今後は面白い企画などをご紹介させていただこうと思っておりますので、
お付き合いの程よろしくお願い致します
そんな記念すべき今年一回目(恥)の書き込みはこちら↓
大変ご好評頂いております「セットアップ3点・8点セット」ですが、
今まで細かい調整内容までは明記しておりませんでしたので、
具体的に何をしてどうなるのかをご紹介させていただきます。
まずは3点・8点セット共通の調整内容である、
「ロッド調整」「弦高調整」「オクターブ調整」をご紹介。
「ロッド調整」
ネックをストレートにするため、ロッドを調整します。
相手は木なので反ることがあります。反ってしまうと、音が出ない箇所がでたり、弾き辛くなったりなど様々な弊害が出ます。
反ってしまったネックを調整するために、中に入っているロッドと呼ばれる鉄の棒により、反り具合を調整いたします。ただし、必ずしも真っ直ぐが良いというわけではなく、多少順反り気味(弦が引っ張る方向)に調整することが多いです。また、反り具合により音質を調整することも可能です。
「弦高調整」
「弦高」とは、基本的には弦とフレットとの距離のことで、音色も踏まえた上で、弦の高さを調整いたします。
弦の高さにより弾きやすさが変わるのは勿論、
そのギターに見合った弦高というものがあります。
(最終的にはお好みの問題ですが…)
お好みの状態にもセッティングさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。
「オクターブ調整」
どこを弾いても音程が狂わないように、オクターブ調整をいたします。
オクターブはほとんどのギターが調整されてないといっても過言ではありません。
この調整をしっかりとやっておかないと、音痴なギターになってしまいます。
音程のしっかりとれるギターで練習しましょう。
以上が3点セットとなります。こちらは定期的な調整をお薦めします。
以下は、8点セットのみに含まれる内容です。
「フレット・指板クリーニング」
フレットを1本ずつクリーニング致します。
磨くことによって音の立ち上がりが速くなったり、輪郭がハッキリします。
また、チョーキング時に弦が滑りやすくなり、安定した演奏にもつながります。
長い間弾いてないギターのBEFORE・AFTER↓
これだけ綺麗になりますので、押入れの中のギターを綺麗にしてみませんか?
「ピックアップ高さ調整」
ピックアップの高さでも音色が変化します。
それぞれの個体にベストなピックアップの高さにいたします。
ピックアップはエレキギターとして肝心要なパーツです。
そのギターの魅力を最大限に引き出せるよう、実際に音を聴いて調整いたします。
「ナット溝調整」
ナットの溝を調整します。
「開放弦の音が濁る」「弾くと音程がすぐにずれる」「特定の弦だけ高くて押さえ難い」といった症状はナット溝の不良(又は消耗)である可能性があります。
状態によっては交換をお薦めいたしますが、
大きな効果が期待できます。
「配線チェック」
配線のトラブルがないかチェックいたします。
ハンダ付けも手作業なので、なかには音が出ていても、ハンダ付けされていないものをまれに見受けられます。
(某高級ギターメーカーでさえも!)
後々トラブルになりそうな危険因子がないかチェックし、問題があれば修正いたします。
押入れの中の思ひ出のギターを調整・クリーニングしてみませんか?
是非、お気軽にご相談下さい
- 2010.02.25 Thursday