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不思議なワウの世界 その1

この記事は2010.09.28 Tuesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)



皆さんこんにちは!
さて、今回はヴィンテージ・ワウ、しかもファズワウについて触れてみます。
ヴィンテージ・ワウほどある意味メチャクチャなものはないのですが、何がメチャクチャかと言えば、OEM生産物が非常に多い。イタリアで作っていたと思ったら、実はアメリカ製であったり、VOXかと思ったらJENであったり、JENかと思ったらトーマス・オルガン製であったり、掴みどころがない(笑)。ついでにヴィンテージ・ワウを専門的に扱った書籍といいますか、資料がないので、結局国内外のコレクターマニアの方の情報に頼るほか無い。

たとえば実際にあった話ですが、オリジナル・クライドマッコイを何台か当店でも扱っておりますが、生産時期により使用されているパーツが違います。これは交換されているものか否か、正直わからないのです。ある時、当店のクライドを見にいらっしゃったお客様が中身を確認された際、これは両方ともオリジルですよと言って下さりました(その時は2台在庫があった)。お客様曰く、私が持っているクライドにもこの部品が付いてますと。
で、お訊きしましたところなんとその方、30台近くもクライドを所持してらっしゃるとのこと。1年に1台入荷すれば良い方な当店では絶対にわかるはずのない情報もその方はお持ちでした。
何事も日々精進なわけです(汗)。


というわけで、前置きが長くなりましたがでは実際に見ていきましょう。

右の2台ですが、左がVOX右がJENですね。しかしながら、実はこの2台非常に共通点が多いです。
と言いますか、多少の部品を抜かしてほぼ同じです。

では裏側を見てみましょう。


アレ??って感じがしませんか?
メーカーのロゴと型番の違いこそあれ、同じレイアウト表示ですね。
さらによく見てみると…。












モデルナンバーがVOXは9-3700、JENは9-3701…。
続き番号ではないかっ???
しかも「THOMUS ORGAN CO.SEPULVEDA,CALIFORNIA PATENTED」との文字が共通です。
ってことはトーマスのファズワウということになりますが(苦笑)。


気を取り直して中身です。


…はっきり言って


全く同じぢゃんっ!!



TDKのインダクターが付いておりますので、70年代であることには違いないのですが…。

さてもっと見てみましょう。



何やら2個のトリマーがありますね(画面中央上と真ん中右側の黒くて中が白くなっている丸い部品)。
これの上側がDISTORTION VOLUME、下がDISTORTION SUSTAIN TIMEとの表示がバックパネルに書いてありました。

この時代に中のトリマーを動かして細かい音質調整をするというのは、かなり先進的だったのでは??


本体上にある大きなSWを下側に踏み込むとファズがオンになります。
ものすごく大げさな機械部品となってますが、2010年現在から見ると新鮮と申しますか、ムダカッコイイです。
ちなみにワウは通常と同じ、ペダルを踏み込んでのON/OFFとなります(独立でのON/OFF可)。

それにしてもゴージャス&ハイグレード!!!(笑)


コチラのファズワウですが、ステレオアウトです。
ですが、80年代以降の若干出音を遅らせてコーラス的なステレオ効果を得るといった、コジャレタ・エフェクトを期待してはいけません(笑)。
また本来このステレオ機能はパンニング・アウトだったらしいのですが(詳細不明)、現在は2台ともモノラル、つまり
男のユニゾン・ステレオアウトになっています。


最後にサウンドのインプレッションですが、両方ともまさに同じサウンドでした。違いは個体差程度のものです。あとはルックスですね(笑)。
VOX V-846がアメリカで作られる様になった頃のTDKインダクター特有の少し荒削りなワウサウンドです。あまりハイにピークがない、VOX KING WAHも同じ感じの音がしますが、KING WAHもたしかトーマス製でした。
続いてファズに関しましては本体でかなり歪みます(トーンベンダー系で歪みの粒は粗いです)。ギター側のVOLコントロールにも近年モノよりは敏感ではありますが、ヴィンテージファズ独特の倍音を期待すると若干???でしょうか。ファズワウで使用の場合はファズにコンプレッションがかかる感じでミッドからローエンドに多少の物足りなさを感じますが、ファズのみプレーンで使用すると近年モノにはない野性味たっぷりのヴィンテージ・ファズサウンドが楽しめます。

というわけで、かなりマニアックなエフェクターとなりますファズワウの第1回目でした。

ではではまた。


商品ページはコチラGO!!


