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書いた記事数:1295 最後に更新した日:2024/02/08
この記事は2012.05.30 Wednesdayに書かれたものです。

みなさんこんにちは。


今週はやや暑い日が続き、夏の訪れを確実に感じる陽気となりましたがみなさまお元気でしょうか?


つい先日こちらのブログでモデリングギター「LINE6 JAMES TYLER VARIAX」についてご案内差し上げましたが、今回はまた別のアプローチを行ったモデリングギター
「ROLAND VG STRATOCASTER G-5」をご紹介します。

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商品ページはコチラ→GO


さて、先日のVARIAXはLINE6とJAMES TYLER のタッグ。今回はROLANDとFENDERのタッグ。ブランドを超えた組み合わせは、まるで「武藤・小橋組 vs 秋山・大森」の豪華版プロレスを見ているかのようです。両社リングインした宮地楽器神田店より実況させていただきたく存じます。

VARIAXについては先日のブログでお伝えしました通りでございますので、再度お読みいただくといたしまして、今回はVGストラトの実力を探ってみたいと思います。

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ギターシンセやCOSM、VGなどのサウンド・シミュレーション技術をほぼ一社で切り開いていった感のあるROLANDですが、その熟成度がどんな具合にギターに投入されているのでしょうか。見てゆきましょう。




サウンドの核となる技術はROLAND社が永年かけて熟成してきたCOSM(Composite Object Sound Modeling)という、原振動(音の元)が、人間の耳に達するまでの過程にかかわる物体の構造、素材、電気系、電子系、磁気系などのオブジェクトを最先端のDSP技術で再構築する技術です。つまり出音の音ツラだけをサンプリングするのではなく、音源から耳に到達するまでのファクターをDSP技術でシミュレートしているのです。
すでに我々ギター弾きには数年前からBOSSのアンプやFBM-1 Bassman/ FDR-1 Deluxe Reverbなどのエフェクターでその技術の恩恵を受け、耳にしています。ここまで先進技術を使われていますと、いい音に聞こえてくるものなのですが、それはプラシーボ効果。先入観をできるだけ排して冷静に弾いてみます。

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ギターの種類としては「ノーマル・ストラトキャスター」,「モデリング・ストラトキャスター」、「テレキャスター」、「ハムバッキング」、「アコースティック・ギター」の5種類のモードを搭載。5ウェイ・スイッチにより、どのモードでもピックアップの組み合わせによる音色変化が楽しめます。しかも、アコースティック・ギターのモードでは、ジャズ・ギターやシタールの音色。


ひとつづつ弾いてみます。
1.「ノーマル・ストラトキャスター」
このモードはシミュレーションではなく、このギターの木材と電気的ピックアップが拾う、素のサウンドです。もっとも基本となるアルダーボディのストラトとしてのポテンシャルが試されます。ノーマルというだけあって、この音色はあたりまえながらふつうなストラトの音。アメリカン・スタンダードに代表されるクセのない、しかしながらエフェクトのノリがよさそうな素直なサウンドはさすが。


2.「モデリング・ストラトキャスター」
COSMでモデリングされたサウンドということですが、こちらもノーマルに近い自然なストラトサウンドがします。ややピックアップを交換したようなミッドがシフトしたような音色ですが、ノーマルストラトと比較して劇的な変化は見受けられません。しかし、改めてこのサウンドがシミュレーションでつくられているものと思うと楽器としての懐の深さを感じます。1.のギターとは違う、他のストラトの個体を弾いているような感覚。この若干な違いが欲しくて大枚をはたいて楽器店を探しまわり、やっと見つけたらネックグリップがしっくりこない。というようなギター探しの経験を思い出しながら、「なるほど、これは一本で済むのか。こりゃ便利。」とうなづくワタクシでございました。


