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TEL:03-3255-2755
FAX:03-5295-6803

 
この記事は2008.07.20 Sundayに書かれたものです。
              
少しご無沙汰していたコチラのコーナーですが、続きです。
前回まではエフェクター単体で歪みを作り出す場合に、使う用途によるエフェクターの音色選択の重要性をお話したつもりでおります。それと若干かぶる部分もあるのですが、次は何処にも置いてあるようなアンプを使う場合の、プリアンプ代わりに歪み系エフェクターを使うポイントをお話したいと思います。その前にこれは決して歪み系エフェクターがプリアンプの代わりになるという意味ではなく、何処にでもあるアンプを使った場合のプリアンプの補助として歪み系エフェクターを使う、あるいは完全にアンプのプリアンプとして、プリアンプと呼ばれる歪み系エフェクターを使うという意味です。

では一般的にギタープリアンプとは何を指すかと申し上げますと、音色及び音質を作る機器となるかと思います。ではパワーアンプはどうかと申しますと、それらを増幅してスピーカーに信号を送る機器を指すのですが、では、プリアンプで作った歪みと歪み系エフェクターで作った歪みの違いとは何でしょうか??

そこでご想像頂きたいのですが、たとえばBOSS DS-1しか通らない信号をそのままギターアンプのパワーアンプ・イン(プリアンプをバイパスして直接パワーアンプに信号を送る)に突っ込んだとします。DS-1にはVOLUME、TONE、DIST(GAIN)を調整するツマミが付いています。しかしこれだけではギターのピックアップの信号をラインレベルまである程度持ち上げることは出来ても細かい音色設定がまったく出来なかったり、十分な歪みが得られなかったり、しかもノイズだらけと感じるはずです。それはDS-1自体がギターアンプのプリアンプ部に突っ込んで初めてその能力が発揮されるように設計されているのであり(DS-1自体で本来の音質を決めるものではない)、これは明らかに歪み系エフェクターと言えます。
このことからも解かる様に、逆に言えばプリアンプとは

1.TEREBLE、MID、BASS等の細かい音色設定が可能な上、トータル(マスター)ボリューム、歪み量が設定出来る。
2.アンプのパワーアンプ・インあるいは卓に直に信号を送ることを予め考えて設計されている為、ローノイズ。
3.もちろん、(プリアンプの)回路を通っただけでその機種独特の色、艶が出る。


ではないでしょうか??(ご存知の方には話が遠回しですみません。汗)つまり、歪みだけ考えれば歪み系エフェクターでプリアンプの役割を果たせそうなものですが、ギターの音色、音質全体を作るという意味ではやはり違う機器と認識した方がよい気がします。と申しますのもその1からずっと触れてきた様に、エレキギターはアンプと込みでひとつの楽器と捉えた場合、プリアンプの位置はかなり重要だからです。

そんなわけで、話を少し変えて、80年代に流行したラック式のエフェクターの中にはプログラムタイプのプリアンプも結構ありました。この考え方は現在もマルチエフェクターに活かされており、プリアンプの後にラック式の空間系エフェクターを繋げて(ループさせて)VHT等のパワーアンプに突っ込むのはある意味当時のステイタスでもありましたが、現在そのようなシステムを使われている方は非常に少なくなっているのも事実です。理由は90年代から出始めたオールハンドワイヤリングのブティックアンプの流行が関係しているのもあるのでしょうが(つまりアンプはアンプとしてそのまま使用する)、これだけの大きなシステムですと持ち運びに不便だったり、またエフェクターの世界でもビンテージが台頭、定着したのが理由かもしれません。

いずれにしても、やはりいつでも何処でも自分の音をキープして出したいというのはギタリストの夢ですし、マイアンプを持っていたとしても、何らかの事情でやむを得ず持参できない状況というのはよくお客様から相談を受けます。
何処にでもある、たとえばJC、TWIN REVERB、MARSHALL JCMでストレスなく普段のプレイが出来たならこれ以上よいことはありません。特にほとんどの人がおっしゃるのがJCで良い音が出せないものか…。これは本当によく話題に出ます。前回のエフェクター単体で歪みを作り出すと話が重なる部分もありますが、いわゆるプリアンプと言われる歪み系エフェクター、当店で人気のBADCAT 2TONEをJCのパワーアンプ・インに繋げた場合、そうでない場合を例に挙げて、次回はそのあたりについてお話したいと思います。続く…。
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  • 2008.07.20 Sunday

この記事は2008.07.12 Saturdayに書かれたものです。
宮地楽器神田店 OPEN 30周年を迎えて (店長の回想その三)

 話をギター関係に戻してみますと1980年代に入ってからFENDER社も GIBSON社も原点回帰の動きが見られるようになりました。GIBSON社では”HERITAGE80”という1950年代のセンター2ピーストップ仕様のレスポールが生産され、FENDER社ではVINTAGE SERIESいわゆるビンスト/ビンテレが登場してきます。市場での反応はやはり良くいかにギタリストがオールドに憧れていたかを認識できる結果となったのです。それから約20年以上、この原点回帰の流れがずっと続いている訳ですが年々その仕様にこだわりが強くなってきています。どれだけ当時の新品の頃の仕様に近づけるかがギター作りのテーマになってきているように思います。特に最近のFENDER CUSTOM SHOPに関しては品質がすばらしく、まるで当時の新品を買っているかのような感覚さえ覚えます。このギターを20-30年弾き込んでいけば今のVINTAGE GUITARのような艶っぽい鳴りに成長していくんだろうなと思います。
 
