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定休日
木曜日・正月休み(1月1〜2日)

TEL:03-3255-2755
FAX:03-5295-6803

 
この記事は2008.06.22 Sundayに書かれたものです。
宮地楽器神田店 OPEN 30周年を迎えて(店長の回想その一)

皆様のご愛顧により宮地楽器神田店は今年の7月で開店30周年を迎えます。1978年の開店当初よりスタッフとして店頭に立ってきた私には色々な思い出が蘇ってきます。右も左もわからないシロウトの店員から楽器を購入して頂いたお客様には本当に感謝しております。
開店当時1970年代の終わり頃はFENDERGIBSON受難の時代で国産のメーカー“YAMAHA”、“GRECO”、“FERNANDES”の人気が高く製品としても非常に高いレベルだったのを記憶しています。そうそう“TOKAI”もありました。またFENDERのキャラクターを進化させたいわゆるコンポーネントギターが流行りだした時代でもありました。”MOON”、 “SCHECTER”などがその代表メーカーで当時はF社よりもこちらの方がイイですよとか言いながら販売していったのを記憶しています。
実際に楽器屋の店員たちがこぞってMOON、SCHECTERなどを手に入れていた頃でもあります。やはり楽器屋の店員が一番よくわかっていますから、、、。かく言う私もMOONのSTRATOCASTER MODELがメインのギターでした。そして時代は1980年代のKEYBOARD主体のPOP MUSIC全盛に移行していったわけです。

神田店のこの時代はほとんどキーボードショップのような店頭展開でしたからあまりギターにはチカラを入れていませんでした。大ヒット商品であるYAMAHA DX-7の予約が数十人待ちという状況でしたから、、。KORG、 ROLANDもそれぞれが大ヒット商品 POLYSIX、JUPITER SERIESなどを製造していて当店のなかではギター受難の時代だったと言えます。なにしろそれまでは和音のでるシンセサイザーはMOOG社のPOLYMOOGやYAMAHAのCS SERIESしかありませんでしたからね。それが20万円台で買えるということでキーボードプレイヤーのみならず、ギタリストもシンセを買っちゃった時代でもあります。

そしてギター関連機器では夢のデジタルディレイが登場します。やはりそれまで非常に高額だったスタジオ機器のデジタルディレイが手の届く価格で各メーカーから発売され出します。ROLAND SDE-2000MAXON DM-1000などが火付け役となりYAMAHA、 KORGなどでも次々と発売されていったのです。憧れのスタジオ機器だったハーモナイザーまでMAXON社からでてきましたHD-1000(ハーモナイザー/ディレイ)、勿論私も買わせていただきました!
つづく…。
(写真は30年前、OPEN当時の当店ステッカー。O様所有品)


(宮地楽器神田店 店長)

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  • 2008.06.22 Sunday

この記事は2008.06.20 Fridayに書かれたものです。
(前回からの続きです)
例えばスタジオやライブハウスに必ずある様なオープンバックのソリッドステートアンプを使用する場合について、エフェクター単体で作る歪みの質をどの様にするかというお話をさせて頂いておりましたが、次はbのタイプについてです。
コチラはいわゆるロック向きと申しましょうか、レンジが広く派手なタイプ。レンジが広いというのはあくまでギターの帯域であって、サウンドが中音に偏るタイプではないという意味でもあり、(ギターの)高域から低域まで全体的にファットに歪むので、パッと聴きは抜けが良く、音圧的にインパクトがあります。もちろんローもしっかり出るモノが多い為、ディストーションにこのタイプが多いのも確か。例えばKEELEYのDS-1 ULTRAMOD、SUBDECAY BLACKSTAR、FULLTONE GT-500などはこちらの部類に入り、サウンド的にはこれらの製品、相当レベルが高いです。つまり、ハイゲインアンプをクローズドバックのキャビで鳴らしたような音圧感のある歪み(しかもゲイン高め)をエフェクター単体で作り出すというもの。

ところがこの場合に注意して頂きたいのが、必ずしもギターのみで音を出してカッコよく思えても、アンサンブルの中では立たなかったり、逆に立ちすぎてバンド(オケ)と混ざらなかったり、歌モノには派手過ぎて使えなかったりといろいろな問題が絡むということです。80年代のアメリカンハードロックの様なド派手なサウンドが、あらゆる音楽にマッチするとは限らない様に、そのあたりはご自分が指向する(現実的にやる)音楽を慎重に見極めた製品選びが必要になるかもしれません。

続いてcの踏んだ瞬間に違う世界にもっていかれる歪みですが、こちらはファズに代表される過激な歪み系という意味ですが、ひとつだけ注意が必要なのはファズと一口に言ってもエレハモのビッグマフ(78年以降)の様に単体で過激に歪むものばかりでないことを念頭に入れる必要があります。と申しますのも、ヴィンテージ系(ファズフェイスやトーンベンダー)などは想像以上にゲインが低め(?)です。チューブアンプと混ざって、それなりなファズサウンドを得るというタイプも実は多く存在しており(ロジャーメイヤーあたりもそんな製品が多いかもしれません)、ソリッドステートアンプですと単にブチブチ音が汚くなるだけで(特にゲルマニウム・トランジスタを使用したものに顕著)、十分な歪み感が得られないモノがあります。
その辺は購入なされる前に、販売店の人に訊くかご自分でよく試奏なさってご判断下さい。また、歪みすぎるファズに関しましては前回も似たようなことを書きましたが、音痩せの原因になる場合もありますので、バイパス時との音の太さの違いを特によく確認することをお勧めします。