3.「テレキャスター」
テレキャスターをかき鳴らすということは、「板と棒切れが作り出す弦振動を左手や腹に受けながらカッコよく」やりたいものとワタクシは考えておりますので聴感のみではテレキャスター演奏のヨロコビは語れないと常々思いっております。が、このポジションでのテレキャスターサウンドはコンテンポラリーで品のあるもの。サウンドの似ている、似ていないを語る以前に、非常に扱いやすく、エフェクトのノリなども良い心地よいものです。アンプからの出音はややトレブルを抑えたものの、テレキャスターらしいソリッドな音色が楽しめます。


4.「ハムバッキング」
どちらかというとレスポールなどの音圧あるハムバッキングというよりは、70SのFENDERセス・ラバー・ハムバッカーなどのブライトなイメージです。マホガニーボディのギブソン系のサウンドというよりはストラトのピックアップをシングルサイズのハムに変えたようなサウンドという印象です。あくまでもこのあたりはストラトの、フェンダーのハムバッキングの域を出ないお約束のもと、ヴァリエーションを増やしたもの、といえます。


5.「アコースティック・ギター」

ここはモデリングをするメーカーのウデの見せ所となるところでしょう。正直申し上げますと、ここ数年でかなりアコースティックに近いものができあがりつつあると思います。以前までのアコースティック・シミュレーションですと、弾いた演奏者に対しての生音は実感がないものの、ライブや録音するとまあまあに聞こえる。といったレベルであり、決してプレイヤーに弾くヨロコビをもたらすものではないという印象でした。ところが、今回このモードを試すにあたり、演奏者がストラトシェイプのスチール弦を聞いているにもかかわらず、ピッキングをした右手の下にあたかも木製のブリッジやブレイシングがあるかのような心地よいナチュラルなコンプ感。そしてギラつきをおさえたアコースティック感覚は演奏者に弾く楽しみやよろこびを与えるまでに至っていると実感いたしました。
アコースティックに関してはまだまだ本物と同じサウンドにするのは改善の余地があると思いますが、ライブなどで代用するには十分なレベルと言えます。
BOSSのAC3やヤマハのサイレント・ギターなどでライブを行っている方には十分満足のいくレベルです。ワタクシとしては、モロに本物そっくりなアコースティックなサウンドが出てくるよりも少しニュアンスが違ったこちらのサウンドのほうが個性を感じられ、何か新しいアイデアが生まれそうな気がしています。

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<変則チューニング>

「ドロップD」「オープンG」「DADGAD」「バリトン・チューニング」
「ギターを持ち替えることなくストリング・テンションもそのままで、さまざまな変則チューニングに瞬時に切り替えできます。 さらに、12弦ギターのモードも装備。アコースティック・ギターまたはエレクトリック・ギター、どちらでも設定可能です。」とカタログにありますが、この変則チューニング機能はこのギターのあらゆる長所のなかでも突出して素晴らしいです。

ギーギーいいながら機械的にペグを回す某社のチューニング機構よりも数段ノンストレスです。実際にこのノブを回すだけて変則チューニングにできるものは以前から出ておりましたが、非常に追従性が高いです。各弦の信号を個別に出力するディバイデッド・ピックアップのおかげでしょうか。各弦のピッチや音ツラを取り込んで瞬時に演算処理を済ませ、音程を変えて...などという工程を微塵にも感じさせないレスポンスのよさ。チューニングを変えることでは何一つストレスを感じることはありません。きわめて自然に演奏に入り込むことができます。

まとめますと、V-5はストラトキャスターを軸足に置きながらストラトの可能性を広げたモデルと言えます。モデリングギターでありながら、レスポールやセミアコ、フルアコなどには手を出さず、フェンダーのラインアップのなかでの代用をフルにカバーしている印象です。

一方、VARIAXは巾広くさまざまなギターをモデリングしており、多彩なサウンドはイマジネーションを刺激します。

個人的にはレコーディング使用にはVARIAX、ライブ使用にはV-5というのがこれらモデリング・ギター二機種の真骨頂ではないかと思います。

いずれにいたしましても、エレキギターの進化がこの二機種によってまた一歩新しいページが開かれています。ギターを演奏される貴兄におかれましては、ここで一度ギターの進化を目の当りにしていただきたく存じます。

