この記事は2012.06.08 Fridayに書かれたものです。
皆さんこんにちはiです。
シンコーミュージック刊「THE EFFECTOR BOOK Vol.16 JAPANESE FUZZ特集」も無事に発売され、いよいよこれからが本番となりました。
そんなわけで、こちらのエフェクターを使用する上で、サウンドデザインを一緒に手がけた私の「ここが売り!」的なものを僭越ながら書かせて頂きます。
まずは「THE FUZZ BOX」から行きましょう。
こちらのファズの最大の魅力と申しますか、開発の上でこだわった部分はギタリストの右手のコントロールにいかにエフェクター本体が追従し、しかもGのVOLを絞った時に倍音を伴った綺麗なクリーントーンが再現出来るか、しかもヴィンテージパーツに頼らずにそれが出来ること。その際、音痩せや無駄な低域による音の篭りがないこと。これが一番のこだわりであり、開発の上での難関でもありました。
たとえばロック黄金期のギタリストであるジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジなどは盛んに右手でVOLやTONEのコントロールを行い(ピッキングの強弱も含め)、マーシャルアンプをドライブさせながら多彩で艶のあるトーンを奏でておりますが、まさにそのようなコントロールに対応出来、このファズ一台とアンプのみでプレイヤーが1ステージこなせるほどのクオリティーを持ったファズを目指したつもりでおります。
よってこちらのファズに関しては、超過激だとか、飛び道具だとか、そういったジャンルのものではなく、あくまで王道の歪み(ロック黄金期の)の補助的役割を目指したものであり、正確にはファズブースターと表現するのが正解かもしれません。
またもちろん、肝心なファズサウンドの方も渾身のこだわり方でデザインしており、最終的に何度もダメだしをしたのはそのサウンド部分でした。よって、基本的にはギターにレンジを合わせ、たとえばレスポールのフロント時にブーミーにならない様な音色を選ぶことにより、本体のゲインをMAX近くにすれば、クリーンに設定したアンプでも太く過激でサスティーンに富んだサウンドを得ることが出来ました。
今回試奏いただいた坂本夏樹くん曰く、そのサウンドを「グレてる」と表現していましたが、これは開発者といたしましてはとても嬉しい一言でした。また、「ニール・ヤングのデラックスアンプのギリギリのブリブリ感と同様な音がする」ともおっしゃっていただきました。
人により感じる印象は違うとも思いますが、私にとっては意図する方向、つまりロック(真面目<本気/マジ>な不良)の匂いを嗅ぎ取ってくれて、本当に嬉しく感じた次第です。
では次にブースターである「THE CRUNGE BOX」について語らせて下さい。
こちらは以前、当店オリジナルブースターとして発売しておりました、宮地楽器とLOUD&PROUDとの初のコラボレートエフェクター「LOVE STAR DRIVE“THE CRUNGE BOX”」をあらためましてLOUD&PROUDブランドで発売したものです。よって中身は全く同じです。
実はこちらの開発秘話ですが、元々これは当店(LOUD&PROUD)がモディファイし、販売していたヴォリュームペダル・ブースター「ANNA CRUNGE」(KORG XVP-1にブースターを搭載したもの)があまり売れなく(苦笑)、販売中止にした時に、ブースターのサウンド・クオリティーの高さに私的に超未練があり、あらためてブースター単体として試行錯誤の結果生まれたものでした。
こちらを発売した時はすでに名器と呼ばれる様な様々なブランドのブースターを当店では販売しており、その市場に参入することの無茶さも、身の程知らずさも重々承知の上でしたが(笑)、販売するにあたってはどうしても譲れない何か?が私とLOUD&PROUDのS氏の中にあったのは確かでして、こちらも長い時間をかけ改良に改良を重ね発売に至ったわけです。
ですので、THE EFFECTOR BOOKでもリポートされております様に、いわゆるシンプルな回路を持ったブースターとは全く違います。当然のことながら、右手のコントロールに対するレスポンスのこだわりはもちろんですが、こちらの一番の売りはチューブアンプがクリップする寸前の絶妙なミッド感とその音圧の再現にあります。
何はともあれ私なんかの理屈より、そのサウンドを聴いていただいた方が早いと思いますので、是非以下の動画をご覧いただきたいのですが、ちなみにこちらのブースターを音が気に入ったということで最初に購入していただいたのがこの坂本夏樹くんでした。
最初は自分のバンドの為といい買われましたが、最終的には仕事でも使用していた様です。
いや〜〜ホントいろいろありがとうございます。
そんなわけで、こちらの魅力を十分にお伝えしたい為、ファズ、ブースターともに10分弱という長さの画像になっております。ごゆっくりそのサウンドをご確認下さいます様、ヨロシクお願いいたします。
ではまたー!
i
She Her Her Hers official web site
チリヌルヲワカ official web site
THE FUZZ BOXサンプル動画
http://www.youtube.com/watch?v=env14L7jvvw&feature=player_embedded
THE CRUNGE BOXサンプル動画
http://www.youtube.com/watch?v=4O08GKJCe-A&feature=player_embedded
LOUD&PROUD商品ページはコチラ→GO!!
