Ashe Guitars/HT-Deluxe (Roasted Natural) 2017 #970
scale length: 25.5 inches
body: Roasted swamp Ash
neck: Roasted Flame quarter sawn rock maple (two-piece)
Pickups: Asher custom wound T-Blades/Blues Backer
controls: master volume, master tone,Veritone SW
bridge: Asher Single Cut T
machine heads: Grover Sta Tite
Pick Guard: Anodized Metal
finish: Satin lacquer
nut width: 1 21/32” ≒ 42m
case: custom hard shell
number of frets: 22
strings: .010-.046 Nickel Round Wound
G&Gハードケース
先日の2017 Winter Namm の為に製作したスペシャルモデルのHT-Deluxe!!アッシュ&メイプルのトラッドなTLを基調にしながらも、オフセットのボディーシェイプや、独特のテンションを生み出す3対3のペグ配列、ボリュート付きネック等、多くの一流プレーヤーを顧客に持つ、彼ならではのアイディアが詰まったモデルに仕上がっています。
P.Uはアッシャーのオリジナル、全て自社でハンドワウンドにより製作されています。リアはバーブレードタイプのT-Blades。一般的なTLとは違い、非常にスイート且つフラットなサウンドが持ち味で、イメージ的にはTeiscoのGoid Foilのような印象を受けます。フロントはオリジナル ハムバッカーのBlues Backer。程良い出力に太く、粘りのあるサウンドで、どんなジャンルにも合う懐の深さを感じさせてくれます。
ユニークな6点式のロータリーSW(Tone styler)、パッシブのプリセット トーンコントロールを搭載。Gibson ES-345/355等のバリトーンSWでご存知の方も多いかと思いますが、2番から6番まで(1番はスルー)のフィルターを通ることでファットなメロー様からローカットサウンドまで々なトーンが得られます。どのポジションも音楽的で使えるサウンドが魅力。細かなところではブリッジ・プレートも演奏性を考慮して、1弦側がカットされているのがお分かりいただけるでしょう。
今回の最大の特徴は、ボディー&ネックともにローステッド加工が施されている点。
この加工は近年、SuhrやCharvel、Musicman、Strandberg等のハイエンド・ブランドでも多く採用されていおり、ご存知の方も多いかもしれません。別名でCookedやSmokedと表記されていることもあり、その加工方法に違いはあれ狙いは同じ。特殊な乾燥処理を行い、木材の細胞を壊さないように水分を抜くことで材を安定させ、温度や湿度変化による影響に強い安定した材にします。さらにサウンド面においても、ヴィンテージギターのような枯れたサウンドを演出する要因になるともされています。
見事な激トラネック!! ローステッド加工により、ボディー&ネックともにややブラウンに色が着きます。ネックはややファットなVシェイプで、ネックの鳴りも素晴らしく、サウンドも太いです!!一流リペアマンであるアッシャーならではのセッティング、フレット仕上げにより、プレイアビリティーも抜群。
Maroon 5のJames Valentineや、あのロバート・"ワディ" ワクテル(Robert "Waddy" Wachtel)も2本所有しているとのこと!!(写真は実際のオーダー品です)
NAMM SHOWでのBill。その場でこのギターの説明をしてくれましたので、その動画もどうぞ!!
さらに、近日中に当店オーダー品の入荷も予定しています。(極上の5Aキルト!!)
その他、オーダー&お見積もりも受け付けております。ワディ・ワクテルやジャクソン・ブラウンと同スペックなんてのも可能ですので、気になる方はお問い合わせください。
山田
- 2017.02.06 Monday