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書いた記事数:1295 最後に更新した日:2024/02/08
この記事は2011.07.31 Sundayに書かれたものです。
みなさんこんにちは。


熱帯夜の寝苦しさからは解放されていたここ一週間ですが,どうもゲリラ豪雨とやらでものすごい雨が降ったり,また昨夜は地震で起こされたりと,なかなか熟睡させてくれない今日このごろです。みなさまお元気でお過ごしでしょうか?

さて、今日はめずらしくアンプのお話。

このブログを読んでいただいている方は大半がギタリストですので、タイトルにあるフェンダー・ツイン・リバーブと言えば、もちろんギターアンプの名前であるとすぐにおわかりいただけるものと思います。
UA110726FENDER_TWIN_REb.jpg
まだPAシステムが現在の様に発達していなかった頃、大人数の前で演奏するために歪みの少ない十分な音量を確保するために、1952年に“ツイン・アンプ”として発表されたのが最初。

その後、 ツイード・カバーリング期,ホワイト・トーレックス・カバーリング期,ブラウン・トーンレックス期を経て,1963年にリバーブ・エフェクトが内蔵され“ツイン・リバーブ・アンプ”の誕生とあいなりました。(リバーブがツインなのではなく、ツイン・アンプのリバーブつきなのです)。

さて、ツインの他にも多数のアンプが用途別に開発されて行きましたが,そのなかには、一概に用途がギターアンプと一言で片づけられないものが多数あります。

たとえば、チャンプなどはギターアンプ以外にブルースハープとしての需要も多く、逆にBASSMANなどは本来ベースアンプのはずが、ギターアンプとしての評価のほうが高く、ワタクシの周りでは、もはやベースアンプとして使用している人を探すほうが困難です。

そしてツイン・リバーブ。
UA110726FENDER_TWIN_REd.jpg
真空管にはプリアンプ管に7025(12AX7A)を4本と12AT7を2本,パワー管に6L6GCを4本を使用。 スピーカーは,12インチのものが2基搭載され、たいていのクラブシーンなどで十分な音量を稼ぐことができました。
PAがまだ発達していない時代、これだけ大音量を稼ぐ機材はギターアンプとしてのみの用途ではもったいない。現在では到底考えられませんが、マイクを突っ込んだり、キーボードを突っ込んだり、本来の用途とは違うものが当然のようにINPUTされては現場で鍛え上げられてゆきました。


さてFENDERは楽器メーカーとしては主にギター、ベースがメインのブランドではありますが、先日来こちらのブログでも登場しておりますように、60年代後半からはエレクトリック・ピアノも「Rhodes」ブランドで次々と開発されており、こちらのリファレンス・アンプとしてもカタログの写真に登場しています。

ツインのギターアンプとしてのポテンシャルは様々語りつくされておりますので、ギタリストの貴兄におかれましては十分ご存知のことと思います。今回入荷のツインはあえて宮地楽器WURLY'Sに置いてRHODESをINPUT。ギターより音域の広いピアノでも試しております。

結果、これがまたツヤのある上質なサウンド。

たいていのエレクトリック・インスツルメントをきれいに再生してくれるツイン・リバーブのフトコロの広さを実感している次第でございます。
UA110726FENDER_TWIN_REa.jpg
もちろんギターでもお試しいただけます(笑)ので、ぜひ一度ご来店下さい。

商品ページはコチラでございます。


ではまた。

by MODA
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  • 2011.07.31 Sunday

この記事は2011.07.22 Fridayに書かれたものです。
こんにちはiです。
今日は知り合いが熱海から訪ねてきてくれたのですが(もちろん東京に他の用事があってですが)、東京駅に着く早々電話がありこれから店に行きたいとの事。
私も実はこうみえて外出していることも多いのですが、今日は一日店にいる予定でしたので、待っていると言うとあっちゅう間にご来店(笑)。東京駅からは丸の内線ですぐなんですねー。
で、挨拶もほどほどにすぐに本題。