ぜひ店頭で試奏して下さい。お待ちしております。


ではまた。

by Moda  

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  • 2012.05.30 Wednesday

この記事は2012.05.29 Tuesdayに書かれたものです。




皆さんこんにちはiです。

実は今月5/31(木)に発売されますシンコーミュージックさんのムック本“THE EFFECTOR BOOK Vol.16”に宮地楽器とLOUD&PROUDがコラボレートした「THE FUZZ BOX」が取り上げられることになりました!

今回の特集がジャパニーズ・ファズということで、数ある国産ファズの中からこうして話題に上げてもらうこと自体非常に光栄なことなんですが、そんな中、以前から申し上げてきました通り、遠方のお客様でもそのサウンドをご確認して頂ける様、試聴動画をUPする為に一昨日は当方2F ZIPPAL HALLにて動画の収録を行いました!

この収録にお手伝い頂いたのは、近年売り出し中の若手プロギタリスト、坂本夏樹くんです。彼は普段からこのTHE FUZZ BOXを仕事でもバンドでもメインで使用しており、また同ブランドのTHE CRUNGE BOXも発売当初から使用しているという、まさにLOUD&PROUDの申し子と申しますか、これらの製品を開発者よりも熟知した(?)数少ないギタリストであります。

そんなわけで、只今編集中のこの動画ですが、かなり満足いく内容で撮り終えました。
是非楽しみにお待ち下さい!また、シンコーミュージック「THE EFFECTOR BOOK Vol.16」の方も是非チェックの程、宜しくお願いいたします。


i


LOUD&PROUD “THE FUZZ BOX”のページは→コチラ
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  • 2012.05.29 Tuesday

この記事は2012.05.23 Wednesdayに書かれたものです。
みなさんこんにちは。

先週は自然が造る金環日食や、人間が造るスカイツリー、自然と人間の偉大な作品を次々に見せられました。それなりに感動いたしましたが、ワタクシ日食は横浜にいたので曇りで見られず、スカイツリーは宮地楽器の前の交差点からチラ見するだけ。
両方TVで見るのみですっかりカヤの外でございました。

さて、人間の造ったもので偉大なものといえばトーカイのエレキギターがありますが(なんと強引な)、今回そのトーカイのご案内でございます。

70年代に良質なレスポール・スタイルのギターを追求し、"THE REBORN"と名づけられた名器たち。
その生まれ変わりであり、かつ進化しているという今回ご紹介の特別オーダー品TOKAI HLS-240SFは"REBORN”の生まれ変わりと言われております。
REBORNの生まれ変わり?というともはや輪廻転生のサイクル。占い師に見てもらえば、前世ではLSだったとか、阿頼耶識(アラヤシキ)とか、とても神々しい魂がオーラとして出ているに違いありません。
(落ち着いて考えると、何度でも生まれ変わるのはゾンビやバイオハザードなどオソロシイものばかりなのですが、商品紹介のページではイメージよくないのでこの話はこの辺で。)

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TOKAI HLS-240SF。
TOKAI SUPER SHOP LIMITED MODEL
と名づけられている通り、通常のカタログには掲載されていない
TOKAI SUPER SHOPと呼ばれるディーラー(もちろん宮地楽器も!)のみがオーダー可能な稀少モデルなのですが、ただ「数が少なければ価値がある」とも言えません。
こちらのブログをご覧いただいている方々に十分「これはいいギターだ」と納得していただけるシロモノかどうか、こちらもコダワリの姿勢で詳しく見てゆきます。

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今回の、材にこだわったHLS240の製作に関しては良質な木材の入手(とくにマホガニー1ピース・バック)が必須であり、完全限定で9〜10本程度しか製造できないとのこと。