次回は大きく分けた2の“アンプ代わりにプリアンプとして使う歪み系”エフェクターのお話をさせて頂きます。続く…。

当店エフェクターコーナーはコチラ
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  • 2008.06.20 Friday

この記事は2008.06.16 Mondayに書かれたものです。
カスタムギターのこと

(前回からの続きです)
一方、当時からビンテージ・ギターフリークも多数存在していました。
当時はビンテージ・ギターという言葉もあまり使われていなくて、ビンテージのギターは“オールド・ギター”と呼ばれていて、今に比べたら信じられないくらいに低価格でしたが、新品のギターよりはるかに高価で、当時、学生、もしくは働き始めの自分には、全くもって無縁の代物でした。
オールド・ギターに魅せられた人々は、長い時間により培われたその風格と、サウンドそのものを愛していたと思います。オーソドックスでトラディショナルなスタイルでナチュラルなサウンドを好むそれらの人々は、ストラトにハムバッカー、ましてや電池を使用するピックアップや、ナットとブリッジでロックするトレモロ・システムなど以ての外、と思ってるんだろうなあなどと考えていました(まあ、実際にはそんなこともなかったんですが…)。

そんな訳で、カスタム・ギターユーザーとオールド(ビンテージ)・ギターユーザーは水と油、と勝手に考えていたんです。
今、改めて当時のカスタム・ギターと自分が呼んでいるコンポーネント・ギターを弾いてみると、ハムバッカーの粘りを活かすマホガニー・ボディーや、キチッと組み込まれたボディー、ネックなど実に良く出来ているとは思いますが、フル装備なところがどうも“武器”っぽい(笑)。
それに比べて現在のカスタム・ギター、特にFREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCHのギターを初めて弾いた時はビックリしました。見た目には全く普通のストラトって感じのギターなんですが、弾いてみると“スゴイいい音”がする。弾いていて気持ちいいんです。
例えば、コードひとつ鳴らしたとします。それが音楽になってるんです。それはつまり、今日初めて弾いた楽器なのに、ずっと前から弾き続けてきたギターの様にしっくりと馴染み、スッと入っていけるんです。そんなところがビンテージ・ギターフリークの心をも掴んでしまう要因かもしれません。


そして、以前のカスタム・ギターと一番の違いは“○○がついている”“○○を装備”“TOP材に木目の美しい○○を使用”ではなく(もちろん、パーツも選りすぐりのものを使用していますが…)、見た目はごく普通に見えるマテリアル(実は厳選しているんですが…)が、まるで生きているかの様に生き生きとピッキングに呼応するのは、シーズニングから、組み込み、セットアップにいたるまで命を吹き込む様な、繊細でいて大胆、そして丹念に造り上げるからなんです。
まだお試しでない方や、FENDERフリークの方も一度だけ、たった一回でよいので是非、試してみて下さい。完

高田
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  • 2008.06.16 Monday

この記事は2008.06.13 Fridayに書かれたものです。
カスタムギターのこと

ビンテージギターの価格が私の常識の範囲をはるかに超えて尚、高騰を続けている(最近はアメリカ国内の不景気で上げ止まりとの説もありますが…)昨今、国内、国外を問わず、大人の方を中心に、“カスタム・ギター”と呼ばれる、少量生産(少なければ良いというものでなく、あくまで丁寧な造りの意味)のハイエンド・ギターが今、静かなブームを呼び注目を集めております。
メーカーのレギュラーモデルでは、クオリティーや仕様の点で満足出来ない方や、デザインも含めて全くのオリジナルモデルの購入をお考えの方にとって、“自分だけのために造られたオンリーワンのギター”は魅力的です。
以前から、その魅力に取り付かれた“カスタム・ギター・フリーク”はいらっしゃいましたが、最近、ビンテージ・ギターのご購入を考えていた方がカスタム・ギターをご購入のケースが見受けられる様になりました。何故、こんな話をするかというと、以前、私は“カスタム・ギターフリーク”と“ビンテージ・ギターフリーク”は水と油で全く、相容れない存在だと思っていたからです(今ではそんなこと、全く思っていませんが/笑)


