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書いた記事数:1295 最後に更新した日:2024/02/08
この記事は2011.10.23 Sundayに書かれたものです。

みなさんこんにちは。

すっかり秋めいて参りました。前回、前々回とこちらのブログで芸術の秋、音楽の秋などと書かせていただいておりますが、みなさまどんな風に音楽の秋をお過ごしでしょうか?

今年はいろんなメッセージを発信したいミュージシャンが多いのか、ライブイベントが盛んに行われているように見受けられます。私共の2F・ZIPPAL HALLで開催される定期的なイベント「Z-LIVEアンプラグド」やYAMAHA主催のMUSIC REVOLUTIONを見ていても、何かギターで表現したいのか、弾き語りがここ数年で増えているように思います。

ギターでイベントに参加者していただくみなさんはそれぞれエレアコだったり、マイクでサウンドホールのあたりを拾ったりとアコースティック・ギターの音決めに苦労されている方も多いのですが、普段、ワタクシは店頭でアコースティックギターにピックアップをとりつける相談を受けますと、お好みの音がどのようなものかもモチロンですが、まずお伺いするのはどれ位の広さのところで演奏するのがメインであるか、またそこでのPAシステムはどの程度なのか、また演奏スタイルがどういうものなのかなどなど、できる限りお客様の演奏場面にふさわしいものをご紹介しているつもりでおります。
このようなイベントで実際に使用されている現場の状況をフィードバックすることも重要なポイントというワケです。

そんなお話のひとつ。


misi_trio.jpg
ちょっと前、「主にアコースティックの弾き語りでアコギを弾くことが多いのでいいピックアップがないか」とご相談を受け、オススメのMisi(マイサイ)Acoustic TRIOを載せました。

*商品ページはコチラです。

で、それをお客様が使用するライブがZIPPAL HALLで行われまして、ドキドキしながら客席から聴くことに。店頭のアンプではしっかりとナチュラルサウンドが出ていたマイサイですが、大きな音量でどんな風にサウンドが出てゆくのか。期待と不安が入り乱れる瞬間でございます。

20110902_822788.jpg
奇しくも同イベントはエレアコを使用する人、マイクで拾う人など違った音の出し方をする方が出ておりましたので音の違いを確認するにはとても都合がようございました。


さて実際に聞いた印象では、ラインでDIに通し、メインスピーカーから出て来てはいるものの、サウンドはまるで目の前で何も通さずに弾いたものが、そのまま音の大きさだけ大きくなったかのようなナチュラルな音像。
ピエゾPUにありがちなギラギラしたエッジの立ち方もせず、コンプレッションも気にならない自然なサウンドで、弦の振幅やボディの鳴りなど、ギターの素材がそのまま表現されており音楽的にすぐれたアウトプットでございました。

さて、そうなりますとこれを最高のギターにつけてみたい。しっかりボディやネックが鳴るギターにつけたら...。

と思った瞬間に目の前に新品の「マーチンD-28。」
d-28_1.jpg

最高のギターに最高のピックアップ....。

即決です。
misi_torituke2.jpg






















*本文はイキオイのよいものですが作業内容はMISI代理店の神田商会リペアスタッフによる丁寧なものです。ご安心ください。



さて、無事加工は終了。
早速チェックしてみます。
100人キャパの会場では既にZIPPAL HALLで実証済みですので今回はじっくりRECスタジオをシミュレートしてラインをミキサーにつなぎ、これまたモニターヘッドホンとしては厳しく聞けるSONY MDR-CD900STでモニター。
MONITOR.JPG
指弾き、ピック弾きで様々な強さのピッキングをしながら理想のサウンドに近づけてゆきます。


ざっと配線を終えてセッティングをしヘッドホンを装着した瞬間、まだラインがつながっていないかと思うほどのローノイズ。まだレベルをきちんととっていなかったのですが、ヘッドホンからの出音が小さく、モニターしている音と実際に生でギターから出ている生音のサウンドの違いが区別できません。この時点で、かなりナチュラルなサウンドということが出来ます。
プリアンプについてはかなり敏感な印象で、レベル調整においてはGAINの調整などをきちんとしないと、プチプチと歪みが出たりしますが、これも許容範囲でのこと。ベストなセッティングを出すまでにさほど時間がかかることもなく、スムーズに歪みのないベストポジションが出せました。

音楽的な印象としてはこちらのピックアップ、「和」なイメージがします。
コンテンポラリーな洋楽というよりも、しっかりと弦の張りが出せるメリハリの効いたフォークソングのスリーフィンガーなど、1弦から6弦までの弦それぞれの特徴を繊細に表現する場面で本領発揮し、そのクオリティは弾き手のピッキング・コントロールによって表現力を無限に拡げてくれるような印象でございます。ワタクシはこんなときm9系のコードを弾くと軽く鳥肌が立ちます。ひとつのバロメーターとしています。(笑)