永遠の残響 第四話

この記事は2010.04.02 Fridayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)


 こうして試行錯誤を繰り返し完成した、今にして思えば大きなECHORECであるが、当時のスタジオ機材としては革命的に小型だったのであろう。音楽シーンの中心がイギリスだった1960年代には、新鋭たちがこぞってスタジオにおいてあるそれを試していった。
 BINSON社自体は50年代から自社ブランドでエコーマシンを製作し、スタジオでのレコーディングには普通のヴォーカルエコーとしては重宝されていた。
 しかしながら、その存在を世に知らしめたのは、後にビッグネームとなるPINK FLOYDのファースト・アルバムと云われている。

 まだアートスクールを卒業したかどうかの、シド・バレット、ロジャー・ウォーターズがファースト・アルバム「夜明けの口笛吹き(THE PIPER AT THE GATES OF DAWN)」に収められた “INTERSTEELER OVERDRIVE” をレコーディングする際、BINSONのECHORECを使用したという記録が残っている。
 とはいうものの、この曲を聴いたことのある方ならば、記録が残っていると言われなくても、発振スレスレでも、あのツヤのある、太さのあるサウンドはBINSONのもの、一聴すれば納得できると思う。 


 当時サイケデリック・バンドと称されていた同バンドの代表的なサウンドを形作っていた四次元に飛び交うような音像のエフェクツこそ、このBINSONだったわけだ。
 シド・バレットが去った後のPINK FLOYDも、後任として加入したデヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズにとっても、このBINSON特有のサウンドはフロイド・サウンドに不可欠なエフェクトとして、40年経過した現在も使用が確認されている。


 PINK FLOYDの使用によって通常のエコーマシン以外の使用法を拡げられたBINSONであるが、イギリス内外のミュージシャンがこぞって入手したのは言うまでもない。
 代表的なサウンドとしてはLED ZEPPELINのWHEN THE LEVEE BREAKS ドラムトラックや、70年前後のジミー・ペイジ。また後年のGRAND FUNK RAILROADのSHININ’ ONのイントロがECHOREC特有のものである。



つづく


by モウダ


永遠の残響 第三話

この記事は2010.03.22 Mondayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 何人かの天才たちはすぐに開発していった。

 回転し続けるテープに録音、再生を頻繁に繰り返すテープエコーなどはこの考え方から生まれている。磁気テープが比較的手に入りやすくなってきていた当時の技術的背景では自然な流れといえよう。
 このテープエコー、現在ではさすがに一部のものを除いては生産が完了し、テープ自体も入手が困難になりつつあるがまだまだ愛用者も多く、人気アイテムである。このブログをお読みの貴兄も一度くらいは体験したことがあると思う。
 
 さて、テープエコーから少し遅れて、イタリアの天才は開発していた。録音したものを遅れて再生し、擬似残響音を出すというところまでは同じだが、媒体をテープではなく「磁気ディスク」という形で製品化しようと。
 コンセプトとしては,あの巨大なユニットをどこへでも持ち運びが可能な大きさにする、ということであるから、両手で運べればよかったのだ。(今のように、優れたディレイが手のひらに乗せられる時代には考えられない!?)
 ある程度大径のディスクを搭載、そしてそれをドライブさせるモーター、そしてトランスなど、当時としては小型化が考えられなかったパーツ類を効率よく配して完成した。


つづく


by モウダ

永遠の残響 第二話

この記事は2010.03.21 Sundayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
 原点にかえり、では残響音の正体とは何かを考える。

原音が一つの破裂音を出したとする。コレをとする。それが遠くの壁に当たって返ってきた音、これを仮に とする。(これは初期反射音という。)
 は壁に当たって返ってくるあいだにエネルギーを失い、より若干小さい音になる。
同じように がまた壁に当たってエネルギーを失いながら返ってくる。これを 如とする。
つまりひとかたまりの残響音は、原音+  如+・・・・といったように原音が壁に当たってエネルギーを失いながら跳ね返ってきた音像のかたまりである。

しかし実際の部屋は4面が壁であり、天井も床もある。普通の部屋で少なくとも6面の反響板があることになるので残響音も複雑な要素を含むことになるのである。
 さらに壁の硬さももちろん重要なファクターで、原音と違う反射音を跳ね返す性質を持っているものである.....。
 と、このように残響音の性質には様々な要素を含んでいるが、シミュレートしなければならないのは、跳ね返ってくる音の大きさ、時間、音質が重要な要素となるのである。
 これらのパラメーターを、手っ取り早い方法でシミュレートするには原音を何かの記録媒体に録音し、すぐに再生する方法がよいと考えられる (時代であった)。


つづく


by モウダ

永遠の残響 第一話

この記事は2010.03.20 Saturdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)



僕らが生まれるずっと前(ちょっと前?)1950年代のことである。
あたりまえの話だが、当時からミュージシャンがスタジオでレコーディングするときには必ずスタジオでなんらかのエフェクト処理がされていた。
「スタジオで」とあえて書いたのは、それまでのミュージシャンのレコードといえばどこかのホールや小公会堂、教会などで実況録音されたものが音楽の唯一の記録方法であったからだ。
やがて録音機材が技術革新により民間で手に入りやすくなると、音楽はスタジオで録音するスタイルで ”RECORD”してゆくようになった。

