このブログで以前からご紹介しておりました12/17(金)古市コータロー&アイゴン トークショー&ミニライブですがおかげさまで当日は満員となり整理券を発行するまでに。
寒い中ご来場いただき、またお並びいただきました皆様ありがとうございます。
昔からの知り合いとはいえ、年末の忙しいスケジュールの中都合をつけていただきミニライブの企画までノッてくれたコータロー、アイゴンの二人には大感謝です。
さて、何回も「入念な打ち合わせ」と称した、入念な飲み会を行ったにもかかわらず、曲が決まったのは一週間前。
しかも連れてきてくれたドラマーはクハラカズユキ氏(THE BIRTHDAY,元ミシェルガン!)、ベースに青柳裕司氏(ダルマスクランブル、元ザ・バレット)と多忙な方たち。
メンバーの音合わせ、リハーサルは当日のみという過酷なスケジュール。
プロだから本番はなんとかしてくれるのはわかっていましたが、ちょっとドキドキ。
でも当日はさすが、短時間で音を決めパッパッと本番のカタチにしていく様は見ていて実に参考になりました。
楽器を毎日店頭で販売していても、プロが実際に現場で道具として使いこなしてゆくかを見る機会はなかなかないもの。
今日はいいチャンスなのでお二人の楽器を見て見ましょう。
まずはアイゴンから。
ギターは長年愛用のモズライト。
90年代からずっと愛用しているという有名なギター。持たせてもらいましたが、若干重いながら絶妙のバランス感覚。
「弦はぜんぜん交換しないんですよ」といいながらもセッティングはバッチリ。
本番ではアーミングもしていましたが演奏しながら瞬時に狂ったチューニングを戻したりヴォリューム・コントロールでバンドとのバランスをとったり、もはや自分の手足の延長と言ってもいいでしょう。さすがは永年の相棒です。
足元はこんな感じ。
左がアナログ・ディレイ、メモリーマン。右がヒュース&ケトナーのレズリースピーカー・シミュレーター、ROTOSPHERE。右端はアンプのch切り替えFSです。アンプは当ホールの据え置きでフェンダー・BLUES DEVILLE。
彼の世界観を創るためのミニマムなセットです。
さて、コータロー氏のギター。
すっかりトレードマークになっているES-335。とくに改造箇所などはないようです。
「ヴィンテージではなくヒストリックだよ」とのことですが、歴戦の勇士としての風格はさすが。
ヴィンテージより鳴ってました。
当日は「アンプはなんでもいいよ。あるヤツでやるからさ。」ということでしたのでROLAND JC-120。
普段のVOXとは全く方向性の違うアンプですが、BOSS SD-1で歪みを。
ということなのですが、なんとこのエフェクターはアイゴン氏のもの。
コータロー氏本人はギター本体しか持ってきていませんでした(笑)。シールドも貸してあげました。・・・ロックですね。
さて、このSD-1。アイゴン氏が高校生のときから使っているというものでかなりの風格というかスゴミさえ感じる外観。
今まで何千、何万回と踏まれ揉まれカドが無くなっているさまは頭が下がります。
ここにはありませんが本番はXOTIC BB PREAMPをプラス。サウンドを太くしていました。
そして出音は、最高のパフォーマンス。
本番中もアンプのトーンやギター側のVOLで音を作りながらバンドサウンドのバランスをとるという、ミュージシャンシップあふれる素晴らしいパフォーマンス。しかもお客さんを楽しませながらサラッとそのあたりをこなしてしまう、そんな彼らの本当のプロフェッショナル意識にスタッフ一同スタンディング・オベイションいたしました。
お二人のおかげで、わずか80人様限定のスペシャル・イベントでしたが皆様楽しんでいただけた様子、担当者としても嬉しく思います。
また何か面白いことをやろうと思いますので、たまにチェックしてくださいね。
(当日のミニライブの模様はUSTREAMにて中継されましたが、今日・明日くらいでしたらアーカイブが見られます。
http://www.ustream.tv/channel/aor-asakusa?lang=ja_JP)終わってたらごめんなさい。
ではまた。
キース・モウダ