付属のACアダプターを1分間アウトプット・ジャックに挿すと8時間以上の使用が可能な充電方式など、アコースティック・ギターをエレアコ化したい方、またはプロフェッショナルな現場でナチュラルなサウンドが必要な方、店頭でぜひお試しいただきたく存じます。

今回misiを搭載したD-28ももちろん販売しております。コチラもご欄ください。


ではまた。

                                                                                    by MODA

 

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  • 2011.10.23 Sunday

この記事は2011.10.17 Mondayに書かれたものです。



 昨日はお得意様が久々にご来店し、委託でお願いとこれもまた久々のCAE FREDDY FUZZを置いていったわけですが、コチラの製品には個人的な思い入れがあるわけです。
以前にもここで書いたかもしれませんが、かなり前に友人のレコーディングでギターサウンド・コーディネートのようなものをしていた際、FREDDY FUZZは相当役立ちました。その時ブースに用意していたアンプ群はと申しますと、まずMARSHALLのSUPER LEAD100(70s)、MESA/BOOGIE RECTIFIER、FENDER TWIN AMP、MATCHLESS DC30、PEAVEY5150、そして私物であった70年代のORANGEのヘッド…。といった様に出ない音はほぼない(?)くらいな壮観なギター録りの光景だったのですが、あれやこれやと試行錯誤を繰り返す中、何がそのレコーディングに一番役立ったか?と申しますと、このFREDDY FUZZだったわけです。
初めてブースターというものの本当の意味というか意義を実感したわけですね。と同時にチューブアンプにおけるブースターの重要性もなおさら理解しました

そんな経験から、その後すぐに発売されたFREDDY FUZZリメイクであるBLACK CATOD-1というファズブースターは私も随分お客様にオススメしましたし、当店でも売れました。BOSS BD-2だと音が潰れるとか抜けないといった悩みをお持ちの方が大体気に入って買われましたね。RC BOOSTERと一緒になんていうのもよくあった光景だと思います。サウンド自体はFREDDY FUZZそのものということではありませんでしたが、それを元にして作ったというのがよく解り、非常に使い勝手が良い製品でした。

当店の場合新品ばかりでなく、USED&VINTAGEにも力を入れている為、その後も様々なブースターと呼ばれるチューブアンプの相棒たちが目の前を通り過ぎて行ったわけですが、やはりその中から一台選べと言われたら、印象に残っているといった意味でこのFREDDY FUZZを一台にあげるでしょう…もちろん他にも素晴らしいブースターはたくさんありますが。
…とそんなわけでフレディーフレディーばかり言っていると、悪夢にうなされそうなので話はこのへんにします(笑)。




ということで実は今回ここで取り上げたかったのはフレディーではなく、レンジだったのですが、またまた前置きが超長くなってしまい、申し訳ありません(汗)。
レンジとはレンジマスター…。そうですあのっ「DALLAS RANGE MASTER」のことでした。
以前からレンジマスターに関してはコチラで何度か触れており、重複する情報しか相変わらずありませんので、とりあえずは以前の記事をご参照頂きたいのですが、遂にルックスもコピーというリメイクものが発売されました!!
その名もVPW RANGE MASTER TREBLE BOOSTER

商品のコメントにも書きましたが、レンジマスターに関してはオリジナルのサウンドを知らない為、いわゆるブティックもののレンジマスターリメイク(BSMやKEELEY)のサウンドから本物を想像する以外なかったわけです。
ただそのどれもが非常にアクのある鼻をつまんだ様なサウンドでブランドによって個性も違う為、いまひとつ本物の実態が明確に想像できなかった(苦笑)。ところが今回発売されたVPW製に関しては鼻つまみ感もそれらより適度にマイルドで、レトロなルックスも相まってたぶんこれが本物に近い感じであるのだろうと勝手に想像しいるわけです(単純ですねー、てかルックスは重要です、苦笑)。
実際にVOXの小さなチューブアンプをレンジマスターでドライブさせて試してみたところ、フムフム納得といったそれなりなサウンドがクイ~~~ンって感じで飛び出しました(笑)。

それにしてもこういう意味ではいろいろ楽しい時代になったのかもしれません。




さて、ここでブースター話も最後ですが、前にもお伝えしました通り、実は今当店オリジナルのファズを製作しています。正確に申し上げますとファズブースターですが。
昨日は最終音色チェックということで知人のスタジオにてMARSHALL SUPER LEAD100(VINTAGE)とFENDER '65 VIBROVERBを使用し爆音で鳴らしてきました。
もうひとつふたつ手直しが必要そうですが、今年12月発売目指して頑張ります。
ギタリストの右手に非常に忠実なFUZZです。どうかご期待下さい!!