本題とはギターをこれから始めたいのだが何にしてよいかわからない。友人にはアコギがよいとよく言われるが、本当はエレキがよい。でも座って弾きたい。で、予算もそんなにない。
どうしたらよいかといった相談でして、つい数ヶ月前も実はその件で突然来店してくれたのですが、その時は私が私用で休みで残念ながらスルーだったわけです。

こちらとしても今日もいきなりの電話だったので、たまたま店にいてよかったという感じではあったのですが、上記したような相談の後に一言「たとえばSGなんかどうかと思うんだけど」という彼の一言を私は聞き逃しませんでした。


自分「SG!?ならほら、すぐそこに待ち構えてた様に立ってるでしょ?あれどうよっ


知り合い「え?


自分「昨日入って来たばかりで、完全調整済み。さっきまでウチの店長とこれは当たりギターだわーって話してたばかりなのね。指板が鳴ってるからPU乗りもいいし、99年製なんだけど使用感あまりないでしょ??楽器としてこれは絶対にオススメですよ。値段も○万円でいいって


通常の展示用スタンドでなく、リペアブース前にポーンとコチラ向きで立てかけてあったSGに

知り合い「これ、音聴いていいですか?iさん悪いんだけど弾いてもらえませんか?


そして試奏ブースに入ったイカツイ男二人(笑)。


数分後


知り合い「これ下さい



来店してじかに相談を受けてからこのギターに出会った時間、約2分…。



実はこのギターを店長にこれいいわーと勧められてチェックしていた時に電話がかかってきたんですねー。で、写真もすでに撮ってあり、これからデジマート等に掲載しようとしていた矢先の電話だったのです。
知り合いが来るので、これちょっと勧めたいから掲載を待ってくれと店長に伝えて、そのすぐ後に本人到着。
しかもっ「SGなんかどうかと思うんだけど」の一言。
本人的には以前に来店した時にウチに展示してあったTOKAIのSGが気になっていたらしいのですが、GIBSONのしかも予算少しオーバーではあるものの本物のSGが「さあ私を持って帰って」とばかりにそこに立てかけてあったと…。

もうこれは運命以外の何者でもありません

たまにあるんです、こういう恋のキューピットみたくなっちゃう時が(笑)。


というわけで相談に応えるでも無く、あっちゅうーまに決まってしまったギター。
ギターが飛び込んでくるというのはこういうことの典型ですね(笑)。

ちなみにその知り合いですが、本来ドラマーであってテリーボジオがフェイバリットだった気がします。そしてこの数年はシンガーをやっており、三線やアコーディオンやお囃子が入ったバンドで老人ホーム巡りや田舎のお祭りに参加するといった活動をしていたわけです。
今回の震災の後に東北地方にボランティアで行き、ソロのマジシャンの人と話す機会があって、身持ちは軽い方が絶対に音楽活動しやすいと感じて、ギターを始める決意をしたそうです。


帰り際にうちの店長曰く、

真面目に音楽やってるとこうやってギターから飛び込んでくることもあるんですよー


確かに…。考えさせられます。


数時間後、本人からお礼のメールが届いたのですが、

ギターを担いで地下鉄に乗ったのも初めての経験でした。二度目の思春期到来ですよー!!

との事。


うん、一生大切に使って下さいねっ。


恋のキューピットより(笑)





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  • 2011.07.22 Friday

この記事は2011.07.17 Sundayに書かれたものです。

こんにちは。

いつもこちらの「ロック弦な日々」をお読みいただきありがとうございます。
こちらのブログは宮地楽器神田店のスタッフが交代で更新しておりますので、テーマが毎週のように変わっておりますが、今回は先週の「ベテランスタッフi」の続きともいえる内容、80年代的ギターとなりました。


