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書いた記事数:1295 最後に更新した日:2024/02/08
この記事は2011.11.20 Sundayに書かれたものです。

みなさんこんにちは。

週末からめっきり寒くなり、ワタクシ、クローゼットから革のジャケットなどをあわてて取り出して通勤しています。若干押入れ臭かったので気になったのですが、電車のホームで同じように革の匂いを気にする人を見かけ親近感を覚えました。革はロックンロールの匂いがしますが押入れの匂いもします(笑)。

さて、ロックンロールといえば日本のロックシーンに長年君臨しているわれらがCHARさんが最近ヤマハの新しいアンプの広告に登場しております。
http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/guitars-basses/artists/interviews/char01/

われわれ「ロック弦な日々」執筆陣も御大の薦めるアンプがどのようなものか興味津々でございましたが、本日入荷しましたので早速チェックしてみます。
NA111119YAMA_THR10a.jpg

YAMAHA THR-10 ¥29,800。

ヤマハのHPではすでにCHARさんの記事が掲載されており、またワタクシ先日の楽器フェアでざっと体験しておりましたが、なにせ先日の楽器フェアは周囲の大音量の中、半解放型のヘッドホンでかなりの騒音下でのモニター、正直あまり実態をつかめないでおりましたので、今回はじっくりと観察です。

まずギタリストはカタチから入るもの。
外観のチェックです。実にレトロなデザインであります。かつて真空管アンプが放熱のために必要としていたシャーシーの穴をみごとにデザインに取り入れています。
ワタクシ実はバイク大好きなのですが、バイクの世界では水冷でありながら放熱フィンのついたエンジンがあり、わかっていながら騙されるフェイクな感じも好きなのです。これには思わずニヤリとさせられるデザインです。ひと目では玄人向けの測定機器のよう。
ハンドルもシャーシーもFRPなどではなく、しっかりと金属で造られており、上々の仕上がりです。ずっと使い込んでいけば少し錆びたり、塗装が剥げたりするのでしょうが、このルックスならばそれも楽しみです。

NA111119YAMA_THR10c.jpg

電源を入れますと、そのスリットの隙間からはなんとジワリと点灯する真空管の灯りが(!?)。ついにヤマハが真空管アンプ?プリは12AX7か?などと本体を覗き込むと、そこにはヒミツの光源が。うーん、気持ちよく騙されました(どういう仕組みかは店頭でご覧ください)。このアンプの機能には不必要な部分ですが、使い手のココロには必要な部分でございます。ギタリストがアンプに向かい、真空管があたたまるまで待つ。それはギタリストにとって一種の儀式のようなものです。これからプレイするためのソンキョの姿勢、アンプに向かいココロを落ち着けるための時間。THRではこの音出しまでのワンステップが演出されることにより、製作者の本気の遊びゴコロを推察することができます。(実際この灯りが店頭するまでアンプから音が出ないニクイ演出。喝采!)


NA111119YAMA_THR10d.jpg
電源スイッチも21世紀の製品としては珍しく、ピンスイッチがウレシイ触感でしたが、各コントロールノブもFENDER MUSTANGやMXRのような形状でギタリストには馴染み深いもの。グッと身近に感じられます。

さて、音質はいかがなものか。ギター、ベース、アコギなどなんでもOKという触れ込みのアンプ・シミュレーター。大抵こういうものは「何でもできるが何にもできない」ケースが多いもの(ひねくれ過ぎ?)。半信半疑で触ってみます。しかしながらクリーン、クランチ、かなりヘビーなドライブなどなど、試すモノこれすべてが本気でOKが出せるクオリティです。

うーん。ヤマハにこんなアンプあったっけ?
どんな流れでこんなスゴイ音が造れたの?
どこかのOEM?