さて、スタジオで手軽に録音が可能になったものの、ホールでの残響感はどう工夫してもあのデッド空間では出せない。現在のように電気的に残響音をつくりだせなかった時代には、かなり残響音が長い、広いスタジオをつくっておき、音源から壁までのあいだに間仕切りの小さい板を吊るし,残響音を調整していた時代もあったのである。
しかし、そんな環境がどこでもつくることができるかというと、到底不可能である。
そこで開発されていったのが、大型プレートエコーなどのスタジオ据付機材たちである。
プレートエコーなどはその後も数十年に渡りボーカル録りをする際には重宝されたが、何せ畳4〜5畳ほども大きさがあるので、とてもじゃないがそれ自体を移動させることを考えること自体が無意味であった。
 
 さて、それでは何らかの方法で残響をシミュレートする方法はないか。ということで次々に方法が考えられていった。



つづく


by モウダ


宝の山

この記事は2008.01.22 Tuesdayに書かれたものです。(古過ぎる記事の場合はこちらより最新の情報を閲覧下さい。)
NAMMもあって只今当方スタッフも数名LAへと海外出張に出かけております。そんな彼等から画像が届いたので早速アップなんかしてみます。
この写真のお店はハリウッド・ギターセンターの並びにある“Vintage Gear”というところらしく、超コンディションの良いヴィンテージ・エフェクターがたくさん展示してあったとのこと。3年位前にこの場所に移転(?)してきたそうです。では、早速商品チェックなどをしてみます。

さて、1枚目の写真はワウですねー。下段手前にはAD100の姿も見えますが。全体的に懐かしいものから見たことのないものまでたくさん写っていますねー。ワウで言えばIbanezのBLUBBERのフロントロゴですが初めて見るタイプもあります。まあたかがワウ(?)ですからーワウワウ言うなっ!ってことで次に進みます(笑)。

こちら上段はMXRですが、箱付のものが結構あります。でもPHASE90のスクリプトの箱は1台しか見当たりません。
中段は最近ハイエンド系コンプの設計ベースとして有名なROSSのコンプ(グレイのもの)、ディストーション、フランジャーが見えます。奥のほうにはDODのFlanger 640の姿も。
そして下段はメイドインジャパンが揃ってます。TS-808もしっかり中央に4台ありますね(笑)

はいっ、エレハモコーナーです。上段一番手前はOCTAVE MULTIPLEXERこれはバーコードがついてる新しい箱なので最近のもの??コレのペダル付きバージョンEH-5901は以前に一度入荷しましたが、面白良かったです。中段手前のGRAPHIC FUZZも最近扱いましたねー。レアなものではSPACE DRUMの姿も見えます。
下段に移るとお馴染みBOSS CE-1、その横に見えるのがROLAND JET PHASER AP-7ですね。

話は佳境となりまして、ヴィンテージダラスの登場です。COLOR SOUNDもたくさん見えます。OVERDRIVERはあまり見たことがないカタチ。その横はSUSTAIN、70年代のJ・BECKが愛用していたOCTIVIDERの姿が見えます。
下段手前はお馴染みUNI VIBEですねー。奥にはVOXのTONEBENDERもたくさんあります(こりゃスゴイ!!)。MAESTRO FUZZTAIN横の茶色いカラーサウンドを半分にしたようなものもVOX TONEBENDERと書いてありました。掘??よくわかりませんが、かなりレアです。

さて最後はマエストロです(中段、下段)。70年代にスタジオ系ミュージシャンの使用頻度が高かったことからも、どの機種も音は本当に素晴らしいですね。下段左から2番目は珍しい!RING MODULATORです。最近のJ・BECKの足元にも置いてあった記憶があります。その右にはOCTAVE DIVIDERも見えますねー。こちらも以前に一度だけ入荷しました。奥にはタイコブラーへのペダルフランジャーの姿も見えます。スゴイっ!!
上段手前にはいまひとつ不明なものが並んでいますが、MARSHALLのSUPA FUZZの姿が見えます。これも相当レアな製品と言えるでしょう。


そんなわけで、確かにかなりレアで素晴らしいモデルばかりがズラリと勢ぞろいしております。が、値段が書いてないのが何とも言えませんね(苦笑)。ちなみにUNI VIBEは1600ドルと言っていたそう。1600ドルって仕入れてコチラで売ったとしたら、一体いくらになってしまうんでしょうか???もうヴィンテージに関してはどれも輸入して売るという感覚が通用しなくなっているのが現状な気がするというのは言い過ぎでしょうか。

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