"i"の内容ですと、80年代を彷彿とさせるスペックのムーン・ギターが入荷して、当時のミュージック・シーンから必然的に生まれたスペックであることやその時代を生き抜いてきた生き証人としてのアツいコメントがございましたが、実は私も"i"とは同年齢でございまして、あのブログには感じるところがありました。
ブログで紹介されたMOONギターの80年代ドンズバなスペックに、青々としたシースルーのボディや指板など、「こうだったよなあ〜」と感慨深く魅入っておりました。
ギターが上手くなればきっと女の子にモテる。そんなことを本気で考えていた日々。まだモテていないのは自分がヘタだからだ、という反省と自虐。
ああ、呼べどもどらぬ青春の日々....。


...などとまた想いをめぐらせていますと、なんとこの青いギターと「異母兄弟かっ!」と思うほどの80年代ムーンが入荷してまいりました。

UG110716_MOON_1.jpg
こちらのギターは正真正銘80年代のもの。
良質のアルダー2ピース・ボディはMOON往年のセンター・ブックマッチ。ツバだしの22フレットに小さめのポジション・マーク。
ロックナット式のトレモロは初期にあったフロイドローズ・ライセンスのIBANEZ EDGE。
30年近く経ってもナイフエッジがヘタっておらず、パーツのチョイスが正解だったことを物語っています。

さすがに経年によりGOLDパーツに劣化が感じられますが、弾いてみれば当時の新品とさほど印象は変わりません。
商品ページはコチラでございます。
こんなギターで情熱を燃やしていたなあ、などと思い出に浸ってしまいます。
むしろ自分の身体は80年代に比べて劣化しているのが恥ずかしいやら、せつないやら(笑)。


先日のベテラン店員iのブログに出てくる青のMOONと比較してみるのも非常に面白いです。
ぜひ店頭でお手にとって体感して下さい。


ではまた。


by Moda

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  • 2011.07.17 Sunday

この記事は2011.07.09 Saturdayに書かれたものです。

こんにちはiです。
早速昨日からのつづきですが、はいっ、非常に前置きが長くなりました(前置きかよっ、汗)。




というわけでここに非常に懐かしい匂いのする一本のギターがあります。私には懐かしいですが、若い方々には新鮮かもしれませんね。
MOONという、80年代日本のコンポーネント・ギターメーカーの草分け的存在だったブランドのギターです。
実は日本では80年代、ESPかMOONかというくらい使用している人が多い人気のブランドでした。元々MOONというブランドはシェクター・コーポレーションからスタートしているのをご存知の方が近年どれだけいるのか?ですが、要するに設立当初はシェクターの姉妹ブランドの様なものだったのです。
ですので、シェクター同様ウォルナットやパドゥックといった固めな音響特性のエキゾチックウッドをボディーやネックに使用していたモデルが多かったのと、アッシュボディーにパッシブのハイパワーピックアップといういわゆるヴィンテージサウンドとは対角線上にある仕様をそのサウンドのベースにしていた点が共通していました。




ESPがどちらかと言えば当時流行していたジャパメタやLAメタルの人達が愛用するブランドというイメージに対して、MOONはLAのスタジオミュージシャン(Sルカサー等)系が使用する仕様、つまり前述したフロイドローズやEMG等のパーツを自分の好みでコンポーネント出来た点に人気があったと言えます。そしてそのマテリアルが必然的に当時の音楽シーンにベストマッチしていたわけですね。


80年代半ばから後半にかけてはすでにシェクターとは離れていたMOONがトム・アンダーソンとコラボレートします。トム・アンダーソンの国内代理店と共に、トム・アンダーソンのボディー&ネック、及びパーツをMOONで組み立てるという形でUSAメイドのオリジナルよりも安い価格設定で国内流通を始めるわけです。
実は当時のMOON製トム・アンダーソンは私も所有しておりました(笑)。バスウッド・オン・メイプルボディーにメイプルワンピースネックのそれはまさに前回書いた様な「ドンシャリ」サウンドそのもので、ヌケましたね〜〜〜それはもう(笑)。
それともうひとつ特筆すべきは、実はドンシャリ系のギターというのはウタとぶつからないのです。ですので、スタジオワークをこなすギタリストにはピッタリなわけですね。ミッドがない=存在感がないという考え方ももちろんありますが、それを逆手にとれば、非常に器用に仕事をこなすギターとも言えるわけですね。ただし、バリバリのロックにはやはり向かないかもしれません(苦笑)。