などと失礼ながら俄かにヤマハ製品とは信じられない疑問続出のワイルドなアンプ・サウンド。もちろんクリーン・サウンドはお手のもの。

エフェクターも、ヤマハにこんなエフェクターあったっけ?といったクオリティ。とくに空間系のステレオ感がスゴイ。頭の後方からもディレイ成分が聞こえてくるかのような包まれ感。スプリング・リバーブもしっかりテケテケ。エレアコもじつに自然な空気感。これは寂しかったボクの部屋にバラが咲く!? 試奏したスタッフ一同興奮気味でございます。
ここまでの段階でスタッフは数人「買う!」と表明。予約を入れてしまいました。(もちろんお客様優先ですのでワタクシたちは最後にならないと買えません。)
御大CHARさんも「ずっと弾きたくなるアンプだね」と広告でおっしゃられていますが、まさしくその通りです。ルックス、サウンドともに秀逸。ヒマさえあればスグに弾きたいアンプです。


・・・・ここまででも十分「買い」なのですが、スゴイのはここから。
「ロック弦な日々」の執筆陣の興味はそれだけでは終われません。


外部端子にipodをつないでみます。
ギターアンプにCD INPUTやAUX端子がついているものは現在たくさんありますが、
ギターアンプにオーディオプレイヤーを接続したときのサウンドはお世辞にもハイファイとは言えないものが多いもの。ギターアンプ・スピーカーとして優秀なものはオーディオ・スピーカーとしては目的が違い、ヌケが悪いのはやむを得ないこととしてガマンしておりましたが、このTHRはオドロクほどクリーンなサウンド。オーディオアンプしてのクオリティも十分保っています。おそらくギターアンプとしてのサウンドはシミュレーションで造ってしまい、スピーカーはそれをただ素直に出力するだけなのでしょうか、AUXから入力したものはそのままオーディオ・サウンドですし、ミックスしたギターアンプの音はそのままギターアンプの音が出ています。聞いたところによると、オーディオの出音にはヤマハのオーディオのノウハウがつぎ込まれているとのこと。納得のクリーン・サウンドです。
このオーディオ再生機能は普段の使用としてウオークマンやiPODの再生用アンプとしての用途としても十分使えそうです。そうそう、こちらのTHRはUSBでPCとの接続が出来、オーディオ・インターフェイスとしての機能も持っていますので、PCのオーディオ・データ再生モニターとしても使用が可能です。これもウレシイ機能です。

さらっとPCとの接続を書きましたが、エフェクトやアンプ・モデリングのパラメーターを操作できるソフトTHR EDITORをダウンロード可能。しかも、ダメ押し。

CUBASE AI6
附属。


ということは....。


今日はもうこの辺でやめにしとうございます。参りました。
YAMAHAさんが満を持して発表したこちらのアンプ。
全員でスタンディング・オベーションでございます。


お電話、メールでご予約承っております。

ではまた。

by MODA

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  • 2011.11.20 Sunday

この記事は2011.11.13 Sundayに書かれたものです。

みなさんこんにちは。

11月も半ばというのに今日は暖かく実に過ごしやすい気候ですが、みなさんお元気でしょうか。暖かい季節にはたいていアロハなワタクシでも、毎年これくらいの時期にはダウンに着替え(早すぎ?)、越冬に備えるのですが今年はまだまだ引っ張れそうです。でも気温の急激な変化がコワイので寝る前の天気予報のチェックは欠かせませんね。みなさんもお気をつけ下さい。

さて、そんなさなか暖かいカラーのギターが入荷してきました。
 



NASHGUITARS
T-69TL





NASHGUITARSは入荷するたびに思うのですが、第一印象として色合いが絶妙です。今回の入荷はPINK。サーモン・ピンクのようでシェル・ピンクと言われればそうなのか、いいや、FIESTAレッドにも見えるぞ。ということで断定が出来ず、 "PINK"と表記させていただきました。思えば、前回の入荷のときもBLACK/MAPLEのストラト・シェイプが入荷しましたが、スペック表を見るとチャコール・フロストと記載。訂正も考えましたが誰に聞いても「黒メイプル」というのでそのまま通させていただきました。黒系のカラーですと色決めは明度メインの勝負になりますので原色とずれても、さほど全体の印象が変わることはありませんが、暖色系は原色に近いとヴィンテージ・カラーとしてはシラケてしまいます。その原色からの離れ具合がじつに塩梅よく出されている点、そのカラーバランスこそがこのブランドのフィニッシュワークにおいて特筆すべき点でもあります。

