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書いた記事数:1295 最後に更新した日:2024/02/08
この記事は2011.04.24 Sundayに書かれたものです。

こんにちは。

今日はグレッチのお話。
チェット・アトキンス、ブライアン・セッツアー、そしてもちろんジョージ・ハリソンなど音楽界のビッグネームによって知られているグレッチですが、ゴージャスな造りのためか、またコピーものがあまり出回っていないこともあってか、フェンダーやギブソンほどの馴染みはないようです。






                                             1957RANCHER






しかしその歴史は古く、1930年代後半にはもう既にピックアップつきのギターを開発しておりエレキギターの元祖と言ってもいいブランドです。
ホロウ・ボディやFホールなどがグレッチの一般的なイメージでしょうか。エレキギターを製作するようになってもその伝統を守るグレッチ社ではありますが、アメリカのギターメーカーがどこもそうであるように、その歴史の中では常に技術革新を行っており、中でも60年代におけるボールドウィン社の吸収はグレッチ社に新風を吹き込みました。
60年代当時は各エレキギターブランドはオリジナリティを求め切磋琢磨しておりましたが、ボールドウィンはよりハイを出力するためのアクティブ回路「トレブル・ブースター」を既に開発しており、グレッチに吸収される時点でこれを大量に在庫していたそうです。

セミアコをお使いの方でしたらお分かりと思 いますが、メイプルをボディに使用しているセミアコ・ギターは立ち上がりもよく、アクティブ回路を搭載してまでトレブルを強調する必要はなさそうですが、それでも60年代中期に作られたグレッチにトレブル・ブースターが搭載されていたことに、在庫処分的なニュアンスがあったとはナットクがいきます。



トレブル・ブースター搭載モデル
RALLY

(当店在庫品はトレブル・ブースターは外されています)



USA製
WHITE
FALCON
STEREO


RALLYや80年くらいのWHITE FALCONもオリジナルではトレブル・ブースターやステレオ仕様だったりするのですが、実用的な改造をするとこうなるという見本のような当店の在庫。ヴィンテージのオリジナル性は低いですが、実用的にはアリかと思います。(値段もおトクです!)
やがて80年代中ごろからは日本製になり、かえって古き良きデザインに戻って行くグレッチですが、USA製の他人とちょっと違ったグレッチ3本。

一度店にいらして見ませんか?


ではまた。

                                                                                  BY MODA



P.S.現在当店2F ZIPPAL HALL改装中です。
5/15(日)リニューアル記念ライブには、とってもキュートなハイトーン・ヴォイスの
「ステファニー」出演の「GIRLS MUSIC MEETING」を開催します。
詳しくはコチラをご覧下さい。
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  • 2011.04.24 Sunday

この記事は2011.04.17 Sundayに書かれたものです。

随所でお花見が自粛され、 酔っ払いに囲まれていない今年の桜。酒気を帯びていない桜はシラフのまましっかりと季節の移り変わりを告げ、また静かに散り始めていますが、やはり暖かいのはいいですね。

さて、今週はテレキャスター・シェイプのギターが続々入荷していますので思うところを。
63TELE.jpg








FENDER CUSTOM SHOP
63 TELECASTER BLD/R


1950年代に量産のエレクトリック・ギターとして最初に造られたデザインであるこのシェイプですが、60年以上経ってもまだそのデザインは古臭い印象はなく、ギタリストを魅了してならないものです。
エレクトリック・ギターは工業製品としての側面もありますから、60年の間には技術革新もあり、パーツの見直し、さまざまなシェイプのものが出ては消え、変化を続けています。

しかし、普通工業製品の世界において同じシェイプを60年の間続けていることはあまりありません。
クルマでも「タイヤが4つついている」というルールはあるものの、最初のモデルからシェイプを変えないことはないですし、変わらないシェイプでいることはロングラン製品ということが出来ます。
テレキャスターのシェイプは改めて考えると、やはりギター界の奇跡と感じるワケです。
今回入荷してきたものの中から、特にこの2本は特に考えさせられます。

ESQUIER_1.jpg
ひとつはFENDER ESQUIER

RAZO_1.jpg
もうひとつはRAZO GRAZEです。


ESQUIER
のほうは60年間を貫いたFENDER伝統のスタイル。
RAZOはこれ以上進みようがないほど進化したデザイン。

RAZO_2.jpg
RAZOはこれだけ見た目のインパクトがあると気がつきにくいですが(笑)
立派にテレキャスター・シェイプです。



空を飛ぶために、飛行機が主翼・尾翼と胴体があのようなシェイプにする必要があり、
陸を走るために、クルマがタイヤ4本とボディをあのようなシェイプにする必要があるように
音楽を奏でるために、ギターはネックとボディをテレキャスターのようなシェイプにする必要があるのでしょうか。


人類はテレキャスターを求めて止みません。

ともあれ、新旧の代表とも言えるこの2本、比べてみるのは非常に楽しいです。ぜひ店頭でご覧下さい。



ではまた。                                                                          BY MODA