ちなみにこのルックスが良いという人が結構いるみたいですが本当かなあ??
ボロコンって勝手に名前つけてるみたいですが(笑)。コチラはあくまで試作機なのでヨロシクお願いします。

ではでは!
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  • 2011.10.17 Monday

この記事は2011.10.16 Sundayに書かれたものです。

みなさんこんにちは。

毎回イギリス人のように天気・陽気の話から入りますが、今日は少し暑いです。
先週の肌寒さから一転、また夏日になるということで体調をくずさぬように気をつけましょう。 しかし暑いと言いましても、湿度は夏のように高いわけでもなく、カラっとした晴れ間は確実に秋のもの。さあ、芸術の秋、音楽の秋。楽器愛好家にとって最高の季節です。元気出していきましょう。

今日ご紹介いたしますのはGUILD。guild-d55-nt-04.jpg
もともと"GUILD"とは手工業職人の組合を意味する言葉を語源とするだけあり、クオリティ重視のギターを作り続けているのですが、どうなのでしょうか。見てゆきたいと思います。

GUILDというブランドはその名前こそプレイヤーに浸透していますし、内外の有名ミュージシャンに使われることでTVなどでの露出も多いのですが、実際に手にとって弾いたことがない方が多いのではないでしょうか。知名度という点だけ言えばGIBSON、MARTINと比較して生産量も少なく、また正直申し上げて「1がギブソン,2にマーチン。3,4、がなくて5にギルド」といった感がぬぐえない(すみません、私感です)ギルドですが、使用ミュージシャンをざっと思いつくまま挙げますと、ポール・サイモン、リッチー・ヘブンス、ジョン・デンバー、パット・メセニー、国内では井上陽水、南こうせつなどミュージシャンとしては個性的な人が多いのも不思議な魅力です。
 
guild-d55-nt-00.jpg


本日はD-55。

商品ページはコチラ

まずは外観。 GIBSON,MARTINを見慣れた人にとっては艶やかな曲線美というよりもどことなく無骨な男らしさ。横浜の建造物に例えると(?)、GIBSON、MARTINが神奈川県庁(キング)、横浜税関(クイーン)ならGUILDは開港記念会館(ジャック)といったところでしょうか、凛とした美しさでございます。(なんのこっちゃ)


実際に触ってみます。

guild-d55-nt-03.jpg無骨な外観のイメージとは違い、ドレッドノートにしてはホールド感のよいボディ。いい意味で裏切ってくれます。ネックのグリップ感もスムーズなもの。ギブソンほど太くなく、こちらも扱いやすいものでギター全体は多少激しくストロークしても安定しています。さて、サウンドは表現するのが難しいですが、GIBSON、MARTINのどちらにも寄らない、独立した位置にいるサウンドでやや中音域が豊かなサウンドです。それほど色気は感じられないものの、弾き手の表現力によっては引き出せるポテンシャルがあり、懐の深さを持ったものです。この手のギターは経験的に申し上げて、ずっと使用しているとある日突然鳴り始めたり、自分が普段弾いているものと違うジャンルの曲をやらされたりするときに新発見があったりするタイプで飽きないものが多いです。

多くのアコースティックギターがGIBSON、MARTINをモチーフに作製されている昨今、 このどちらにも寄らない独自のサウンドが、永年にわたり音楽シーンに存在感を示しており、数々のミュージシャンがインスパイアされ創作意欲を掻き立てられたのでしょうか、何か心に小さい火をつけられるような気もします。

guild-d55-nt-21.jpg
 
工場がどこであろうと守り続けた伝統のギルド・サウンドが健在なのにホッと胸をなでおろす次第です。(今回からGUILDは工場を変更し、USA製は先だってまでのTACOMAからハートフォードに工場を変更しています。)

guild-d55-nt-11.jpg
さて、ギブソン、マーチンと比較したあとは、従来のギルドファンの方のため、工場の違いによる製品の差を感じるままに書いてみます。 まず手にとってのサウンドの違いは普通にストロークを弾き降ろすときにすでに表れており、正直申し上げますと第一印象はTACOMA工場製のほうが「解かり易い鳴りのよさ」を持っていました。全体的に派手さがあり、どちらかというと扱いやすい、ウケのよいサウンドといいましょうか、万人ウケするようなアピール力がありました。ギターとしてはそちらのほうがいいのかも知れませんが、GUILD製品としては軸がブレた。今となってはそんな印象です。
しかしながら、今回からのハートフォード製は言ってみればGUILDそのもの。イメージする無骨さ、懐の深さを良質な木材で構成したしっかりとした立ち位置。いろんなところを向いてギターを作っているのではなく、伝統回帰に向かって造っている、昔のGUILDに再び戻る、無骨なブランドを守る、そう、GUILDはGUILDで迷わず行く。そんな潔さを感じるギターです。対峙するとき、何かを音で表現したくなる、そんなサムシングを持ったギター。
 