シンコーミュージック刊「THE EFFECTOR BOOK Vol.16 JAPANESE FUZZ特集」も無事に発売され、いよいよこれからが本番となりました。
そんなわけで、こちらのエフェクターを使用する上で、サウンドデザインを一緒に手がけた私の「ここが売り!」的なものを僭越ながら書かせて頂きます。
まずは「THE FUZZ BOX」から行きましょう。
こちらのファズの最大の魅力と申しますか、開発の上でこだわった部分はギタリストの右手のコントロールにいかにエフェクター本体が追従し、しかもGのVOLを絞った時に倍音を伴った綺麗なクリーントーンが再現出来るか、しかもヴィンテージパーツに頼らずにそれが出来ること。その際、音痩せや無駄な低域による音の篭りがないこと。これが一番のこだわりであり、開発の上での難関でもありました。
たとえばロック黄金期のギタリストであるジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジなどは盛んに右手でVOLやTONEのコントロールを行い(ピッキングの強弱も含め)、マーシャルアンプをドライブさせながら多彩で艶のあるトーンを奏でておりますが、まさにそのようなコントロールに対応出来、このファズ一台とアンプのみでプレイヤーが1ステージこなせるほどのクオリティーを持ったファズを目指したつもりでおります。
よってこちらのファズに関しては、超過激だとか、飛び道具だとか、そういったジャンルのものではなく、あくまで王道の歪み(ロック黄金期の)の補助的役割を目指したものであり、正確にはファズブースターと表現するのが正解かもしれません。
またもちろん、肝心なファズサウンドの方も渾身のこだわり方でデザインしており、最終的に何度もダメだしをしたのはそのサウンド部分でした。よって、基本的にはギターにレンジを合わせ、たとえばレスポールのフロント時にブーミーにならない様な音色を選ぶことにより、本体のゲインをMAX近くにすれば、クリーンに設定したアンプでも太く過激でサスティーンに富んだサウンドを得ることが出来ました。
今回試奏いただいた坂本夏樹くん曰く、そのサウンドを「グレてる」と表現していましたが、これは開発者といたしましてはとても嬉しい一言でした。また、「ニール・ヤングのデラックスアンプのギリギリのブリブリ感と同様な音がする」ともおっしゃっていただきました。
人により感じる印象は違うとも思いますが、私にとっては意図する方向、つまりロック(真面目<本気/マジ>な不良)の匂いを嗅ぎ取ってくれて、本当に嬉しく感じた次第です。
では次にブースターである「THE CRUNGE BOX」について語らせて下さい。
こちらは以前、当店オリジナルブースターとして発売しておりました、宮地楽器とLOUD&PROUDとの初のコラボレートエフェクター「LOVE STAR DRIVE“THE CRUNGE BOX”」をあらためましてLOUD&PROUDブランドで発売したものです。よって中身は全く同じです。
実はこちらの開発秘話ですが、元々これは当店(LOUD&PROUD)がモディファイし、販売していたヴォリュームペダル・ブースター「ANNA CRUNGE」(KORG XVP-1にブースターを搭載したもの)があまり売れなく(苦笑)、販売中止にした時に、ブースターのサウンド・クオリティーの高さに私的に超未練があり、あらためてブースター単体として試行錯誤の結果生まれたものでした。
こちらを発売した時はすでに名器と呼ばれる様な様々なブランドのブースターを当店では販売しており、その市場に参入することの無茶さも、身の程知らずさも重々承知の上でしたが(笑)、販売するにあたってはどうしても譲れない何か?が私とLOUD&PROUDのS氏の中にあったのは確かでして、こちらも長い時間をかけ改良に改良を重ね発売に至ったわけです。
ですので、THE EFFECTOR BOOKでもリポートされております様に、いわゆるシンプルな回路を持ったブースターとは全く違います。当然のことながら、右手のコントロールに対するレスポンスのこだわりはもちろんですが、こちらの一番の売りはチューブアンプがクリップする寸前の絶妙なミッド感とその音圧の再現にあります。
何はともあれ私なんかの理屈より、そのサウンドを聴いていただいた方が早いと思いますので、是非以下の動画をご覧いただきたいのですが、ちなみにこちらのブースターを音が気に入ったということで最初に購入していただいたのがこの坂本夏樹くんでした。
最初は自分のバンドの為といい買われましたが、最終的には仕事でも使用していた様です。
いや〜〜ホントいろいろありがとうございます。
そんなわけで、こちらの魅力を十分にお伝えしたい為、ファズ、ブースターともに10分弱という長さの画像になっております。ごゆっくりそのサウンドをご確認下さいます様、ヨロシクお願いいたします。
ではまたー!
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THE FUZZ BOXサンプル動画
http://www.youtube.com/watch?v=env14L7jvvw&feature=player_embedded
THE CRUNGE BOXサンプル動画
http://www.youtube.com/watch?v=4O08GKJCe-A&feature=player_embedded
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