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この記事は2009.07.07 Tuesdayに書かれたものです。
 前回はブースターが使用されるようになった経緯を、ディストーション・サウンド確立の背景と絡めるカタチでお話させて頂きました。それはディストーション・サウンドがこの世に登場した(と一般的に言われる)時から、よりアンプをドライブさせてアグレッシブなサウンドを得る為に使用されていたという事実でした。

アグレッシブとは基本的によりハイゲイン&ロングサスティーンといった当時からすればインパクトのある音を指すかと思いますが、では何故その後70年代になっても、いや2000年代の今現在でもブースターというものはアンプたちのパートナーとして使われ続けているのでしょうか??

私が思うにブースターとは、ただハイゲイン&ロングサスティーンを得るといった単純なものではなく、その回路を通すことによってアンプ本体に欠けているレンジや歪み感の補充、またはアンプが本来持つ煌びやかな倍音の強調、そしてブースターを通すことによるタッチ&レスポンスの向上及びアンサンブルの中での音抜けの向上にこそその本来の目的があるかと思われます。

以前ピート・コーニッシュのブースターを試した時のインパクトはまさにそれで、まるでアンプ本体のコントロールツマミが外部のボックスに入っているかのようなナチュラルでいて、リッチな音への変容ぶりには驚きと共に形容しようのない感動をおぼえたものでした。
またダラス・ファズフェイスやVOX・トーンベンダー等のヴィンテージ・ファズ・ブースター(?)においては、ギターのVOLを10にした時にマーシャルを完全に歪ませる様にセットし、エフェクトオンにしたままギターのVOLを8.5にするといきなり艶やかで綺麗なクリーンサウンドが飛び出すのにはある意味衝撃をおぼえました。何度も何度もギターのVOLをいじりながらまるでファズの歪みが生き物の様に追従してくるその感じにブースターというエフェクターの本質のようなものを感じたと共に、ジミヘンのサウンドマジックというか謎(クリーンからペダルを踏まずにいきなり派手に歪みだす)が解明出来た??と一人感動したり(苦笑)。


結局のところ、最初に述べさせていただいた通り、エレクトリックギタリストにとってヴォーカリストの口や声帯と一緒なのがアンプなわけであり、それをどう繰るか、能力(アンプ本来の持ち味)を100%出せるか。まずはそれが重要であり、そして<普段エフェクターは使っておらず、音色は手元の操作で行うが、アンプの色を変えずに艶や音圧、ゲインを足したい>といった様なアンプ中心のサウンド作りをされている方にとってブースターとは、やはり非常に重要な位置を占める器材なのではないでしょうか??



さてっ、長々と書いてまいりましたコチラのコーナーですが、最後に宣伝です。
今まで私どもは相当数の歪み系エフェクターを取り扱ってまいりました。そしてまたTS-9モディファイを始めとし、幾度かオリジナル・エフェクターにもチャレンジしてきました。そこで、最近の傾向として非常に注目度の高い“ブースター”を遅ればせながらもあえて発売してみようと考えたのです。
もちろん、ハンドメイド系エフェクターを数多く取り扱っている手前、それがどんなに無謀なチャレンジであるかは知っているつもりでおります(苦笑)。しかしながら、あえてブースターを選んだのには、長年ヴィンテージギターやカスタムギター、そして高級ハンドメイドアンプ等を取り扱ってまいりまして、それらのノウハウをエフェクターにも反映させたいという気持ちからでした。
ギターやアンプ本来の音を活かしつつ、そこにプラスアルファを加える、そんなシンプル且つ一番良し悪しのハッキリするブースターゆえ、逆に言えばそれほどやりがいと申しましょうか作り甲斐があるものもありません。

まず考えたのは基本のコンセプトとして、以下の3つでした。

1.モダンなサウンドのクリーンブースターではないものを作る。

2.誰でも簡単に扱えるものでなく、ギターとアンプを本当に理解している人のものにする。

3.ロック創世期の匂いのするサウンドにする。

以上です。


ここで言う“ロック創世期”とは独断と偏見で1967年から77年とさせて頂きました。理由はクラプトンがブルースブレイカーズで出した音(前述のディストーションサウンド)以降、モンタレーポップフェス、ウッドストックを経てハードロック、プログレが登場し、クロスオーバーの時代に突入した頃までの10年間はギターのサウンドも、プレイそのものも、あらゆる意味で進化し、エレクトリック・ギターというものがロックに限らずその時代のミュージックの中心であった…と言えること。また、素晴らしいギタープレイをフューチャーした歴史的名盤(ギターアルバムと呼べる)が数多く発売された時代でもあります。
そしてまた、それらのサウンドの多くは一部の例外を除き、マーシャルアンプでプレイされていたと言っても過言でないこと。そして、多くのギタリストがレスポールとストラトキャスターという2大巨頭ギターを使用し始め、その後のロックギターのプレイスタイルに多大なる影響を残した時代であります。


そこで考えたのが「レスポールとマーシャル、ストラトとマーシャルに合うブースター」でした。
つまり、「王道中の王道サウンドをあくまでナチュラルにサポート出来るブースターを作れないものか???」これが開発のテーマでした。


ですので、最近流行のワイドレンジでヌケの良い、通しただけで音が良くなり何にでも使用出来るという、いわゆるクリーンブースターではない、当時のロック・スピリッツの詰まった、しかも弾いていると気持ちが良くていつまでも弾いていたくなる様なブースターの誕生にこぎつけました。
その名も

Love Star Drive 「The Crunge Box」です。


またこちらのブースターはギターの持つ本来のサウンドを、荒々しくも、出来る限り繊細忠実に再現しようとした結果、GAINを低めに設定すれば微妙に飽和した非常に音楽的な響きを演出するクリーン・ブースターとしても使用可能なサウンドに仕上がっています。
とにかく一度そのサウンドを聴いて頂きたいっ。私どもの想いはこの一言に尽きます(笑)。

そしてこちらのブースターの開発には今回もラウド&プラウドのS氏にご協力頂き、何度も試作、改良を繰り返し、こうして発売の運びとなったことに感謝すると共に、プロアマ問わず勝手なこちらのお願いでインプレ等、ご協力頂いた皆様にはこの場を借りましてお礼のご挨拶をさせていただきます。
本当に皆さん、どうもありがとうございました!!


さて、そんなわけでこのコーナーもこれでおしまいとなりますが、ご清聴賜りまして誠にありがとうございました。またお会いしましょう!!ではではー。



※The Crunge Boxは7月中旬発売予定です(税込¥24,800- 詳細は当店HPにアップ)。
サンプル器はすでにございますので、店頭にて試奏出来ますよー



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