 1990年代に入り、宮地楽器でも遅ればせながらUSAのGUITAR SHOWに参加してギターの買付を始めます。
そして今や宮地楽器のギターのラインアップからVINTAGEははずせない存在にまでなりました。VINTAGE GUITARの輸入を始めて思ったことはオリジナルパーツの欠損しているギターが思ったより多いことでした。消耗部品であるポットやジャックなどペグ、ピックアップに至るまで交換されているギターを所有しているプレイヤーがギターを手放すと市場にこういうギターが出回る訳ですが、日本人のお客様たちはオリジナルのパーツに戻したいという要望が非常に強いことが分りました。そこで宮地楽器でVINTAGE GUITAR PARTSを店頭で販売することにしたのです。普通、そういうオリジナルパーツは交換用にストックしておき、店では売り出さないポリシーのギターショップがほとんどでしたが、需要があるのであればやってみようということで販売を始めました。やはり当初はVINTAGE GUITARの知識が乏しく、お客様に教えられることばかりで恥をかくことが日常でしたが、10数年の年月が経ちどうにか皆様のご質問にも答えられるようになったのかなと思います。

 USAのGUITAR SHOWに買付けに出かけるようになって出会った新しいギターが”TOTEM GUITAR”です。2003年ころから正規の輸入販売店として店頭展示販売を行うようになりいままでに数十本ほどお客様に購入していただきました。同じく”THORN GUITAR”もほぼ同じ時期から正規輸入販売を始めました。これからはさらに新しい良質なブティックギターを皆様にご紹介できればと思います。お店に来ていただいたお客様がワクワクするようなショップにしていきたいと思う所存ですのでどうか今後とも宮地楽器をよろしくお願いいたします。


(宮地楽器神田店 店長)
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  • 2008.07.12 Saturday

この記事は2008.07.05 Saturdayに書かれたものです。
Boutique Effector Fair 7/5〜7/31

さあ、今日から始まりました!宮地楽器神田店30周年記念、【30th Anniversary Sale】です。
今回は新入荷VINTAGE&USED GUITAR1本限り特別価格品を盛り沢山ご用意した他、最近、セール時に恒例となっていたエフェクター全品(委託品を除く)通常販売価格の5%OFFセールもやってしまうのですが、 今回は30周年記念ということもあり、この数年来、当店で人気を博しておりますハンドメイド系ブティックエフェクターを、5%OFFは当然として、ご来店のお客様に限り、さらに値引いてしまおうという企画がこのBoutique Effector Fairです。

今まで何度かこうしたエフェクターフェアなるものを執り行ってきましたが、どちらかと言えば、催し物と言いましょうか、展示会的なニュアンスがあったのですが、今回は違います!
より多くのお客様にハンドメイド系ブティックエフェクターの良さを解って頂きたいのと、いまいち高価で手が出しづらかったこれらの商品を当店が身を削る(?)ことにより、出来る限りお求め易くお客様に提供したいというのが、このフェアの意図するところです。
特に歪み系のエフェクターなどは、実際音を出して比べてみないとなんとも言えないものがあると思うのですが、こちらも出来る限り、品揃えしてみました。そしてそれらを当店の試奏室で心行くまでお試し頂けます。是非、ご自身のギターやアンプをご持参の上、ご来店頂ければと思います。出来る限りのアドバイスもいたしますよ。

是非是非ご来店お待ちいたしております。

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  • 2008.07.05 Saturday

この記事は2008.07.04 Fridayに書かれたものです。
宮地楽器神田店 OPEN 30周年を迎えて(店長の回想その二)

 店長の回想その一で宮地楽器開店のころからの楽器の移り変わりみたいなものを書かせていただきましたが、その続きを行ってみましょう。
自宅録音などまだまだ一般的ではなかった時代だったのですが、THE BEATLES のPAUL McCARTNEYの初のソロアルバム”McCARTNEY”を聴いて“スゲェ一人でBEATLESができるんだ!”と感動したのは私だけではないでしょう。またTODD RUNDGRENの”SOMETHING/ANYTHING”も一人多重録音で録音されていて、手作り感覚たっぷりのポップロックアルバムは私のフェイバリットアルバムでもあります。それまで2トラックのレコーダー2台でオーバーダビングを繰り返して録音していた方も少なからずいらしたようですが、オープンリールのマルチトラックレコーダーはとても一般人には手の届くシロモノではなかった時代でした。

それがなんとカセットテープを使用する4トラックマルチレコーダーが20万円を切って発売されたのです。TEACのサウンドクッキー”144”です。ノーマルスピードでは音質劣化が激しいため通常の2倍の走行スピードでカセットの片面だけを使用するという画期的なレコーダー/ミキサーがデビューしました。自作自演のオリジナル曲をつくりたいと思っていたミュージシャンたちがこぞって購入していきました。
かく言う私もそのあとに発売されたTASCAM 244を買わせていただきました。今振り返るとそのころが一番曲作りを多くしていたような気がします。カセットレコーダーが使えればだれでも多重録音ができたのですから、、、。音質などはあまり気にせず、とにかくアイデアが浮かんだ時点で即録音という手法が一番インスピレーションを逃がさない方法ではないかと思います。
その後FOSTEX社から安価なオープンリール8トラックレコーダー”A-8”が出てきます。やはりカセットの音質では満足出来ないというこだわり派のミュージシャンに売れていきました。やがて時代はデジタルへと移り変わり今度はビデオテープを使用したマルチトラックレコーダーALESIS社の”A-DAT”が業界標準になっていったのはそれほど昔の話ではありませんよね、、、。続く


(宮地楽器神田店 店長)
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  • 2008.07.04 Friday

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