングルほど非力でもないこのP.Uは、ホロー構造にベストマッチしGretschサウンドを大きく特徴づける物になりました。
また1957年〜1958年製にはブロック、ブレーシングの強化がほどこされます。
その結果ボディーの振動を打ち消し、ソリッド感の強いサウンドとされています。
(もちろん個体差もありますが‥‥)
1959年頃からバック側のブレーシングが除かれた俗に言う「ライト・ブレーシング」
仕様になり、ホロー・ボディーの鳴りを取り戻します。(ブロックは有り)
こちらはヴィンテージ 59年製6120のボディー内部
こちらは今回の復刻モデル。
ヴィンテージ同様の3枚のラミネートトップ(現行の他のモデルは5プライ)
59年スタイルのトレッスル・ブレーシングも忠実に再現されています。
またボディー厚ですが59年製の前期が厚さ6,8ミリのディープボディ、
(ブライアンの初代6120)
59年後期からはボディ厚が6,3ミリのミディアムボディと呼ばれるサイズがありますが
(ブライアンの現在のメイン)今回はミディアム・ボディーで復刻されています。
その後60年から年を経るごとにボディーは薄くなり、62年にはダブル・カッタウェイが採用される等、サウンドはまたソリッドにシフトしていきます。当時のグレッチが試行錯誤(以外と適当?)していた事がよくわかりますが、
「50年代前半ほどアコースティックではなく、58年や60年以降ほどソリッドでない」
結果的にこの59年代スペックのみがオンリーワンなサウンドを得られる事となったのです。
そんな1959年の復刻モデル是非手に取ってみて下さい。
在庫、詳細はこちら
山田
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