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Leqtique/ProVoost

この記事は2017.05.15 Mondayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
Leqtique ProVoost
Leqtique史上、初となる1+(1)Knobレイアウトのブースター

Leqtique史上、初となる1+(1)Knobレイアウトのエフェクターは、今まで培ってきた特殊なコンポーネンツの多様によるHiFiサウンディングの構築論をベースとし、超HiFiオペアンプLT1122とモスクワの電子部品倉庫に眠っていた、良質なビンテージのRussian MILスペックのコンデンサーを搭載したオリジナル設計のシンプルな回路により、すでに構築されたサウンドやギターの原音をそのままブーストアップする”ProVoost”として完成しました。

大きなチキンノブに与えられた”Boost”を0%にすることで、聴覚上ユニティゲインとなるように設計しているためブースターとしてではなく純粋なバッファーとしての利用の場合に適します。
その際有効なのがミニコントロールの”Soft”です。
このコントロールは電子回路的にはインプットインピーダンスを16kΩ〜1.2MΩの広い範囲で可変します。
基本的には、左回りいっぱいSoft=0%として頂くことでインピーダンスの整合が行われ失われていた高域の輝きが取り戻されたサウンドになりますが、逆にそれがナチュラルでないと感じる場合にこのSoftコントロールを右回りに回していくことで過度にON/OFFで音質差をつけないようにし、ソフトなサウンドにすることができます。
一番右回しにした状態のインプットインピーダンスは非常に低い値なので、音量も少し下がるものの(その際、Boostで音量は調節いただいても問題なく、インピーダンスに影響しません。)高域をだいぶソフトにできるため、積極的なトーンシェイパーとしても有用です。
一方Boostコントロールは、ノイズレスに各帯域をなるべくフラットに、それでいて破綻しないような20dBのブースト量を備えています。ボリューム、ないしはゲインブースターとして利用する際に、まずはSoft=0%としてブースト量を調整し、その量に応じて(ブーストされるほど、倍音感も強まるため)、Softを右回しに回していき、最終的な音作りをするというのが個人的な推奨の使用法です。

2010年より製作を始めた、小さなハンドメイド工房であるLeqtiqueのエフェクターは今までの全機種で一般的な1Oz(0.035mm)の銅箔の乗った基板を使用してきましたが、姉妹ブランドの” L’ ”で3Ozの特殊基板を使用することに成功したことで、Leqtiqueとしてそのアイデアを両面基板に用いることで6Ozの分厚い銅箔をシグナルラインに用いることに成功しました。
これは実際には、21AWGのワイヤー(エフェクター内部に使用される一般的なワイヤーよりも太いゲージです。)と同等となり、音にとって最良とすべきPoint to Point配線と実質的には変わらないことより、Virutual Point to Point基板(VPtP基板)と名付けました。
今回のProVoostのクリアでHi-Fiなサウンド設計にも寄与していますが、よりシグナルロスの少ない強力なサウンドをアウトプットするためにも既存モデルも、VPtP化する予定です。そちらもご期待ください。

アウトプットインピーダンスの極めて小さなエフェクターの後や、アクティブピックアップのギターからProVoostに繋がれた場合、”Soft”コントロールの効きが弱まりますが、設計上の仕様となります。