そんな中間色の絶妙な色あい、写真では絶対に表現できないものでありますが、実に深みのある光の反射具合であります。

写真ではわからないと言っておきながらハナから矛盾なのですが、写真をご覧いただきますと(笑)、わざと塗装を剥いだレリック加工部分にアンダーコート、塗装、トップコートなどの加工工程が見てとれます。この幾層にもわたる丁寧なラッカー仕上げの工程が見せたくてレリックしているのでは?というゲスな勘ぐりもしてしまいます。この外観から受ける塗装の丁寧さはギターを手にする前に鳴りのよさを予感させます。当店ではNASHのシンライン・モデルは初入荷ですので、フェンダーのシンラインではまずありえないこのカスタムカラーの新参者にスタッフ一同興味津々、REC機器のスタッフも全員集合でございます。


さて、実際にアンプに通さず生で弾いてみます。ジャラーンと弾き降ろす感覚はやはりヴィンテージに近い感覚でございますが、やや太めのフレットのファクターと思われますがヴィンテージそのものというよりは太めの生音です。 NASHGUITARは生で弾いたときの音の大きさはどんなギターにも負けないないくらいの「大きな音」が出ています。しかし、何でも音がデカけりゃいいってものでもないのがギターの世界。さらに言えば、なんでもかんでも大きな音がでていりゃあ、「鳴りがいいですよ、コレ最高ですよ」などと言わないのがワタクシたちのブログ「ロック弦の日々」のお約束でございます。

で、シビアな目で率直な意見を言わせていただきますと、結論、ご安心下さい。こちらのギターはちゃんと、いい意味でラフな倍音成分が出ております。印象としては鳴りのよいヴィンテージにリフレットを施したような音....。ん?このギターのスペックそのままか。なるほど、木部はフェンダーと同じ構成、塗装もヴィンテージっぽければ生鳴りが似ているのは当然でした(笑)。
 
でも、エレキギターはここから先が肝心。アンプに通してみます。
瞬間、またも「ん?」といった印象。ここまでフィニッシュが丁寧で、生で鳴りがよいギターを弾いているのに、予想していたヴィンテージ・サウンドとは違ったサウンドが出てきています。生でガンガン鳴っていた全体のボディ鳴りが、アンプを通したときには、その鳴りのよいサウンドの一部をチョイスして強調したような、輪郭がはっきりしたサウンドです。
なぜ?もう一度ヴォリュームを下げ、生のサウンドと比較。「ははーん。」ピックアップの特性ですな、こりゃ。
JASON LOLLARピックアップの仕業ですわ。
このLOLLAR、シンラインに搭載されているのは初体験ですのでざっと印象を書かせていただきますと、実にセンシティブなピックアップとみえました。ヴィンテージ的な鳴りをいい意味で裏切る、その品のあるサウンド。レンジも広いのでしょうが、ピックアップの高さや角度を少し変えただけで音の拾い方がかなり変わります。指向性も特徴ありそうです。ピックアップ・マウントネジでPUを上下させると、感覚的には250キロのポットでヴォリュームのメモリが1〜2くらい変わる、そんな音量変化も感じます(ワタクシの印象ですのでご了承ください)。ボディ、ネックは上記しました通り上質のものですので、このピックアップの上下だけでもサウンドの変化を良質なサウンドのまま楽しむことができます。すでに木部で作られたサウンドの好きなところを拾う、 そんな楽しみかたができそうです。

結論として、木部はヴィンテージ・ライクで徹底しつつ、ピックアップをあえてヴィンテージっぽくしないことでケミストリーを起こし、アウトプット・サウンドをどこにもない個性的なものにしているといったところでしょうか、 ギタリストのイマジネーションと表現力を刺激するギターとなっている、そんなギターといえます。

写真で表現できないカラー、体感しないと解らないサウンド。稚拙な表現のブログでどうもすみませんがご興味がおありでしたらぜひご来店いただき体感して下さい。

商品ページはコチラでございます。

ではまた。 

                             by MODA

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  • 2011.11.13 Sunday

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