というわけでコチラのギターです。


ハッキリ言って固い音のするストラトです。


ホワイトアッシュボディーにエボニー指板。しかもポジションマークが小さい。


そしてコイルタップが出来るクオーターパウンド(モンスタートーン)系ピックアップ!!


これぞまさにMOONです。80年代ドンズバ。

 


いくら音が固いと言いましても鳴らないギターがキンキンうるさいというのではもちろんありませんっ。
ホワイトアッシュによるドンシャリとエボニー指板が独特の粘りとリッチさを醸し出す、ま・さ・に・あの時代に求められたシンセサイザーを飛び越えて前に出てくる<ヌケの良いサウンド>がそこにあります。


今一度フラットな感性でこのギターをじっくり見ると、とてもですね(笑)。




こちらの商品ページに→GO!!

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  • 2011.07.09 Saturday

この記事は2011.07.08 Fridayに書かれたものです。
 ギターの流行り廃りというのも年表的に並べて考えてみるとオモシロイです。
ちなみにエレキギターの歴史はロックの歴史とも言えるのですが、ロックの歴史が1950年代半ば頃が始まりと仮定するなら現在の2011年まで一体どのように変わってきたのか?
これって真面目に書いたら本1冊では納まりませんし、そんなものを書ける才能もないので、いつもの様にザ〜〜〜ッと割愛させて頂きまして時は1980年代(割愛しすぎだろっ、汗)。

1980年代というのは、では一体どういう時代だったかと申しますと、すぐに思い浮かぶのが“バブル”ですね。「北の国から」の倉本聰さんの本などを読んでおりますと、北の国からが放映されていた1980〜81年にはすでにバブルの予兆があったとのことですが、一般的に言われているのは1986年から1991年までのようです。が、これ以上はここでは触れません(笑)。
では当時の風潮はどのようであったか?なんとなく思い浮かぶのは「軽薄短小」なんて言葉が流行ってました。ライトでスタイリッシュなイメージと言いますか、そういったものがもてはやされていたと言いますか、あとはそれと通じるかもしれませんが「マルチ人間」とか…。
すでにこの言葉でおおよその雰囲気はわかるのですが、仮にその言葉を逆にしたらどうなるか??

「重厚長大」、「コア人間」です(笑)。

これって実はエフェクターで考えるとオモシロくて、「重厚長大」とか「コア」というのはエレハモに代表されるコテコテのアナログエフェクターですね(笑)。で、逆はそのものズバリ、マルチエフェクターに代表されるデジタルものでしょう。つまり、単刀直入に申しますと、80年代とはマルチエフェクターの様な多機能でスタイリッシュなものがもてはやされた時代であったと。それを何かに代表させますと楽器で言うならシンセサイザーやリズムマシンであった…そういうことではないでしょうか??

デジタル技術が急激に進歩した、1983年に発売されたYAMAHA DX-7というシンセサイザーが世界を席捲していくわけですが、その後はROLAND D-50、KORG M1や01Wが当時の内外のライブ映像を観ると大体ステージ上に見受けられますね。当時はギタリストが機材を投げ打ってシンセを購入し、宅録に没頭なんていうのがよくあることでした。
またOberheim、Sequential Circuits 、E-MU、PPG等の外国製シンセやサンプラーもとんでもなく高価な値段ながら某音楽雑誌の楽器店広告を賑わしていくわけです。そのバックグラウンドとしてはMIDIというそれらの機械を同期させる世界的な企画が生まれたというのもありました。
そんな中、アナログ的なものは重いとか厚いとか不器用だとかといった理由で次々に排除されていき、ヴァーチャルながらも便利性や合理性のみが全ての基準になっていった時代。レコード盤からCDになったのもこの時代でした。