くれぐれも食わず嫌いなどなさらぬよう、お時間のありますときにご来店いただき体感してみて下さい。

ではまた。

                              by MODA

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  • 2011.10.16 Sunday

この記事は2011.10.09 Sundayに書かれたものです。

みなさんこんにちは。


だーれかさんがー・だーれかさんがー・みーつけた?
誰かさんがみつける前に、みんなにわかりやすい大きい秋になってしまいました(笑)。
でもまだ少し暑さを感じる時間帯もあり、それに合わせてまだアロハで仕事しておりますワタクシでございますが皆様におかれましてはおかわりありませんでしょうか。

さて音楽の秋。
何かいい音のするギターでも入って来ないかななどと思っていますと、入ってきました、
67-gib-335-sb-14.jpg



GIBSON
ES-335TD。


こちらのギター、60年代後半の特徴あるスリムネックで弾きやすいものなのですが、入荷の時点では外観は汚れ、ホコリも堆積してございましてとてもキレイとはいえないギターでありました。

67-gib-335-sb-06.jpg

ワンピースネック、
オリジナルのナンバード・ハムバッカーがついている時点で、ある程度のサウンド・クオリティーはワクワクものですが、アタリハズレのあるヴィンテージものであり、そのままの状態ではそのポテンシャルはまだ未知数でございます。
でも、これが入念にチェックを重ねてゆきますと、ネックが極めて好感の持てるコンディションであることが判明いたします。あえて「ネックが」と表記させていただきましたのは、ギターを全体的に見回しますと、上にも書かせていただきました通り、決してミントにキレイなものではないからでございます。


67-gib-335-sb-03.jpgでは、フレットもヘリがあり、ネックの塗装部もややラッカーが減っているこのギター。なぜワタクシが好感の持てるネック・コンディションなのかと申しますと、その真直さにあります。

ネックまわりを、ヴィンテージ・ギターにとっては厳しい基準でございますが、新品とほぼ同じチェックをしてみます。工場出荷されたギターと30〜40年以上経ったギターを同じ土俵で見るということは、現状で即戦力かどうか見極めるためでございます。

方法は1.全体のソリのチェック。2.最初のフレットと最終フレットをおさえ、中央部の弦の浮きを見る。3.1弦〜6弦で全フレットがフラットになっているか、他独自の方法で判断してみます。

だいたいのギターは新品・中古・ヴィンテージにかかわらずこの時点でどこかでフレットがあたったり、何も問題ないと思われるギターにも、普段使わないような6弦のハイフレット部などに問題があるものも少なからずあったりします。


67-gib-335-sb-11.jpg

でも、ここでこっそりお教えしますと、今回ご紹介の335。最近出会ったネックのなかでは新品・中古を含めてかなり良好な状態でございました。

67年ごろのものですので経年変化は出きったあと。この後環境によって動くようなこともなさそうです。ネックがしっかりして、われらがナンバード・ハムバッカー。クロームカバーでこの時期ですとTバッカーとみて間違いないでしょう。弾く前から期待感で胸が高まっておりましたが、アンプに通すと期待を全くうらぎらない60年代後期のロックサウンド。

セミアコでありながらソリッド感バリバリの立ちのよいサウンド、少し歪ませたときの太くうなるドライブ感。小さい秋を見つけたワタクシのこころに染み入る次第でございます。
こちらのギター、この年代に特徴的なスリムなネックを持ち、弾きたいときに手が伸びやすく、弾き手の思うままにクリーン/クランチ/ドライブを自在にコントロールできるレスポンスのよさ。
永くつきあいたいギターといえます。
外観はさほど美品でもないため、見た目の華やかさはありませんが、このギター、好きなコンディションです。

店頭で、また空き時間があれば2Fスタジオで試し弾きができます。秋の夜長、ぜひお時間をお作りいただきお試し下さいませ。

ではまた。

商品ページはコチラでございます。

by MODA

 

 

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  • 2011.10.09 Sunday

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