カスタム・ギターのブームは以前にもありました。自分の記憶では、第一次カスタム・ギターブーム(勝手に決めていますが…当時はコンポーネント・ギターとも呼んでいましたね)は80年代でしたが、その時も基本的には高品質で丁寧な造りであることは変わりなかったんですが、大流行だったフロイドローズに代表されるロッキング・トレモロやEMG PICK UPに代表されるアクティブ・ピックアップ群、リア、もしくはフロント/リアにハムバッカーを配したアッセンブリー、木目の美しい(サウンドも特徴的なものが多かったんですが…)エキゾチック・ウッドのボディー、ネックなど、見た目が華やかでグラマラス、且つ重装備なギターが多かったように記憶しています。
そんなギターをやはり当時流行っていたラックタイプのプリアンプを含めたエフェクターに繋げ、パワーアンプで増幅してカスタム・スピーカーで鳴らすという(こちらもコンポーネント?)、スタジオ・ミュージシャンチックなサウンド・システムを繰るギタリスト(スティーブ・ルカサー?)が好んで使用していた様に思います。
かく言う私も、ハムバッカーにフロイドローズのストラトで、やたらLEDの多いラックエフェクターを使用しておりました(笑)。
つづく…。

高田
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  • 2008.06.13 Friday

この記事は2008.06.03 Tuesdayに書かれたものです。
前回からの続きです。
その1では当方が考える歪み系エフェクターの器材的位置づけをテーマにお話しました。つまり、ギターがあってエフェクターがあって、アンプというのではなく、ギターとアンプの補助的器材としての位置づけです。

そしてもうひとつここで確認しておかなければならないのが、皆さんはどんな時に歪み系エフェクターが必要と感じるかだと思います。長年エフェクターを扱っておりまして、いろいろなお客様のご意見やご質問を受けますと、大きく別けて以下の使用が考えられます。

1.アンプは常にクリーンにしておいて十分な歪みが欲しい時に使いたい。あるいは音色を瞬時に劇的に変えたい。

2.アンプの持ち運びが大変なので、どこにでもあるフェンダー、マーシャル、JCに対応出来るプリアンプとして使いたい。

3.普段エフェクターは使っておらず、音色は手元の操作で行うが、アンプの色を変えずに艶や音圧、ゲインを足したい。

細かいことは置いておくと、大体コチラの3パターンにあてはまるかと思います。

では、1番から考えて行きましょう。
実はコチラの使い方を要望される人が一番?多い気がします。と申しますか、こういった使い方をしたいのだがというご質問がよくあります。その1でも触れましたが、アンプはヴォーカルで言いますとギタリストの喉や口ですので、アンプ部&スピーカーの質がそのままギターの声帯となります。仮にRoland JCの様に出音が横に広がる特色を持ち、ましてソリッドステートアンプですと当然奥行きが乏しくなり、極端に言えばチューブヘッドでクローズドキャビの雰囲気はまず出ないと申し上げてよいでしょう。もし、そのようなサウンドをJCに望む場合、その様に想定され設計されている歪み系を選ぶのが無難ですが、間違えた選択をすると十分な歪み感(ゲイン&サスティーン)を得られないばかりか、逆にそれらやローエンドは得られるものの、冷たい、線の細い、人工的でやや耳に痛い、昔のマルチエフェクターによくあったサウンドになってしまったりします。そんな経験をお持ちの方も随分いらっしゃるのではないでしょうか??

このような使い方をなさる方にワンポイント・アドバイスをいたしますと、歪み音を全てエフェクターで作るわけですから当然歪みの質の選択が重要となります。
その場合、
a.おとなしめで品があり、仮にレンジが狭くても奥の深い音がするモノ
b.派手で音圧があってレンジが広く(ローエンドが出て)、いわゆるロック向きなモノ
c.過激で踏んだ瞬間に違う世界にもっていかれるモノ

おおまかに別けると大体こんな感じでしょうか?もちろんキッチリこう分かれるわけでなく、3者のグレーゾーンも存在します。やる音楽ジャンルに適しているものかどうか、まずはこのあたりを考慮に入れつつお考え頂くと良いかもしれません。
ちなみにaの場合ですと、豊かなローエンドは出ないもののアンプの特性とマッチングさせ歪みを得るもの、Ibanez TS-9(808)、BOSS OD-1に代表されるジャパンヴィンテージ、あるいはそれらを設計ベースとした国内外のブティックメーカーもの、たとえばFULLTONE FULLDRIVE2を筆頭にLANDGRAFF DYNAMIC OVERDRIVEなどです。またブティックエフェクターの走りであるCROWTHER AUDIO HOTCAKE、XOTIC AC BOOSTER、BB PREAMPもこれらの中に含まれるかと思います。これらに共通して言えることは歪み過ぎないオーバードライブ系ということです。ですのでチューブアンプでサウンドベースのクランチを作らずに、ソリッドステートのアンプを使われる場合は、ソロ用のレベルジャンプ、あるいはゲインジャンプにブースター、もしくはマッチングの良い違ったオーバードライブを併用されている方が多い様です。
使い方で重要なのはエフェクター単体で歪ませ過ぎない事、たとえばゲインを10、ボリュームを4といったような使い方ですとそのエフェクターの美味しい張りや艶が半減されてしまい、音痩せの原因になったりもします。あくまで芯を残すつもりのサウンド作りが鍵になると言えるのではないでしょうか。続く…。

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  • 2008.06.03 Tuesday

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