というわけで少し話題がずれましたところで、ギターに話を戻しましょう。
ロックが誕生し、エレキギターがいわゆるシーンにおける楽器のホームラン王だった時代が続いたわけですが、この80年代に限っては見事に首位から脱落します。前述いたしました通り、シンセサイザーにそれを奪われてしまうわけですね。

「そんなことはないだろう?80年代と言えばアメリカン・ハードロック全盛だったではないか?」

と思われる方もいらっしゃるでしょうが、実は少し違うのです。
エレキギターはデジタルの技術革新全盛だったこの時代、独自の進化を果たすのですが、それはフロイドローズに代表されるロック式アームユニットとEMGに代表されるアクティブピックアップをマウントするといったものでした。問題は何故そうすることが流行したか?と申しますか、そうせざるを得なかったかです。当然当時の人気ギタリストが流行らしたわけですが。
これは独断と偏見の考えですが、この時代、ギターサウンドをよりシンセサイザーに近づけようとしたというのが私の見解です。それには以下のもっともな理由があります。

1.デジタル技術の発達により、同時にレコーディング技術も発達したわけですが、この時代からレコーダーのマルチトラック数が極端に増えた為、ひとつひとつの音を他のトラックに被らないように録音するのが常識であった。

2.リズムマシンやシンセサイザーは1音色ごとにしっかりラインでマルチトラックに録音していく為、そこに現場の空気感を録音するといったものが時代遅れとして排除されていった。

3.そうして録音された音源はコンソール上でしか混ざり合うことがなく、結果的に人工的で無機質なミックスをこれも当時急激な進歩を遂げたスタジオエフェクト処理等で派手にすることが流行った。本来エレキギターはミッド命の楽器であり、その表情こそが長年エレキの醍醐味と言ってよいものであったのに、その時代のオケ<音源>の中では極端に浮くか、沈んでこもってしまい前に抜けてこないことが多々あった。

4.よって次第により音色の固い、ドンシャリ系のエレキの方がオケに馴染み、音が前に出るといった理由から重宝されるようになる。

5.エレキギターのミッドが馴染まないということは、本来のエレキ独特の味は必要なくなり、代わりに派手なアーミングでも狂わないといったより機械的要素が重視されたり、味はあってもパッシブでノイズが多いピックアップより、無機質でもアクティブでノイズがなく、エフェクト乗りの良い(そのままライン直で対応出来、後で加工できる)ものがよりエンジニアに好まれた。

6.ゆえにそんな状況の中、エレキギターの構造もサウンドも奏法自体も必然的に変わらざるを得なくなくなった。


以上の理由から80年代は<エレキギターがシンセサイザー化した>と勝手に考えているわけです。
結果的にそういったギターというのはギター本来の生鳴りどうのではなく、あくまで機能面が重視されており、また前述したようなライトでスタイリッシュなイメージのスタインバーガーなどは見方を変えれば非常にシンセサイザー的(ショルダーキーボード的?)と言えます。当時流行し始めたマルチエフェクターと共にそれらのギターは時代の寵児と呼んで過言でないかもしれません。ただし、そこから始まった伝統はより進化し、形を変えながら現在でもしっかり残っていますが。

そんなわけでエレキギター本来の音というのが、この80年代という時代のみ、様々な背景から変わらざるを得なかったとすれば、それはシンセに王道を手渡したととれなくはないわけです(ほんまかいな、笑)。
ただこの時代、スティービー・レイ・ヴォーンだけは頑なまでにエレキギター本来のサウンドにこだわり、極上のストラトサウンドを響かせておりましたが、実際にそのようなサウンドが再評価されたのは90年代になり、ギター本来のサウンドがシーンに戻ってからですね。


つづく
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  • 2011.07.08 Friday

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