製作前にトーカイの工場長やヒビキ・コーポレーションさんのお話をよーく伺って、このなんの変哲もなさそうなLPスタイルのギターが実はツボをしっかりとおさえたギターであると理解し、
これはいい音になりそうだということで、4本オーダーした次第でございます。


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さて、まずはHLSシリーズの自慢のスペックであるネックの仕込み角度。「サスティンとキレのよさを考慮し、ネック仕込み角度を3.8度に設定」。
オリジナルのレスポールは3度。通常のトーカイは4.5度で、今回の3.8度はその中間。


ここがどうして音に関係あるのか。
ネックの角度、ボディに対しての仕込み角を変えるということ。それは単に差込角度を変えるだけではありません。それはネックとボディの接合部分、もっと言いますとエスカッションやブリッジなど、弦振動の伝達経路に変更を強いられることになります。



*リアPUのザグリが最小限なため、マホガニー部分がほとんど削られておりません。
しかもこのマホガニーが1ピース・バックなため、豊かなサスティンを得られるのです。



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従来、ネックの仕込み角度を変える場合はボディのピックアップ部のザグリを従来のままのジグでくりぬく方法が主流でしたが、今回の場合はネックの仕込み角にあわせて
ザグリを浅くする工法をとっています。これは結果としてボディ材のくりぬきを最小限に抑えることになり、ボディ部分の木材の体積を残すことになります。つまり、木の鳴りを最大限に活かすことになり、より豊かな楽器の鳴りを実現することになります。


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ネックのジョイントはもちろんディープジョイント。
実際に接着前のギターを画像のように持たせていただきましたが、揺らしてもまったくズレたりしない精度で接合面を合わせております。
このあたりは完成してからは見えない部分ですので造る前にチェックです。ムリを承知で「このまま持ち上げていいですか?」と聞いたのですが、「もちろんいいですよ。」とニコニコしながら工場長即答。さすがは日本製。高い技術力を誇っています。


木材の仕込みに関しては十分に精度が解ったところですが、トップのカーブはオリジナルの59年製から採寸しただけあって、色気と無骨さを兼ね備えた絶妙なもの。
ボディ周りからなめるように見ていって指板のウネリあるマダガスカル・ローズウッドのあたりまで視線を移動してゆくにつれ、価格を超えたクオリティに満足感を得て、このギターに出会った至福を感じるところでございます。


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ボディやネックがオリジナルに近いカーブを描いているとはいえ、ネックグリップは非常に素直なもの。クセを感じさせず、持った瞬間から手に馴染むようなものです。
実際に弾いてみますと、ネックを握る左手でも常に鳴りを感じられ、全体が鳴っているフィーリング。重量バランスもよく、ヘッドが下がったり、ムリな力で抑えつけたりすることがない、ほどよいバランスです。

アンプを通したサウンドは、ネック角度を変えたことによりフロントピックアップを1mmほどブリッジ側に寄せていることから、フロントの音がややトレブリーなのでしょうか、フロント・ミックス・リアとシームレスなトーン感覚がします。
このモデルに採用されているスプラグ・オレンジ・ドロップ・コンデンサーの相性もよく、トーン・コントロールはもちろん、ヴォリュームでもサウンドのニュアンスを変化させることが出来る、実にレスポンスのよい、コントローラブルなギターです。

ピックアップはトーカイのオリジナル「The fifty nine」。
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実際弾いた印象ではミドル・ハイのあたりに盛り上がりがくるものの、クセはあまりなくスイートな音色。近年ありがちなパワー重視の歪みっぱなしなハムバッカーということはなく、良質材が作り出すレスポンスのよさやピッキング・ニュアンスをしっかり
出力します。

サウンド・クオリティでのライバルはヒストリックあたりですが、価格を考えるとこちらに軍配があがるような気がします。

良質なLPをお探しの方でギブソン・ブランドに拘らない方、ぜひお試し下さい。

カラーは2色。
CSはコチラを、VFはコチラをご覧ください。



ではまた。
  by Moda



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  • 2012.05.23 Wednesday

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