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  • 2011.04.17 Sunday

この記事は2011.04.10 Sundayに書かれたものです。

皆さんこんにちは。


今回はレアで垂涎モノのエフェクターが店内同居しておりますので、興味津々比較してみたいと思います。
今日のお題はKLON CENTAUR。
入荷と同時に売れてしまうことが多いので、実際に弾いたことがない方も多いと思います。

しかも、偶然ではありますが今回ワタクシの眼前には新旧のケンタウロスが二台
この度入荷した新品2011年製のものと、初期の絵入りの金。
BLOG_CENTAUR1.jpg
この二つ、最初に発売されたのは90年代の初期ですので生産時期に20年の隔たりがあります。
何度かのマイナーチェンジがありましたが、違いはどうなのでしょうか。


エフェクターもギターと同じ様に古いものにおいては音の深みや、太さ、はたまた、デザインなど好みが別れ、あの時期のこれはこうで、この時期はこうだ。最近のはどうだ。など様々な情報が飛び交い、一体何がいいモノなのか解らなくなりがち。
こだわればこだわるほど何を以って判断基準にして良いかワケがわからなくなる世界です。


楽器業界に永年いる私たちはもちろん「ケンタウロスの音」というものを歴代その都度体験し、ある程度「こういう音」という認識をもっているものの、なかなか並べて比較をする機会はありませんので、売れてしまう前に密かにやってみます(笑)。


接続はストラトにOYAIDE QAC-202という良質ケーブルをFENDER HOT ROD DELUXEにつなぎます。


比較の前にひとことお伝えいたしますが、「比較」ということでワタクシなりに違いを一生懸命探してお話を進めてまいりますが、この二つのエフェクターに大して違いはありません。(それを最初に言っちゃあオシマイですが)そしてあくまでも個体差のある商品であることをお見知りおき下さった上で、大人なご判断を頂く、そんな前提でお楽しみ下さい。恐縮です。


まずはバイパス音を比較。

バイパス音?エフェクターのレポートでまずバイパスを比較するなど、ヒネクレの極みですが、今回はプレイヤーとして気になるのでちょっとお付き合い下さい。怪しいものじゃあございません(笑)。

エフェクターをつながない直アンプ音を頭に叩き込んでから、まず新品の銀のほうをチェックします。centaur1.jpg

全域にわたりコシのある、また押しの強いバイパス音で先ほどのアンプ直と比較して若干のコンプレッション感があり、またアンプ直では出し切っていないギターの成分が出ていて少しサウンドが元気になる印象がします。これは気持ちがよいレスポンスです。


続いて金のほう。

UE110405CENTAURa.jpg

銀に比べるとアンプ直に近い印象がします。銀で感じられたコンプ感は少なく、作られていない感じです。ギターのもつオイシイ立ち上がりがはっきりとした輪郭で出てくる印象です。サウンドについてよりもピッキングへの追従性が素直なのが印象的です。

といったところがバイパス音。








そして、つぎに軽くクランチさせて見ます。
すべてのツマミ12時くらいに設定、ピッキングの強弱で歪みをコントロールできる範囲での比較です。
まず銀。
非常にスッキリした印象でクセなく言うことを聞いてくれるコントローラブルな歪みです。実に扱いやすく、思ったところに音が行く印象です。スタジオワークなど、ヴォーカルの後ろで邪魔にならない程度の抑えた歪みなどに適しているのではないでしょうか。

そして金。
銀と比べどちらかと言うと自己主張の強い音。
ピッキングを素直にトレースするのに加え、このエフェクターならではの立ちの強さをアピールしています。ギター単体ではこの音は実に気持ちがいいものです。


そして、ドライブを最大限にして見ます。
ケンタウロスでこのような使い方は稀かもしれませんが、ピーク時にいかに音がつぶれないかはギタリストの表現能力にかかわる重要なファクターと思いますのであえてやってみます。
まずは銀。
コンプ感のあるオーバードライブではピークで「べちゃー」っと音がつぶれてしまうものが多々見受けられますが、こちらのものは全体的にフラットなまま上がってきています。ピークで設定しても、弱いピッキングにもしっかりと従いニュアンスを表現してくれています。
そして金。
こちらはアタックがはっきりするキャラクターがピークでも健在。フルドライブさせてのコード弾きでも弦の分離がはっきり聞き取れます。リード弾きとコード弾きが混在するギタープレイで自在なコントロールが出来そうです。


さて、こうしていろいろなシーチュエーションを想定して弾き比べると、ますます判断がつきにくいものになってきます。
結局、違いはいろいろ探すことはできるものの、どちらが良いかは判断できません。両方よい。
今回のブログ、明らかな結果をご期待いただいた方には恐縮ですが、何かご参考になる部分があれば幸いです。
オレはそうは思わない、何言ってるの?とおっしゃる方も多数いらっしゃることでしょう。

BLOG_CENTAUR2.jpg
ワタクシから申し上げる真実、それはこの二台が現在店にあり、ゼイタクな比較ができるということだけです。
ケンタウルス星座の、何年に一度のグランドクロスとも言える、二つのエフェクターの奇跡的な出会い。
ぜひ店で体験してください。


ではまた。

                                              by MODA

 


 

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  • 2011.04.10 Sunday

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